見出し画像

「高額被害・ブランド毀損の可能性も コネクテッドテレビ環境における広告品質の3つの課題」MarkeZine 2022/11/17

【記事の要約】
動画配信サービスの視聴によって、コネクテッドテレビ(CTV)広告の市場規模は2020年から2021年にかけて昨対比337%伸長した。しかし、CTVは、広告配信技術や品質測定基準といったテクノロジーが開発途上で、業界の標準規格や仕様がまとまっていない。広告品質の課題は、まず「広告詐欺」で、2020年から2021年にかけて昨対比で70%以上の増加となっている。広告主から毎月600〜800万米ドル以上を奪おうとするもので、広告効果を著しく低減させる。次に「安全性」「適合性」で、広告配信先のコンテンツが、自社ブランドに与える影響である。アダルト、海賊版などはもちろん、ブランドポリシーと相反するコンテンツへの広告配信は回避する対策が必要である。最後に「視認性」で、毎年約10億ドル相当のストリーミング広告が、人々が既にテレビを消した後に再生されていることが判明しており、広告が見られていないのに広告費が発生している。

【私の考え】
ターゲティングした広告配信が可能な点が、CTV広告の強みであるが、広告が本当に見られているかが不透明で、効果測定の正確性も下がってしまうと、強みが低減される可能性を広告主は意識する必要があると考える。また、課題が多い中で広告配信の需要が年々高まり、信頼をおけるプラットフォームでの広告配信へ人気が偏り、広告費が値上がりすると、広告主の資金力で配信プラットフォームが極端に決まってしまう構造が発生する可能性があると考えた。


いいなと思ったら応援しよう!