コロナ禍は10年後も続くと考えるリスクヘッジ

私は、もう正直、一連のコロナ騒動にうんざりしてます。こんなしょーもない日常は早く終わんないかなー!とばかり願ってます。

それは今やるべきではない!
いや、今こそやるべきだ!

という不毛な言い争いも聞き飽きたし、こんな日常の中で子育てなんかしていたら、何をするにも気を付けなければいけないことが多すぎて、妻と一緒にすっかり疲弊してしまっています。ハァ…。


コロナ禍はいつ終わるのか

これはいつまで続くんだろう。
オリンピックは開催できないんじゃないの?
流石に来年には落ち着いているだろう…

って、それぞれ皆さん考えがあると思いますが、私はもう”10年後もこのままなんじゃないかな”と考えています。その一方で”ワクチン摂取が終わった数ヶ月後に解決するかも”とも思ってます。

つまりは、いつ平穏な日々が戻ってくるかなんて、私にはわかんない。

なので”どういう未来が来ても対応できるように準備しておくこと”が大切だと考えています。


いつ終わるかがわからないからこそ

ぶっちゃけ、”数カ月後にコロナが収束する前提”で物事を考えて動くのは、かなり危険だと思います。だって、相手はインフルエンザと同じウィルスですからね。

ワクチンが出来たら大丈夫!って話になっている感はありますが、ワクチンがあるインフルでも、毎年何千人が亡くなっているわけで。そしてインフルよりも致死率が高くて感染率も高いコロナもまたウィルスで、ワクチンがあろうとなかろうと、変異し続けながら今後も地球上に漂い続ける。私には、どう考えても”もうすぐ終わるだろうという楽観視”は出来ないんですよね。

逆に、ワクチンを打ったら致死率が一気に下って風邪と同程度の危険性で考えても良くなる可能性だってある。そしたら普通の生活が一気に戻ってくる。2ヶ月に一回ワクチン接種しなきゃいけないとか、新しい生活習慣が出来るかもしれませんが。そうなった方が誰にとってもありがたい話です。

まあ、どっちの未来がいいのかは誰にだってわかることなんですが、今後どうなるのかなんて、現時点ではわからないんですよね。

私がどっちに転んでも対応できるようにしておきたいのは、単純なリスクヘッジです。つまり、リスクが多少でもあるのであれば、その対処法をいざという時に備えて準備しておく、ということです。

今年中にコロナ禍が開ける可能性に全振りしておくのは、そうじゃなかった時のリスクが大きすぎる。だからといって、10年後もコロナが収束しない未来にかけて、生活様式やビジネスの方針転換を一気に行うのもリスキーです。

なので今は、両面を想定をしておくことが重要だと考えています。


リスクヘッジ

このリスクヘッジはビジネスの場面でも凄く重要です。

どっちに転ぶかわからないことがあった場合に、転ぶ方向を予想すること自体にはあんまり意味がありません。どっちに転ぶ確率が高いかくらいを把握しておく程度で十分です。

「こっちに転んだ時はこういう展開になるから、こういう準備をしておく必要がある。逆に転んだら、こういう準備が必要だな。」という、リスクを減らしておく思考が凄く重要。会社や自分の身を守るために絶対にとった方がいい手法です。


リスク管理の最大の敵は正常化バイアス

この際に注意が必要なのは「こっちに転んじゃったらマジで困る!」っていう事案があった場合、人って「正常化バイアス」が働いちゃって、正しく判断できなくなることがあるんです。”コロナ禍がもう10年続いたらマジで困るけど、そんなことはあり得ない。”って大多数の人が明確な根拠はないけど思っちゃってますよね。

正常化バイアスは東日本大震災の時に有名になりました。目の前に大津波が迫っているのに「いや、多分大丈夫だろう」と無根拠に思ってしまうようなことです。実際に当時の私も、目の前で町が津波に飲み込まれているリアルタイム映像を見た時に「いや、多分みんな避難してるよね」と無条件で思ってしまいました。正常化バイアスとは、心に大きなストレスが掛かるような場面で、そんなに悪いことは多分ならないだろうと反射的に思うことで、その無意識にストレスから逃れようとする心理作用です。「これ、納期に間に合わなかったら、めっちゃヤバいことになるけど…まあ、多分大丈夫だよね!」の「まあ、多分大丈夫だよね!」の部分です。

この「多分大丈夫」の「多分」がある限りは、そうなった時にどうなるのか、どうしたらいいのかをちゃんと考えておくことが大切なんですね。

ただ、考えようとした時に、私みたいな根がチャランポランな人なら大丈夫なのですが、繊細な方だと「無理ー!!!」となってしまうところもあると思いますので、メンタル部分でのリスクヘッジもキチンと考慮して下さい。考えすぎて潰れちゃったら元も子もない。考えられる範囲で問題ないと思いますよ。


まとめ

何か大変なことが起こっている時は、いいように考えてしまいがちですが、悪い方向に転がった時の準備も大切です。という話でした。

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