優しい夫と自分勝手なワタシ

平日も休日も
わたしは夫にあまり優しくないと、ふと、おもった。

平日
夫は外に出てお仕事をしている一方
わたしは次女(4ヶ月)と過ごしている。
日中は、長女(1)は保育園に通っているので、
帰ってくるまではふたりきりなのです。
そのあいだに
お買い物に行きご飯を作る。
片手間でおむつを変えたり授乳したり。

土日は夫は、お仕事がおやすみで一緒に家で過ごす。

そしてわたしは金曜日、葛藤するのです。

まあ夫も平日は毎朝早起き働いてくれているし
休日はゆっくり寝かせてあげようカナ。

いやいや、平日はわたしも
ご飯作って掃除して
こどもたちお風呂に入れて
長女にご飯を食べさせてあげて
ワンオペに家事、
頑張ってるし、
わたしも休みタイ。

休日の朝。
だいたい長女がいちばんの早起きさん。

お腹が空いたと、叫ぶ。

わたしも夫も
まだまだ寝ていたいよ〜と
心の中で叫び返すのだ。

ここで次に起きるのは、
だいたい、わたし、
ではなく夫です。

おむつを変え
朝ごはんのお手伝いをして
長女の相手をしてくれている。

そして
「朝ご飯できたよ〜！！」
と起こしてくれる。

やさしくてあたたかくて心地よい。

なのにわたしは
寝かしつけしている間に先に眠られたりすると、

おやすみって言ってないのにさきに寝られちゃった。
わたしは寝かしつけてたのに！
まだこっちはやらなきゃいけない家事が残ってるのに！
自分だけ先に眠るの？！

って
自分で被害者になっちゃう。

全然悪いことしてない夫を
めちゃくちゃ悪いことをした、みたいな加害者にしてしまう。

布団じゃないところで眠っているから起こすのだけど、
そのわたしの起こし方も、
すごくイヤな言い方になってしまう。

ねえ、そんなとこで寝てたら風邪ひくよ？
ねえ布団で寝なよ。

想像の何倍もイヤな言い方。（笑）

そっと布団をかけてあげるとか、
一緒に布団で寝ようとか、
どうしてわたしにはそういう声の掛け方や行動ができないんだろう。

夫は絶対にそんな言い方しないし
疲れているんだろうな〜って思って家事をささっと
済ませてくれるようなヒト。

朝だってゆっくり眠らせてくれるし
ご飯だって作ってくれたりするのに、
わたしはすごく自分勝手だなあとおもう。
逆だったら、グーパンチ飛んでるかもしれない。（笑）


これに気づいた時、
すごいイヤなやつだなあとおもってなんか泣いた。（笑）
妻は自分勝手すぎるのに、よく夫キレないな、
わたし、いつか捨てられるんじゃないかって。（笑）

「なんでわたしのことが好きなの？」
って聞いてみた。

不思議そうな顔をしていた。
「なんで？（笑）理由？どういうこと？（笑）」
「いや、わたし、イヤなヤツじゃん笑」
「うーん、そう？別にイヤじゃない」

へ？あそう。
変わってるなあ〜。
ん、わたしの考えすぎ？（笑）

このまえ、おかあさんと電話したのだけれど
その時に言われた言葉がすごく印象に残っていて、
それが、

『旦那さんが外で一生懸命働いて稼いできてくれてるんだから、あなたはおうちのことをやっぱり一生懸命、全力でやらなあかんよ。』

なんかすごく、突き刺さって。

突き刺さったのは、
わたしが多分じょうずにサボってて
そのとき現在、一生懸命に“おうちのこと”を
やっていなかったからだとおもう。

ありとあらゆる　“おうちのこと” の
責任者はわたしだよ！
ってちゃんと言えるくらい、
“おうちのこと”と
もうちょっと丁寧に向き合って、頑張ろう
っておもったりして。

たぶん、自分に責任者という考え方があれば
わたしが寝かしつけている間に夫が寝落ちしてても
起きてよ！って起こすこともないだろうし、
休日にわたしが遅くまで寝てることもないんだろうなっておもう。

だって大袈裟だけど
“おうちのこと”
やらなきゃいけないのはわたしで責任は
わたしにあるんだから。

夫は外で仕事を終えて帰ってきてるんだから
お家でゆっくりしてても問題ないよね。

一緒に住んでるんだから
家事も育児も一緒にやってよ！っていうのが
最近のわたしの考え方だった。

だから、先に眠られてたりしてたら怒ってた。
寝かしつけしてる間に
洗い物しててくれてもいいじゃん、とかおもってた。（笑）

でもわたしはいま日中、外でお仕事してるわけじゃないし
それを共有したいと言っていたら
夫疲れ果てるよなと。（笑）（笑）

まあ責任があっても、
要領の良さとか、効率のよさで
“人に任せる”という話が加わってきたら
また別のはなしになってくるとおもうんだけど。

やっと、こう思えるようになったけれど、
なにかとわたしは
責任というものから逃げようとしていたとおもう。

息抜きというかたちで
週末だけ仕事ももどったけれど
ほんとは
“わたしも（週末だけだけれど）仕事してるんだからちょっと協力してよ！”
っていう
“察して！” “わかって！”
が、炸裂してるだけだったなっておもう。

夫とすごく仲良いんだね〜って、
ともだちとか、職場の人に言ってもらえるけれど
これってまちがいなく
夫の器の大きさのおかげ。

夫とじゃないと
いままでもやってこれてなかったとおもう。

わたしが夫とずっと仲良しでいれるように
心がけて絶対やってることって、
ひとつ、
ありがとうの気持ちを忘れないでちゃんと言葉で伝えること、
ふたつ、
行ってらっしゃいのハグは絶対にすること、
みっつ、
夫の帰りを起きて待つこと
よっつ、
どれだけ忙しくても夫婦2人の時間をつくること、
いつつ、
夫のやりたいことを全力応援

これくらい。

わたしは、
イヤな自分から卒業できるように頑張ろう。
もう少し夫に優しくできるように。

夫もゆっくりやすみたいだろうに。

そして今日は
ごめんね，いつもありがとうの気持ちで
夫が大好きな
サッポロ黒ラベルのビールをそっと買って冷やしておいた。