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49.綺麗になる理由

女性の大半は容姿を気にしている人が多いだろう。
よく整形している女性に向けられる、
「そんなに整形ばっかりして、人工的なきれいさになっちゃうよ」
「どこ目指してるの?」
という類の質問は全く彼女達にとどかない

…というのも、彼女達は
モテたい、誰かのためにきれいになりたいのではなく、自分の理想とする容姿になるために
努力しているからだ。

私も昔は、彼女達と同じように
浜崎あゆみのような理想の顔になりたいと思って、
目をプチ整形したり、
鼻にヒアルロン酸をいれたりしていた。

少し以前よりもあか抜け、いつも通り仕事をしていたある日、両親から祖父が危篤状態だと連絡が入り、急いで実家の近くにある病院へ向かった。

痴呆も進んでいた祖父はもう誰の名前も顔も分からなくなっていた…

涙を浮かべながら、祖父の眠るベッドサイドに立っていると、
祖父がうっすら目を開けて、こう言った。

「〇〇ちゃん…きれいになったねぇ…」

涙が止まらなかった。


自分のためだけに容姿を磨いていたが、
祖父はそれを心から喜んでくれているようだった。

そして、気が付いた。
容姿を磨き、整えることは決して自分の欲求を満たすだけではないということを。

自分の欲求を満たし、幸せになることが最大の親孝行なのだと。

もちろん人によっては、親からもらった大事な顔にメスを入れるなんて、という意見を持っているだろう。
私が親で、申し分ないほどきれいな顔を持った子を産むことができたならば、私も同じ意見を持つだろう。
しかし、ここまで容姿レベルが上がった現代において、私が生み出したあなたが、生きづらいのならば、あなたができる選択肢を駆使して幸せになればよいと思う。

自分の可能性を殺すも生かすも、自分次第だ。

他人の評価や、雑音など気にしないで
自分の物語をきれいなクライマックスに導いて生きたい。

それが最良の親孝行かもしれない。

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