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点滅する君の目に 傾いた明日を背に
そっと問いかけてみる 光るアスファルトの上

いつも友達まがいの 話をし続けていた
僕らはいつの間にか 終わりのない旅に出る

最高な映画があったって 完璧な役者が居たって
うちらが演ってきた毎日には敵わないねってまた笑う

歩いて 歩いて この夜を 歩いて
正気な フリして 世界は 進んでいく

照れる君を横目に 片付けたはずの服
代わりにたたむ僕は 君のものになっていた

いつも恋人みたいに 指の先を交差して
僕らはいつの間にか 溶けて宇宙になっていく

張り切ったコースの料理も 値段が書いていないメニューも
うちらが作る適当なメシには敵わないねってまた笑う

歩いて 歩いて 夜を 歩いて
正気な フリして 世界は 進んでいく

歩いて 歩いて この夜を歩いて
正気な フリして 時間は 遠くへ行ってしまう

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