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今日のエア喫茶店

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こんなカフェあったら良いな、を妄想で開業。2018年は毎日、2019年は週一くらでセルフライナーノーツ(解説)付き。どうぞ、ごゆっくりお寛ぎください。
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#コメント欄に続く

その店の自慢は”お取り寄せ”。日本各地の良い品を集めている。今日のコーヒー豆は下北沢のあの店から。クッキーはあの店のレモンクッキーを。来週はあの店のハーブティーを仕入れる。お客様は来店する度、旅のお土産を楽しむような気持ちになれる。
良い品の集まるいい空間。「cafe 旅日誌」

その店は、企業の研修所。チームワーク、経営、マーケティングの実践的な研修のために様々な企業がレンタルする。講師兼フォロー役として店のバリスタが研修を進行。手間のかかる営業の準備からサポート。
その店は何かを得るために。「no name cafe」

その店はときどき、ゲストバリスタがカウンターに立つ。北海道のバリスタ、オーストラリア、ドイツ、本職でなくとも、エッセイストやアーティストも。豆なのか、技術なのか、話術なのか、キャラクターなのか、そのバリスタのスペシャリテを楽しむカフェ。「cafe polyhedron」

その店はそのタイミングによってスペシャリテが変わる。今はラテアートの達人が、さっきまではフルーツデザートの魔術師が、この後は紅茶のマイスターが店に立つ。その時間帯のマスターによっておすすめメニューが変わる。
来るたびに店の顔が変わるカフェ。「cafe star arts」

その店には文章が集まる。小説、エッセイ、詩、短歌...文章を紡ぐことが好きな作家たちの作品が、プロアマ問わず、製本されて並べられる。たまたまコーヒーを飲みに来たお客様も、手に取って没頭。感想はそのまま作家へ届けられる。
平等なブックカフェ 「cafe flyleaf」

その店には幾つもの部屋がある。そしてその部屋にはクラシックな机とソファ。他の部屋はモノトーンなスタイリッシュな空間。好きな部屋を選んで、好きな物を飲んで、好きなことして寛げる空間。勉強も仕事もお喋りも。
「カフェ マイルーム」

その店の厨房は少し変わっている。食材の容器はすべて同系統のデザイン。シロップ類もわざわざ移し替えている。ただオシャレなだけじゃない。ICタグで管理された容器は在庫の残量を計測、食材ロスや棚卸しの時間を劇的に減らす。浮いた人件費とロス費用はお客様へ還元。「cafe Unity」

その店には世界各国の新聞が集まる。出勤前に、ティータイムに、帰りの寄り道に、様々な言葉で伝えられた世界の姿を楽しめる。もちろん、日本各地の新聞や、専門誌のような新聞も。
新聞を店で読む時代のカフェ「cafe times」

その店のドリンクはおかわり自由。こだわりのコーヒーも、オリジナルのミックスジュースも、鮮やかな自家製炭酸ドリンクも。さながら、ちょっとオシャレなドリンクバーのよう。大人になってもあの頃のような語らう時間を。「cafe drink station」

その店はほんの少しの入場料を貰う。ただし、コーヒーは100円、Wi-Fiも電源も使い放題。そこは自宅以外の第二の休憩スペースとなる。ちょっと休憩に、スマホの充電に、ちょっとした仕事の資料チェックに。
ポストカフェ 「room」

その店は一見するとマンガ専門の書店。しかしその奥にはカフェスペース。マンガに登場するカフェメニューをその場で楽しめる。あのマンガのハーブティーや、あのマンガのフォンダンショコラも。
マンガの世界に深く潜って。「Cafe Comic and Coffee」

シェイクでアイスカプチーノ、ステアでサンセット、コーヒーシェイクやアフォガートも。そこはコーヒーを楽しむバー。ホットでもアイスでも、お酒でもスイーツでも、コーヒーにまつわるあらゆるメニューが揃う。コーヒーの新しい一面が楽しめる、かも。
コーヒーで楽しむ bar「cafe」

その店にはイスがない。テーブルも無い。あるのは畳と座布団、小さなお膳。お客様は思い思い好きな場所で過ごす。席が無いから、境界も無い。気がついたら一緒に赤ん坊をあやしていたり、井戸端会議が始まったり。
畳の上のカフェリビング「cafe ima」

そこはカフェはカフェにしては少しゆとりのある広さ。そして暖かい照明と少しだけ殺風景。しかし、週末のその店は華やかな結婚披露パーティーの会場となる。お客様の要望で内装を飾り、食事のメニューも要望通り。披露宴よりもカジュアルな祝いの場。
オーダーメイドのパーティーを。「ハレトケ」