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このままだと他国に抜かされる

「妄想」する事の大切さを書いた本です。

実行・実現には高度な技術も必要。しかしその前段階としての発想力が無ければ何も生まれない、そんな感じの内容だと思います。

超がつくほどの現実主義者で、ドラマですら「現実にはあり得ないだろう」とあまり興味を持たない人間です(でもなぜか時代劇は好きでした)。

「妄想」というと、世代的に?「ムー」という、妄想のカタマリのような雑誌を思い浮かべます。そこまでの愛読者ではなかったですが、たまに手にしては楽しく、時に怖がりながら読んでいました。
ああいう世界観。純粋に「こうなったらいいな」という、ドラえもんのような気持ち。実は大事なんですね。

終わりのほうで、現代日本社会に対する警鐘が綴られています。

ルールを絶対視して妄想を潰す日本社会
このままでは、イノベーションの世界でも日本は中国に置き去りにされてしまうという危惧を持つ。

面白い妄想から生まれる新しいアイデアを潰しているとすれば、イノベーションはむしろ停滞するだろう。実際、日本の科学技術がかつてのような勢いを失い、大きなイノベーションを起こせずにいる。

ちょっとやばいのではないでしょうか。


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