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イレギュラーな時間

この前の水木金、就活の予定で東京に行った。
就活だけじゃなくついでに舞台を観たりもしたんだけど、その旅行内容がどうこうというより、久しぶりに旅行してみて「いつものと違う時間の過ごし方っていいな」と思った。

月〜金で毎日四コマ学校があって、放課後バイトもたまに入って、土曜に講座ある日は受けて、日曜はだいたい半日バイトで…という一週間を回していた。なんか今年やたら過ぎるの早いなって思うけど、同じ時間の使い方を繰り返してるだけでイレギュラーな瞬間が少ないから、あっという間なのかもしれない。

だいたい同じ予定を繰り返している中で、考える時間とか好きなことが出来る時間というのは限られてくる。そういった隙間時間の長さも位置もだいたい同じ、厳密には微妙に違うとしても、なんか感覚として同じ気がする。

同じ時間の使い方を繰り返すように、頭もずっと同じことをぐるぐるしていた。その時々で考えていることが別だったとしても、感覚として同じ。
今日やること、やらなきゃいけないこと、考えなきゃいけないこと、進めなきゃいけないこと、やりたいこと、、、

ずっと同じものを抱えながら、同じ時間の中を同じように走っている感じ。予定がない時間や頭の中で考えることも含めて、一週間のサイクルとして出来上がっていて、ずっと同じことを手でも頭でもぐるぐるしながら、なんとか進んでいるような進んでいないような感覚があった。

学校も学校の課題も、就活もポートフォリオ作りも、講座も講座の課題も、バイトも、
ぜんぶ抱えたくて抱え始めた、抱えなきゃいけないものだけど、たまにほっぽり出したら、どれかやめてみたらちょっと楽になれるのかな、他に集中できるのかなとか思いつつ、でもそんな勇気もないし優先順位もうまくつけられなくて、すべて抱えながらなんとか進もうとしていた。

それがいい意味で(就活の用事という目的で)合法的に崩れた。東京にいる間もとりあえず就活のことを主に考えて、他のことをそこまで考える必要のない時間だった。それが良かったような気がする。

いつもの時間サイクルをぶちこわす日って、たまには必要なのかもしれない。
すべてやらなきゃと思いながら抱え込んで「なんとなく進まない感覚」に悩んでいたけど、もしかしたら、ひとつのことに軸を決めて、他のことは考えない日を作ったら少しは気持ちも楽になって、進んでいけるのかもしれない。

たまにはイレギュラーな日を、積極的に作ったりしたいなと思った。

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