見出し画像

大事なのは「美しい動機」ではなく「実践」「行動」である。

心理学者の小林正観さんという方の「宇宙法則で楽に楽しく生きる」という本を再度読んでみました。

この本で面白いと思った内容の一つは「損得」「欲深さ」についてです。

少し長くなりますが、以下のように書かれています。

たとえば、電車に乗っていて、おばあさんが乗ってきたとします。
ある男は、人によく思われたいとか、評価されたいとか、評価されたいという気持ちはまったくなくて、ただおばあさんに席を譲ってあげたいと思ったけれど、恥ずかしくて譲りませんでした。

それに対して、もうひとりの男は、目の前にきれいな女の人がいたので、この女性によく思われたいと思って、邪心と野心の塊で席を譲りました。

さて、邪心の塊で席を譲った男と、すごく美し心で席を立てなかった男と、どちらを神さまは喜ぶでしょうか。

おそらく席を立った男のほうに、神さは微笑みかけているのではないかと思うのです。

どんなに下心があっても、どんな野心があっても、実際にそれをやった人を「実践者」といいます。動機はどうであれ、席を譲った瞬間に、宇宙にひとつ「喜ばれること」が生まれたのですから。


これを読んで思い出したのは、以前ある占い師さんが言っていた「動機なんて何だっていい」という言葉です。

大事なのは「美しい動機」ではなく「実践」「行動」なのだと。

実践・行動するために、神さまは(いい意味で)適当な動機や欲を与えてくれているのです。

動機は行動するためのトリガーみたいなものなのだと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?