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くだらないことを本気で考えるお仕事ムービー「前田建設ファンタジー営業部」

ふと思い立ちまして今年は、観た映画の感想も音楽と同様に少しずつ記録していこうと思います。2月から頑張ります。

さて、先日シネリーブル池袋で「前田建設ファンタジー営業部」を観ました。コメディ系のお仕事ムービーです。

実話を元にした映画で、前田建設工業株式会社内にあるファンタジー営業部という、アニメ、マンガ、ゲームなどの空想世界に実在する建造物を本当に受注し、現状の技術および材料で建設するとしたらどうなるか、というwebの連載コンテンツ企画。映画では、広報部が主導となってプロジェクトを進めていたのですが、実際もそうなのか気になるところです。

本作品は、マジンガーZの格納庫を作るために、どうやったら実現できるのか、立ちはだかる壁を乗り越えて、情熱を燃やすサラリーマンの姿がコメディタッチで描かれています。役者の熱量ある演技と大戦系のような壮大な音楽が使われていることもあって、ものすごいプロジェクトを進めているスケールの大きな話のように見えるが、やっていることはマジンガーZの格納庫を作っているというギャップがところどころ見えてきて笑えます。

マジンガーZの格納庫プロジェクトを進める広報チームもチーム内の温度差があり、冷め気味で参加していた人がいたものの、会社の技術に誇りを持っている人や仕事に対して情熱を持って向き合っている人と出会い、徐々に意識が変わっていく過程が、お仕事ムービーらしく熱い気持ちになります。

空想世界の建造物を実現させるとどうなるか?というくだらないことだけど、実現させるために本気で考える熱い思いを持つ人が周囲の人を変えていき突き進んでいきます。わくわくして笑えるお仕事系の作品が好きな人にオススメの映画です。

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