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元教授、1時間強で全国を旅する @大阪KITTE: 定年退職141日目

前回まで、ヨーロッパからアメリカ、アジアの滞在記を少しご紹介しました。8月中は猛暑で外出が難しいこともあり、しばらくはその続きを多めに書いていきたいと思います。今回は少し趣向を変えて、日本国内の旅・・・といっても、わずか1時間強のアッという間の旅の話です。


昨日の夕方、奥様と大阪駅横のルクア1100(イーレと呼ばれています)10階に、お肉を食べに行きました。その後、散歩がてら歩いていると、隣接する旧大阪中央郵便局が KITTE として生まれ変わり、新装オープンしているのを思い出しました。

旧大阪中央郵便局が KITTE として生まれ変わって新装オープン(注1)
大阪駅に隣接したKITTE(注1)


大阪中央郵便局には、かつて教員時代、大変お世話になりました。特に、締め切り日消印有効の急ぎの書類を郵送する際、夜中に駆け込んだものです。さらに助かったのは、大阪駅にキンコーズがあったことです。USBメモリに入れたデータを持ち込み、そこでコンピュータで作業し、印刷して封筒に入れ、切手を貼って中央郵便局から送付するという「離れ業」を何度となく経験しました(キンコーズについては、また別の機会に)。面白いことに、郵便局のロビーは夜中の12時近くになると、私と同じように締め切り間際の人たちで賑わっていました。皆、熱心に仕事をしているんだと、心強かったのを覚えています。

旧大阪中央郵便局(注1)


その郵便局が一時閉鎖され、しばらく経っていましたが、2週間ほど前に KITTE として再オープンしたと聞き、訪れるのを楽しみにしていました。というのも、東京駅前にも郵便局由来の KITTE があり、そこには日本の伝統技術を結集した商品が並んでいました。私はそこで海外出張の際のお土産を何度か購入しました。例えば、全く液ダレしない醤油さしは、ガラスのすり合わせが完璧でした。他にも、触っただけで割れてしまいそうな薄いガラスのコップ、手拭い、扇子など、素晴らしい品々が並んでいました。

大阪 KITTE にもそのような工芸品があるだろうと期待し、奥様を連れて向かいました。結果として、目当ての店は3階にあったのですが、その階に行く前に2階の店めぐりで疲れ果ててしまい、それは次回のお楽しみとなってしまいました。2階には全国のアンテナショップが並び、20 近くの都道府県・地方の名産品が展示されていたのです。デパートやスーパーでは見かけない珍しいものが多数ありました。

2階のフロアー図、番号のところが各都道府県・地方のブース(注1)


まず目に入ったのは京都のブースでした。京都はかつて住んでいたこともあり、時々訪れているので大きな期待はしていませんでしたが、思いのほか興味深い品々が見つかりました。おそらく、バイヤーが各地を巡って厳選したものなのでしょう、そのセンスの良さに感心しました。紫蘇で巻いたらっきょう、レストラン「キエフ」のビーフストロガノフ、潮吹き昆布の松葉、トーストに乗せるバターあんこなど、多くの品を購入してしまいました(下写真)。また、ブースの横にはおにぎりカフェもあり、朝食の時間帯にも訪れてみたくなりました。

京都ブースで購入した多くの品


京都のあとは、鹿児島、高知、島根と続きます。めったに手に入らない高知の鰹節の生節や四万十の青のりを購入(下写真)。島根のブースには下写真のように出雲大社の大しめ縄のミニチュア版が飾られていました。ミニチュアなのに、その存在感にびっくりしました。さらに、北陸3県のコーナーでは、金沢の「ひゃくまんさん」という派手な大きなダルマが展示されており(タイトル写真)、私たちは羽二重餅を購入。これだけで両手が一杯になり、この日はここで終了にしました。まだ半分ほどで、新潟、倉敷、沖縄、北海道などは立ち寄れていません。それどころか、元々予定していた3階の工芸品店にもほとんど行けませんでした。次回の日本旅行・後半を楽しみにしたいと思います。

出雲大社の大しめ縄のミニチュア版
高知や北陸ブースで購入した多くの品


また、いくつかの国の滞在記も書く予定ですので、お楽しみに!

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注1:KITTE 大阪 ホームページより

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