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【ただの日記】嫌な夢と新学期の朝

夢を見た。

僕は中学校の音楽室に立っていた。
どうやら今日はソロで歌うテストらしい。

「やべ、今日テストなの?知らなかったんですけど、」僕は一人焦っていた。

三十数名いる生徒が徐々に名前を呼ばれ、第一音楽室から、テスト会場である第二音楽室へと入っていく。

僕の番号は二十番代だったのだが、なぜかすぐに名前を呼ばれて、第二音楽室に入っていった。

試験監督が3人席に座っていた。
並んでいるのは大学院の中間発表会の時に並んでいた先生たちだ。

大学院の堅物の教授は言った。
「じゃあ早速歌ってもらおうか」

夢じゃなければ相当面白いのだが、夢だから気づかないし、気にならなかった。

cosmosという楽曲だ。
先生が伴奏を引き始めると、余計あせる。
メロディーはわかるが、歌詞が分からない。

「テストなんて知らなかったから、覚えてないよ」と心の中で思いながら、どうにでもなれと即興で歌詞を作り、歌った。

結果、無理があった。

さっきまでいなかったはずの小学校時代の音楽の先生が怒鳴ってきた。

「え、何しにきたの?」
「す、すみません。。」

ふと周りを見渡すと、テストに合格した生徒が僕の周りに並べられた椅子に座っていた。

すごく惨めな思いをした。

そこで、パッと夢が覚めた。

時刻は朝8時。カーテンを開けて寝たため、朝日が降り注いでいた。
予定起床時刻の三十分前だった。

夢だったことへの安堵感をすごく感じた。
「ふぅ…」と勝手に息が漏れた。

しかし、なぜこんな夢を見たのか。

もともと僕は夢を全然見ない。

久々に見た夢が怒られる夢なのだから、嫌なものである。
僕の深層心理で怒られることを怖がっているのかなとも感じた。

というのも、今日はM2初めての授業なのである。大学院の後輩が初めてできる。

後輩ができることは意外と緊張する。
もう失敗できないな。と考えてしまう。

後輩の前で叱られることほど、惨めなことはない。

僕が大学3年の時に大学2年の後輩と一緒に、部室に落ちていたお菓子を勝手に空けて食べて、それが部活のOBに渡すはずの食べてはいけないお土産で、四年生の女子の先輩にこっぴどく怒られ、ディズニーランドまで男二人でわざわざ買いに行かされ、夢の国を前に何も遊ばずにリターンした日のようなことはもう二度としたくないのである。

いずれにしても、今日は新学期初日ということなので、気を引き締めて授業を受けようと思う。

多分、今日、このタイミングでこんな夢をみたのは、なにかの知らせだと思うから。

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