ハコのイベントレポ『戯曲を読んでみる会〜ラーメンズ編』!
ニネンノハコで好評開催中の「戯曲を読んでみる会」。前回は4回にわたって読み続けてきたチェーホフの『かもめ』が終幕しました!
そこで参加者の皆さんから挙げられた次に読んでみたい戯曲候補の中から選ばれたのは……『小林賢太郎戯曲集』! すなわちラーメンズのコントです!!
素人がコントを読んでも面白くなるのか!?
ラーメンズといえば、インターネット古参兵にとっては馴染み深い「千葉滋賀佐賀」などの言葉遊びネタから「銀河鉄道の夜のような夜」など物語性の高い作品まで、様々なコントを作ってきたお笑いコンビ。
今回はラーメンズの台本が書籍化されている『小林賢太郎戯曲集』から選んだものを、参加者でペアになって読んでみました!
実際の舞台では体を大きく動かしたり顔芸を入れたりと「パフォーマンス」も重要なラーメンズのコントですが、今回は読み上げだけでどこまで面白くなるのかに挑戦。台本だけで場面が思い浮かべられるコアなファンもいれば、実際の舞台は見ていないメンバーもいる中、果たしてコントは成り立つのか……!?
その結果はこちら!
なかなかいいんじゃない?
演劇とコントの違いとは?
会の最後には、いつものように主催者さんから解説がありました!
今回のテーマはズバリ、「演劇とコントの違い」。主催者さんによると、こんな違いがあるとのこと。
演劇は一貫性や整合性があるが、コントにはない(崩すことができる)
コントには役作りのヒントが少ないので、役者のパーソナリティを全面に出す必要がある
コントは演劇に比べて自由度は低く、「正解」の形が明確である
一見すると演劇よりも自由にやっているっぽいコントですが、実は演劇より「遊び」の部分が少ないというのは意外でした。
設定や台詞回しをロジカルに組み立てなければならないからこそ、発声の仕方(強弱、高低、間の取り方など)を意識的に使い分ける必要があるのがコント。演技の技術的な勉強にもなる貴重な会でした!
参加者の感想
久々にこんな大声を出して気持ちよかった
同じコントでもペアが違ったり、小林役か片桐役をやるかでも違う面白さがあって楽しかった
死ぬほど憧れてた賢太郎さんのセリフが読めて幸せです
次回の「戯曲を読んでみる会」は……
日程はまだ未定ですが、ついに戯曲の王様ことシェイクスピアに挑んでみる!……かも?
詳細が決まり次第ニネンノハコのXにて告知しますので、乞うご期待。