なぜWebエンジニアを続け(られ)ているか(後編)

前編は↑になります。
自分がエンジニアを続けている理由は、「ものづくりが好き」「待遇(時間や場所の制約、報酬)に満足している」「技術力以外に活かせるところがある」とまとめました。
今回は「なぜエンジニアとして雇ってもらえているのか」という、雇う側の目線でまとめていきます。

前編で書いた通り、私は技術力が高い方ではありません。触れてきた言語も多くないですし、日々目まぐるしく変わっていくWebの技術についていけていないと思います。
技術力が高い人を求める会社が多いのは当然で、多くの言語に触れ、難易度の高い実装を、最新の技術で行ってきた人は戦力として貴重だと思います。

それでも私が今でもWebエンジニアとしてお仕事をいただけている理由を自分なりに整理していこうと思います。

会社が求めるエンジニアは大きく2種類ある

※技術関連の役職名は時代が進むにつれ多岐に渡りますが、ここでいうエンジニアとは、コードを書くことを主な業務とする人とします。

私はこれまで多くの個人、会社と関わり、仕事をしてきました。
面談や面接もその数だけ受けてきました。

その中で、エンジニアをどういう基準で見ているかというのが、大きく2つに分かれていることがわかってきました。

  1. 技術的に難易度の高い実装をこれまで行ってきたか、最新技術に対するキャッチアップを常に行っているか

  2. デザイナーやディレクターとのコミュニケーションが苦でないか、サービスやアプリを使ってくれるユーザーのことを考えながら業務ができるか(これについては1つの記事として書きたい)

この2つは、そのときの事業のフェーズやチームの状態によって変わるので、一概に「この会社は1、あの会社は2」のようにはならないと思います。

私は1を求める会社からは内定をいただけません。ですが、2を求める会社からはほぼほぼ内定をいただけています。
※どちらが良い、悪いという話ではありません。

技術力に特化していなくてもエンジニアを続けられている理由の1つは、2のような採用基準を持った会社が常に一定数あるからだと思います。

周囲から「得意だね」と言われたこと

エンジニアをやっている以上、「技術力が高い」と評価されることは1つのステータスだとは思います。

私も以前はそうだったのですが、世の中には頑張れども頑張れども手の届かない、呼吸をするようにコードを書き、技術の勉強をしている優秀なエンジニアがたくさんいて、「この人達には敵わないなぁ」と思うようになりました。

仕事をしている中で、私は以下のように評価されたことがあります。

  1. 会議の内容や議論をまとめるのが上手い

  2. コミュニケーションが丁寧、説明が上手(これはいつか詳しく書きたい)

  3. 困っているとすぐ助けてくれる

自分の中ではこれらを特別頑張っている意識はなかったのですが、どうやらこれらは「技術力が高い」と同じくらい重宝されているように感じました。

ということに気づいてから、面談でそれを伝え、業務の中で実践することで評価してくださる方々は多くいることがわかりました。

2つ目の理由は、周囲から評価されている「技術力以外の部分」を意識したことかと思います。

技術力以外を武器にしていると難しいこと

今回「技術力がないにも関わらずエンジニアを続けられている理由」を大きく2つにまとめました。
長くなってしまったのでここまでにしますが、今回は少しだけ上手く書けたのではと思っています(こういった文章を書くのに慣れていない)。
まぁこういうのは書いて出すことが大事なので数をこなすうちに慣れていくでしょう。

見出しの内容ですが、ここまで書いてきた内容を簡潔にまとめると、「自分の強みが技術力以外にあることがわかったので、そこに重きを置いた会社でそれを発揮している」ということになると思います。

この生き方をしていて難しいなぁと思うのが、「面談、面接でのアピール力が低い」ということです。

技術力に関する内容であれば、「○ヶ月かけて△人で開発を行ったサービスをリリースし、□人がアクセスしてきている」とか、もっと単純に「この言語は○年経験がある」といった、定量で話せる内容が多いと思います。

私がここまでに書いてきた内容というのはどうしても定性的で、エピソードトークになりがちで、真偽もあいまいになります。

これに関しては解決方法はわかっていないのですが、まぁ信じてくれる会社さんが多いし大丈夫かなぁと楽観してます。

だいぶ長くなりましたが今回はここまで。
次回は前述の「ユーザーのことを考えて業務ができるか」という内容を書いていこうと思います。
お読みいただきありがとうございました。

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