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体調不良パレードな私。そして娘。

忙しかったんだな。
まったく更新されていない記事一覧をみて、アウトプットする時間を取ろうと思えないくらい心身ともに、振り切っていたことに気づく。
じぶんのこと吐き出してあげる体力がなかったのだろう。

喘息を発症した。
小児喘息を患い、幼稚園・小学校をぼっこぼこ休む子供だった。
親がスイミングや吹奏楽をやらせてくれて、大きくなったときには喘息のことは忘れていた。それが、ここへきて、だ。

コロナに罹患した。
保育園から呼び出しがあり、娘の身体中に発疹ができていた。
熱は38.2℃。なんだろうと思い小児科へ。手足口?りんご病?などさまざまな病名がよぎったが、とりあえず様子見、次の日も熱は下がらない。再度、受診したところ「コロナ」だった。
数日世話をしていた私も、もちろん感染った。

高熱がまた出た。
解熱剤を飲んで、なんとかやり過ごすが、また少し仕事をするとあがってしまう。医者で検査するもインフルでもコロナでもない。
咳と、熱をなんとか治めようと、仕事をまた休む日々。

2週間も経たずして、また高熱。
だるさを感じ、土日をゆっくり実家で過ごしていたところ、日曜日の夜夕方になってまた熱が出た。風邪かな?
幸い実家だったため、娘をじじばばにみてもらい、私は寝ていた。
解熱剤を飲み続ける日々。飲むと一瞬下がるが、半日もすればまた39℃周辺の熱が出る。

それが、4日続いた。

これは風邪じゃないぞ。免疫や血液異常だったらどうしようと不安に苛まれる。2日前に近くの医者に行き、風邪と診断されていたが信用ならぬと、違うクリニッックで検査してもらう。

肺炎だった。

まさか、この年齢で「肺炎」になるとは思わなかった。
けど正直ほっとした。しっかり診断してもらい、この違和感を証明してくれて、やっぱりそうだったんだーって。答え合わせできた気分。風邪じゃないよこりゃ。医師の前に映されるわたしの肺には、しっかり白い影ができていた。AIが判定してくれる機能がある映写で、実際は虹色になってたけど。レインボーに映されるわたしの肺炎。ちょっとシュールだった。

抗生物質が肺炎を起こした細菌を相性が良かったようで、薬を飲んだら嘘のように熱が上がらなくなった。お医者さんってすごいね、薬ってすごいわ。熱が下がると、こんなに身体って楽になるんだと感心した。
高熱が続いていたわたしの身体のダメージは割と大きく、熱はないが、1日身体を起こしておくことはできず、少しおきたら、また寝て、をくりかえした。

2週間。やっと前のように歩いたり、動いたりできるようになってきた。

娘は何を感じたのだろう。
寝込む私を1日に2回くらい覗きにくる。ただ、甘えてはこない。
少し近寄ってくることもあったが、わたしに直接触れるでもなく、まわりにある荷物を触ったりして、所在なさげにしていた。

少し元気になって、コミュニケーションをとろうにも、抱っこさせてくれなかった。ばあばに抱かれる彼女は「おいで」というと、大きく首を振りながら、いらないと私を手で振り退けた。
実家にいるあいだ、「ばあば、じいじ」を繰り返し、一度も「かか」と言ってくれなかった。
もうこの子を育てられないんじゃないかと、本気で落ち込んで、少し泣いた。「もうばあばの子になっちゃいな」と何度も思った(たぶん、実際1度は口にした)

本当にかわいそうなことをしてしまった。
さすがに実家にずっと見てもらうこともできず、保育園に行かせるために旦那と自宅に戻ってもらう数日もあり、彼女自身にも負担をかけた。
私がいない生活を1週間くらいさせてしまった。

本当に、どう感じていたのだろう。

自宅療養し、体力回復に努める1週間。
久しぶりに自宅に戻り、家族全員で過ごす彼女をみていると、いつもの彼女に戻っている。元気そうだし、楽しそうだし、安心しているようなにも見える。時より、「ばあば」と言い、実家を思い出しているようだ。

ここ数週間で少し大人になった彼女は、保育園でトイレにいくお友だちに釣られて、トイレでうんちができたらしい。すごいことだ!
給食はほとんどきちんと食べてくるし、スプーンやフォークもどんどん上達している。
アンパンマンが大好きで、隙があれば「あんまん」と口にする。
この数週間のお詫びにぬいぐるみを買ってあげようと選ばせたら、アンパンマンでなく、ドキンちゃんを選んだ。大事そうに、ぎゅーっと抱きしめている。

完全でないわたしたちの、綱渡りでの生活様子をみて、
彼女は何かを感じ得ながら、どんどん成長している。
少しずつじゃない、本当にどんどん、できることが増えていく。

申し訳ないけれど。こんな両親だけど。
彼女らしく解釈しながら、ただこの世界にいてくれればと思う。
弱くて、不器用で、すぐ泣く母親だけど、あなたの母親でいさせてね。

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