このままだと…
全然世の中の動きに忖度しない人がズケズケ言う本のひとつです。。。
多岐にわたるテーマに独自の提案
「少子化対策」「子どもに投資したほうが国は豊かになる」「高等教育無償化問題」「移民問題」「待機児童問題」
など、今の日本の問題に対し、独自の解決策を提案しています。
「いろんな世界」を見ているからこそ出るアイデアです。
多数決って本当に正しいの?
ひとつ、「おおっ」と思った箇所がありました。
アメリカやヨーロッパで「正しさ」を決めるときは、裁判や選挙になるんですが、日本は多数派で意見をまとめてしまうので、多数派が合理的だと思って決まったことを止めるのは不可能。
これはとても難しい問題だと思います。多数決って、本当に正しい道に導いているのかなと。
起業家、大企業を作った経営者の伝記を読むと、結構多くの周囲の進言を断ち切って独自のプランを突き進み、それがうまく行ったという事例があります。
結局多数決だとより安全な道を選ぶことが多くなるわけですが、それだと大胆な変革はできない。停滞している時に多数派の選択をすれば、やはり停滞から抜け出せないわけです。
でも日本の民主主義は多数決の原理です。……。で、
日本全体をよくすることの答えを見つけようとするのは、もう無理だと思います。それができると思っている時点で間違いです。
と言い切っています。はっきり言ってむなしいです。ただ、この方の話には「続き」があります。それはここでは紹介しません。
あと、
儲けたければ「役に立たない仕事」を選べ
とあります。これもある意味理屈が通っています。私は、少しでも人の役に立てれば、という思いを持って日々過ごしているわけですが……ジレンマですね。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。