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映画「眺めのいい部屋」感想 雑感

映画「モーリス」を4k画像の美しさで鑑賞し、私の頭の中はイギリスで一杯になってしまった。
今まで観ていた様々な映画も受け付けない、ならば、これを観よう…、
という事で、ジェームズ・アイヴォリー監督「眺めのいい部屋」だ。
原作者も「モーリス」と同じE・M・フォースター。
そして、これ実は、リアルタイム鑑賞済みなのである。
私の記憶では、ダニエル・デイ・ルイスかっこよかった、位の記憶しかなく、「モーリス」アレック役のルパート・グレイヴスがどこにいたかも記憶に無いほど。
正直、まったくと言っていいほど私の頭に残ってなかったのだ、アリア「私のお父さん」以外は!

早速鑑賞し始めたが、ヘレナ・ボナム・カーターの初々しいお人形さんフェイスにまずやられる(本人はコスチュームプレイとか嫌だったって、まあ本人が良家の子女だからなんだろうなあ…)
ざっくり言っちゃうと、良家の子女と旅先で知り合った階級違いの青年の恋愛話だ。
私は、お相手がダニエルだと記憶違いしていたほどだ(婚約者だから間違いではないんだが)
お相手は、金髪美しい、ジュリアン・サンズ。実は「モーリス」役に選ばれてたというからwikiせんせいありがとうという感じ。
でも、彼じゃなくて良かったな、バランス的に。
で、ルパート・グレイヴスはヘレナの弟役じゃない!!私は何を観ていたのか、それとも何も観ていなかったのか。
しかもなんかとってもお茶目?というか、自分の弟だったらひっぱたいてる様な(おい)ちょっとおふざけがすぎる弟君。
ルパートだから可愛いけどねえ…、うん。
ここでのルパート髪の毛さらさらヘアーで、なんだよぉう!!可愛いじゃないか!!仔犬的可愛らしさ大爆発。これを何故私は忘れていたのか…、本当に観たのか甚だ疑問に思えた程だ。

そして、何故かジュリアン、ルパート、牧師で池に全裸で大はしゃぎ!!のシーンがあり、ぼかしなしで、しかもやたら長い。そこ尺使うところ??って位長い。
これも覚えておらず(さすがにこれあったら覚えてるぞ)、wikiせんせいいわくぼかしやカットしていた、という事なので、私が観た時はぼかしでカットされてたんだろう。
もう、脱ぎっぷりいいのねモーリスでもね、ルパート、って感想しか無かったわよ。絶対監督の趣味。ありがとう、監督←

そしてダニエル・デイ・ルイスが、コミュ障みたいなそんな役で、あれこんなんだったけ?まあ、かっこいいけど。テニスしないで、本読んでるってあなた…。あの美貌を美貌にさせないほど変な役で、でもそれでも美貌が隠し切れなくて、それでダニエルかっこいいと記憶してたんだな。
ジュリアン・サンズはイケメンだが、好みの顔立ちではなかったので、なんかもう、その辺で記憶違いをしてたんだな。

正直リアルタイム鑑賞時も退屈だった…、という記憶があり、
フィレンツェの窓を開け放したときの眺め、そして「私のお父さん」、そしてなんやかんやあってまたあの眺めになる、というもうほんと最初と最後と歌以外覚えてないじゃないか!!って感じだったんだけど、
今回もたぶんそれに池で大はしゃぎシーン位しか入らないと思う。
ちょっと長いし、退屈。
衣装と風景が綺麗な王道ラブストーリー。
ただ、最後また訪れたフィレンツェでの、食事シーンのヘレナの衣装(初めて黒い服を着用)がまた美しく、そしてとても晴れやかな顔をしている。
自分の気持ちに正直になった女性の美しさは必見だ。
そして、これを観ると鼻歌が「私のお父さん」になるから、注意が必要だ。

※この映画にはモーリス役のジェームズ・ウィルビーが、モーリスにはヘレナ・ボナム・カーターがカメオ出演しているが、
ジェームズはたぶんあれ?って位言われないと分からない。
ヘレナはモーリスでなんか美人いるな、と思ったのがヘレナだった。






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