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コーチングを受けたら、自慢話をさせられて涙が込み上げてきた

「じゃあ、自慢話をしてみて!」

現状の自分と今後のビジネスに悩みがあったので、コーチングに申し込んだら、こんなことを言われた。

そう言われたものの、目をギュッとつむって「うーん」とうなりながら、自分の内側に抵抗感が生まれるのを感じていた。
口は開いているけど、言葉がうまく出てこない感覚だ。

それでも考えている内に、居酒屋で働いていた頃の思い出を話してみた。

自分が主に接客していた大学生くらいの男女が、その日がきっかけで付き合うようになり感謝していた(と他のスタッフから聞いた)こと。

最初のビールの注文を忘れて少し文句を言われたイケイケな雰囲気のお兄さんと彼女さんのテーブルに、楽しんでもらえるように明るく接客していたら帰り際に「最初はビールが来なくて少しイライラしたけど、楽しく過ごせたよ」と言われたこと。

そうしたことを話ながら、それについて深掘る質問をされながら、涙が込み上げてくるのを感じて、泣かないようにほんの少し顔に力を入れた。

「そういう感覚が欲しかったんだよね?」

お客さんに楽しんでもらえるように一生懸命に仕事していた、大切な感覚を再び味わっていた。


情報が実感に変わる

大学生くらいの頃から、セミナーに参加するようになった。
得たものや役に立ったものも多いが、ある意味で学んできたことで自分の劣等感を強く感じるようにもなっていた。

「自分は人より劣っている。ダメなところがたくさんある」
「自分の知っていることは、他人も知っている」

最近になって、劣等感や罪悪感、自分に厳しいことを自覚するようになっていた。あるいは、「やりがいを感じた経験は?」といった質問から居酒屋の出来事を思い出すこともあった。

しかし、どちらも頭ではわかっている状態だったんだな、といまは思う。実感が伴っていなかった。

いろんな質問を受けて話を聴いてもらい対話をしたことで、自分に厳しくしていることや居酒屋の思い出が大切な感覚だったと心から感じることができた。

まさか、自慢話をして涙がこぼれそうになるなんて思わなかった!


元々、人に相談するのは苦手というか、自分のことを相談しようという考えすらほとんど持ってこなかった。(実務的なことは聞けるけど)

だから、心の奥にあるものも含めて相談を受け止めてくれたコーチのかえみさんには心から感謝している。
なんとなく話を聞いてもらったり相談するだけでは、こんな変化はなかったと思う。

本気で、かつ楽しく聴いてくれていて、表情や姿勢から応援しているのが伝わってきたからこそ、心の変化を実感できる時間になったんだと思う。


最後に一つ。

コーチング中も、終わったあとのメールでのやり取りでも「しゅんさんは、やる人」と表現してくれたことも、ありがたく受け止めている。

「やれる人」じゃないんだよ。

この一文字の違いは大きい。

そんなかえみさんのアメブロはこちら↓


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