未来を切り拓く：内部モデルの書き換えとゴールの再定義

変革とは、現状から新たな状態への大きな転換を意味します。
個人や組織がこれまでの行動パターンや思考構造から脱却し、新しい価値やビジョンを追求する過程です。
しかし、この変革を実現するには、一体どのようなアプローチが有効なのでしょうか？

内部モデルとは

私たちは日常生活において、ある「内部モデル」をもとに行動しています。これは経験や学びから形成された「物事の理解や判断の基準」を指します。

このモデルは私たちの行動や意思決定の基盤となっていますが、同時に新しい変革を妨げる要因ともなることがあります。
なぜなら、私たちの行動や思考はこの内部モデルに基づいて自動的に動いてしまうからです。

変革を促す新たなゴール設定

面白いもので、現状の延長線上にあるゴールでは、真の変革は難しいのです。なぜなら内部モデルは変わっていないからです。

では内部モデルを変えるにはどうすればいいのか？
内部モデルを変えるためには、既存の枠を超えたゴール設定が求められます。

具体的には:以下の二点と言われています。

1. 「真のWant toに基づくゴール」: これは、自分や組織が本当に成し遂げたいと願っていることを指します。単なる義務感や外部からの圧力ではなく、真の願望に基づいて設定されるべきゴールです。

2. 「現状の外側のゴール」: 今の状況や能力だけを考慮したゴールではなく、現在の状況や能力を超えた、到達するのが難しいと思えるゴールを設定することで、真の変革のきっかけを生むことができます。

ゴールに対する磁力

心の底から望むゴールが設定されたとき、そのゴールに引き寄せられる力は非常に強力です。たとえそれが現実的でないと思えるものであっても、様々な出会いが訪れ、世界が瞬時に代わっていきます。

そして、そのゴールに向かい続けることで、人や組織の思考や行動は劇的に変わります。

結論

真の変革を求めるならば、内部モデルを書き換えるための新しいゴール設定が必要です。

今の思考パターンを手放して、新たな行動をしたり、アタマで考えずに魂で感じたことを口に出して宣言してみる。そんなことから変革が起きていきます。

現状の枠を超えて設定されたゴールは、私たちに新しい視点や行動の指針を示してくれるでしょう。私自身の経験、そしてクライアントの経験からも、枠を超えた発想とゴールへの情熱とコミットメントが、真の変革のカギとなります。Don’t think！Feel！

※内部モデルの説明について、以下の書籍を引用させていただきました。
『チームが自然に生まれ変わる』　李英俊・堀田創