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#ハイジャック
【連載小説】発砲美人は嫌われたくない_6
僕は腹ばいになったまま、あたりの様子を探った。
先ほどの破裂音は尋常ではなかった。が、あいにく僕はこのところ尋常ではないこと続きでなにが尋常かわからなくなっている。こういうときこそ頭をリフレッシュするための休暇が欲しいと思うのが人情だが、この世は無常。トラブルと修羅場は立て続けにやってくるものと相場が決まっている。
「ど、どうしましょうか」
ミサキ、と名乗られたのが名前なのか名字なのかもわか
僕は腹ばいになったまま、あたりの様子を探った。
先ほどの破裂音は尋常ではなかった。が、あいにく僕はこのところ尋常ではないこと続きでなにが尋常かわからなくなっている。こういうときこそ頭をリフレッシュするための休暇が欲しいと思うのが人情だが、この世は無常。トラブルと修羅場は立て続けにやってくるものと相場が決まっている。
「ど、どうしましょうか」
ミサキ、と名乗られたのが名前なのか名字なのかもわか