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子どもに育てられてるっていうけどその集大成は二十歳過ぎてからでした

子供が産まれて、成長と共に親も成長していく、子どもに育てられてるってよく聞くし、自分自身もそう思う

だって親も親歴一年生だからとよく言われる

二十歳前後から、自分の意思で人生を選択する時期にはいる
親の思う進路を選択してくれると安心する

我が家の場合、悩んでいたら、こういう方向がいいんじゃないってその子の得意なことや興味のある方へ促がしながら、最終本人の行きたい方向を尊重するパターンで高校もその先の進学も決めてきた

1番上の子は高校までは順調に親も安心して本人任せで、その後6年くらい本人は苦しい時期を迎えた(この話は後ほど)

2番目の子は高校受験で挫折を味わったが、高校では担任の先生に恵まれ、勉強も一生懸命、というか国立進学コースだったのでやらざるを得ない状況、友だち関係も良好で充実した3年間を過ごした
国公立の受験の申込みギリギリの時期に急な進路変更
ブライダル専門学校に行きたいとの申し出
びっくりはしましたが反対もしません
それまでは看護で進学を考えていたので、まず理由を聞きました 
自分は本当は何がしたいかを考えた時、小学校の頃ブライダルのキラキラした感じの職業に就きたいって思った事を思い出した!
私はへぇ〜…と
いろんな専門学校調べ、プランナーになるには東京に行かなきゃなれない!とまでの決意
そして宣言通り、なかなかプランナーの仕事に就くことは難しい現実、クラスでもプランナーで採用できたのは2人のみでした
入社2年で司会もさせてもらい、バリバリ楽しく仕事してます

3番目の子は、高校は強豪校へ自ら入ったので部活オンリー、土日も部活、休みは正月の2日間くらい
受験の前にこっちの高校の方が部活も友達との時間も勉強も遊びも両立できるよってアドバイスはしたけどその時はここがいいって自分で決めてるものだから頑張ってた
家では3人の中で1番わがままを口にする性格ですが、部活に関してはいっさい愚痴はこぼさなかったですね笑笑
無事頑張り切って卒業し、建築士の資格をとる為、今は凄く頑張ってます!
専門学校まではあまり勉強しなかった子ですが…
というか勉強してる姿見たことない笑笑

この程度はどこのご家庭も受験・進路あるあるでしょう

話は前に戻りますが、手のかからなかった1番上の子
高校キャプテン時代の2年間、浪人1年間、大学三年生、留年、四年生の3年間、計6年間よく精神的に耐えてくれました!
後半の3年間は、うつ病寸前、カミヒトエの位置にいたと思う

浪人時代、朝9時から夜9時まで1年間毎日勉強。これは自分で決めたルール
教室は窓の無い部屋、ひたすら勉強
あえて友達も作らなかったようです
ただ予備校に行って帰るの毎日
なので、色のない世界、人間的生活ではなかったらしく、受験が終わって道端に色のある花に気づいてこんな所に花が咲いてるって人間的感情が戻ってきた瞬間があったようです
第一志望の京都大学は不合格でした
本人いわく1点足りなかったらしい…
結果、東京の私立大学に進学、コロナで週一の登校色んな環境が重なり、うつになりかけてない?って夫と心配していた矢先、1教科単位が取れず留年…
授業もテストもリモートでしたから、その教科のテスト時間を1時間間違えていたと。
半年は休学し、夫の仕事にバイトで雇い建設現場でキツイ仕事もしてもらったそうです
そして、四年生。せっかく入ったのだから卒業はしてよーって願いながら、もちろん就職は?って聞くと進学かな…と。
その先になりたいもの、やりたい事があるのか尋ねても、今やりたい仕事が無いから、院にいく選択しかないと
もちろん金銭面のこともあるし、簡単にどうぞとも言えないし、どうしてもいきたいという意志があるなら別だけども。

月日は流れ、冬、そろそろ院の試験も受ける頃、もう受けたのかなぁって思ってたら
なんと!
俺、調理の専門学校行くわって、行くわの決定みたいな言い方
あれ?決めてる?
え〜〜?!そーなん?!それが自分のしたい事ならいいんじゃない!と即答しました
うん、自分でバイトして学費払うからって。
いろいろ専門のパンフ持ってきて嬉しそうに見せるんです
こんなイキイキした顔ここ数年見たことなかった!ホントにやりたい事見つけたんだって私も嬉しかったし、本人は浪人までして大学行ってなかなか言いだしにくかったんだろうってその時は言わなかったけどすくに感じた

こんなことがあったからこそ、少し経って、初めて息子の心の奥底の本心が聞けました
親の期待に応えたいって思いながら前に前に進んでいったと。
私たちは、いい大学に行ってほしいとか一流企業にとか1ミリも思った事ないし、強要もした事ないのに?!って言ったら、自分で勝手に思い込んでたって
そうしてほしいんだろうなって思ってと。
喜んでもらう為だったのー?ってビックリ!
目から鱗!!

私は子どもって親の思う以上に頭の中で色んな事を考えてて、言葉にも行動にも出さない子は気が付いてあげられなかったなぁと反省

そして現在、専門2年目でフランス留学真っ最中

その時は不安だったり、未来に希望が持てなかったり、それでも前向きに、寄り添って、気持ちを分け合って、過ごせばきっと笑える日が来るはず

子どもの二十歳前後の変化はそれまで子育てしてきた結果、子どもが教えてくれる親への贈り物なのかもしれない

ものすごく長〜い文章最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
最近の我が家の出来事でした

私自身、長い文章は控えるように極力端的にまとめて読みやすく、でも思いが伝わるようにと思って書くのですが、今回ばかりは情報が満載で…すみません

また、懲りずに自分の想いを綴りたいと思いますので、よかったら見てくださいね

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