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ロンドンの駅で:くまのパディントンとハリーポッター(元教授、大阪駅でヨーロッパの鉄道旅を思い出す。その12)定年退職36日目

ここ2日書いています5年ほど前のイギリス訪問時の続きです。イングランド北部のダラムで開催される国際学会に出席するため、私はロンドンから鉄道で出発することにしました。ダラムへはもちろん飛行機で行くことも可能で、その方がむしろ簡単なのですが、やはりイギリスといえば鉄道!です。しかも今回は長距離鉄道なので、乗る前から気持ちは高揚していました。今日はダラム到着までのドタバタを少し書かせてもらいます。


前日の休暇でゆっくりできたこと(「その11」参照)でエネルギー満タンになり、日曜日の17日にいよいよダラムに向かいました。列車は少し離れたキングスクロス駅出発です。朝食を済ませて、時間に少し余裕を持ってホテルを出発しました。


泊まっていたホテルの最寄り駅はパディントン駅でした。そういえば、駅には絵本や映画で有名な「パディントン」というクマの銅像があるはずだと思い、少し探してみました。ただ当時、私はまだその絵本も映画も観ていなく、また周りに観光客もいなかったので、最初は素通りしてしまいました。スーツケースに座っている銅像で、思いの外小さく、可愛いらしいものでした。ただ、皆さんが撫でていくのか、鼻先がピカピカに光っていました。

パディントン駅のクマ


その後、電車に乗りキングスクロス駅へ向かうのですが、ホームに着くと、1枚の看板(下写真)が・・・

残念なお知らせ:その1

仕方がないと、次のプランBのホームに行っても同様な看板(下写真)が・・・

残念なお知らせ:その2

「何て日だ!!」と、どこかで聞いたことのあるような言葉を小さくつぶやきながら、それなら有名なロンドンタクシーに乗ってやろうと、タクシー乗り場に突撃しました。

いました、これが有名なロンドンタクシーです! (下写真)

ロンドンタクシー

今は日本でもこのタイプのタクシーがよく見られますが、当時は見ただけでワクワク嬉しくなりました。背の高いずんぐりとした形ですが、実際に乗ってみると中が思った以上に広く快適でした。


キングスクロス駅は、古い雰囲気と新しさが入り混じった巨大な駅でした。私が乗るプラットホームを目指す前に、

そうだ! 9と3/4番線に行かなければ、

ということで、ハリーポッターで有名なその場所に立ち寄りました。近づくと観光客がたくさんいて、すぐにわかりました。彼らは次々といろいろなポーズを取り、写真撮影会になっていました。私は、学会前に列に並ぶのも気が引けましたので、近くのハリーポッターショップにだけ?寄ることにしました(白いフクロウのぬいぐるみを奥様用に購入しました)。

9と3/4番線
9と3/4番線:列に並ぶ観光客
立ち寄った公式ショップ


そして、いよいよ特急列車に乗り込みました。前もって取っていたチケットはfirst classでしたので、とても快適な旅を楽しむことができました(また、紅茶を飲みました)。乗り心地は、可もなく不可もなく普通でした(やはり日本の新幹線の静かさ、座り心地はすごいですね。比較して、改めてそう思いました)。ただ、窓から見た風景は絶景で、ずっとのどかな風景が続きました。そうです、これが見たかったのです!! 特に、放牧されている羊の姿は、まるで絵本のようでした(下写真)。

絵本のような羊の放牧(列車から)


数時間後、無事ダラムに到着し、国際学会が始まりました。

次回は、帰りの鉄道旅を、詳しくお話しさせていただきます。お楽しみに!


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