うつ病でお風呂に入れない時、こうしたら入れるかも?


簡易版―1


うつ病で、お風呂に入れなくなっている人は多いと思います。


症状には個人差があり、お風呂には問題がないという、患者さんも中にはおります。


しかし、かなりの患者さんが悩んでいるのは、私が実施した Twitterアンケートでも、明らかです。


かく言う私は、今現在、週に1回程度しか、入浴していません。


しかも、ここ1~2年、湯船には浸かっていません。


まあ、人間その程度では死なないということは、保障できます。(苦笑)


そうは言っても、できたら入りたいですよね。

そこで、効果があるかどうかは分かりませんが、私がやっている入浴のコツを、まとめてご紹介しようと思います。

うつ病はお風呂に限らず、作業の手順が多い活動が、とくにやりたくなくなるという、特徴があると私は思います。


ですから、お風呂で洗顔、ストレッチ、無駄毛の処理などなど、いろいろやろうと思うと、よけいに入る気持ちが無くなります。


まずは、お風呂でやる作業を、できるだけ減らすのがおすすめです。


ちなみに、我が家は夫も面倒くさがりなので、シャンプーとリンスが1回でOK という、リンスインの物をずっと使っております。


また、二人ともシャワーしか使わないので、掃除もたまにしかしておりません。


とくに女性は、お風呂やシャワーを使った後、掃除をする方もいらっしゃるでしょう。


お風呂掃除も、「入浴」の一連の作業の中に入っていると、かかる時間も労力も、多くなりますから、よけいにやりたくなくなると思います。


今日は入浴、掃除は明日、といったように、日を分けたりするといいと思います。


更に、お風呂の前後にやる作業が、嫌で入れないという人も、多いと思います。 (着替えの用意、服の着脱、体や髪の乾燥、お肌の手入れなど) 


そこで、例えば私は脱衣所に、常に着替えやタオルを用意しておいて、お風呂のそばを通りかかった時に、フラッと入ったりしております。


うちの場合は、脱衣所が洗面所でもありますから、手を洗ったり、髪をとかした時に、「あ、今お風呂入ってしまおう」 と突然、決心するといった方法です。


入浴の前に、「お風呂に入らないと、入らないと・・・・」と、長時間自分に言い聞かせている事が多いので、ここを省略する事にしたとも言えます。


うつ病は、「〇〇しないとな~」と考え続けてしまって、行動に移れないような状況が、けっこうありますよね。


また髪をドライヤーする前に、他の事をしたり、ゴロゴロしたりして、1~2時間休むのもいいと思います。


お風呂の作業と、髪を乾かす作業の間にインターバルを入れて、一連の作業ではなく、二つの作業というイメージにして、うつ病の脳を騙す感じです。


「〇〇やろう」と考えた時に、その作業に時間がかかればかかるほど、うつ病の脳は「やりたくない~」といった気持ちを、沸き出させてきますので、一個の作業は分割して、短く簡単にした方が可能になります。


このように、「○○しないと‥」 と考えると、反射的に 「やりたくない~」 「だるくて無理~」というような、気持ちが沸いて来る症状は、医学的には、『精神行動抑制』 または『精神行動停止』と呼ばれる事もあります。


頑張って入浴すると、激しい疲労を感じるので、シャワーを浴びた日は、家事をいくつか端折ったりして、休養するようにもしています。


この激しい「疲労感」も行動を抑制しているので、『精神行動抑制』と呼ぶことができる症状です。


しかし、患者さんの中には、水が怖かったり、服を脱ぐことに抵抗を感じる人も、いらっしゃるように聞きますので、上記の方法が誰でも使えるとは言えません。 


私の医師の話では、服を脱ぐことが面倒で、誰かに脱がせてもらうと入れる
という患者さんも、いらっしゃるそうです。


私の場合は恐怖感はないのでですが、体を洗った後、もう疲れてしまったから、シャンプーはまた今度にしようと、はしょってしまうことはあります。


そうは言っても、更に具合が悪い時は、これさえできないので、出来ない時はあきらめて、あまり悩まないのも大事ですね。


尚、お風呂に入れないのは、うつ病の症状が原因ですので、うつ病の回復とともに、入れるようになりますから、とにかく治るのを待つのはおすすめです。


うつ病の回復には、とても時間がかかりますので、2~3ヶ月で症状の改善が見られないということは、よくあることですから、心配する事はありません。


いや、心配しないなんて、無理か・・・・・ (*´ з `)
まあ、病気なんでそれはしかたがないですね。


私は仕事につく元気がある時期は、お風呂は毎日入れるようになっておりましたが、ここ2~3年は週に1回か、寝込んでいた時期は、月に1~2回だったように思います。


病状に合わせて、改善や悪化をするという事は、完全にうつ病のせいだから「とにかく私は悪くない!」っと考えています。(*^^*)v


お大事にどうぞ🍀

(*^^)v うちは夫が十分に稼いでおりますので、 お金があまって困っている方のみ、ご協力いただければ幸いです。 (情報発信用機材にでも、使わせていただきます)