Run note #22 - インターバル走とフォーム分析 -
昨日は500mの軽いインターバル走を行いました。
その際に、スマートフットウェア「ORPHE TRACK」を履いて、速いペースと遅いペースでランニングフォームがどのように変化するかを実験的に計測してみました。
インターバル走の内容は、500mを1分30〜40秒の速いペースで走り、その後同じ距離を3分30秒ほどの遅いペースでジョギングするということを5回繰り返しました。
ペースは設定を守って5本走り切ることができました。
いくつか計測結果を紹介します。二本のグラフは左右の足それぞれの結果を表しています。
ストライドは速いペースの時に約50cm増加しています。
ピッチは速いペースで約30spm(spmは1分間の歩数)増加しています。
ストライド高さも増加し、増加量は30cm程でした。これら3つは基本的にスピードと共に増加するので、予想通りの傾向と言えます。
次に、接地時間に関しては速いペースと遅いペースの間でほとんど変化はありませんでした。
最後に着地時の足の内転動作を表すプロネーションは、遅いペースでは基本的にアンダープロネーション(足が外側に倒れる)気味であり、速いペースになると傾きが減少したニュートラルプロネーションとなる傾向がみられました。
というような感じでした。
測定値や変化量といった数値の妥当性や精度はまだ保証できませんが、大まかな傾向は掴めたかなと思います。
特にプロネーション角度では、速いペースの時に衝撃吸収に優れるニュートラルプロネーションに近づくことが分かったので良かったです。
一回で走る距離をもう少し伸ばせば、もっと精密な測定ができるかなと思うので、今後もこういった検証を行っていきたいと思います。
またこの測定にはスマートフットウェアの「ORPHE TRACK」を用いていますので、興味がある人は調べてみてください。