Steal with Pride | Less is more!& オッカムの剃刀
これまで聞いた他の人のプレゼンで、途中で迷子になったり、「で・・・結局何が言いたかったの?」って経験ないですか?
その手のプレゼンをイメージで例えるなら玉石混交なカオスな状態。大事な宝石が、岩に隠れてしまっています。
そんなプレゼンを聞かされるのって・・・はっきり言って苦行です。
Less is more!(少なさこそ豊かさ)
ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に近代建築の三大巨匠の一人であるルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの言葉です。他にも、「 神は細部に宿る」という建築美学でも有名です。
1 枚のスライド上に情報を詰め込んだり、言葉数が多くて話が必要以上に回りくどくなると、聞き手は迷子になりやすくなります。
スライドにしてもスクリプトにしても、良かれと思って色々付け足してまうと「小さな親切、大きなお世話」、または、「策士、策に溺れる」のでご注意ください。
オッカムの剃刀(ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない)
もともとスコラ哲学にあり、14 世紀の哲学者・神学者のオッカムが多用したことで有名になりました。
図形やイラストだけでなくスピーカーノートに至るまで「本当にこれいる?」と自問自答して、必要最低限の情報以外は、オッカムの剃刀でバッサリと排除してください。
「あったらいいな」というものは、迷わず Appendix へ。「ないとストーリーが成り立たないな」というものだけに、思い切って絞り込みます。
余計なものは極力排除!
聞き手(聴き手)のベネフィット、つまりは、宝石がどこにあるのか、一目瞭然にしてください。
スライドにしても、話す内容にしても、可能な限りクリーンアップします。
コンテンツの価値を高める
もともとのコンテンツの価値が 100 だったとしても・・・スライドやプレゼンが分かりにくく、そこに聞き手(聴き手)が主役のストーリーもなければ、その最終価値は半減してしまいます。
理想的にはスライドやプレゼンは、もともとの価値を損ねることなく、そこに聞き手(聴き手)が主役のストーリーがあれば、自ずとその最終価値は高まります。
これって自分が聞き手(聴き手)の立場では気づきやすいのですが・・・いざ、プレゼンする話し手の立場だと、意外と気づけない盲点になりがちなので注意しましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?