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アバターウェイオブウォーターが見たい

 最近、アバターウェイオブウォーターの最新予告が解禁となりました。前作と比べても質感や光のあたりかたが違います。前作や今までのジェームズキャメロンの作品は面白いものも多くとりわけターミネーター2、エイリアン2が好きなのですが、個人的には、渇いた映像が好きです。すると、リドリースコットのエイリアンや、ジョンカーペンター作品の方が好みなのですが、今回のアバター、そんな好みと主観をはねのける映像の出来です。
 彼の作品の特徴で目立つ特徴の一つとしてキャラクターのたくましさがあるかと思います。それはまさに叙事詩、悲劇の人物像であると思いますが、その点においてハリウッドはしっかりと押さえてきますね。
 特にハリウッドの勇敢といいますか男らしいその性格。現実でそのような人物はめったにいないでしょうし、そうでなければ物語は真の悲劇にはならないでしょう。
 それは日本映画に求める要因の一つです。日本映画でも小津安二郎や勅使河原宏、増村保造、大島渚などの作品、個人的には好きなのですが、現代において、興行面を補えなければ、そこを突破しなければ邦画の盛り上がりはありえないでしょう。最近よく見返す作品は黒澤明、岡本喜八、鈴木清順、マキノ雅弘、深作欣二などありますが、それは先ほど述べた好みの映画というわけではありません。共通しているのは男らしい作品であることです。考えた結果、映画の歴史も踏まえた芸術的取り組みできる、かつ、興行面においても成功するということでよく見返す価値があると思います。
 アバターウェイオブウォーターに限らずキャメロンの作品はたくましさがあります。ジョンフォード、エリアカザン、デヴィッドリーン、サムペキンパー、ウォルターヒル、ドンシーゲル、ヴェルナーヘルツォーク、コッポラやスコセッシなどなどの顔が思い出されます。特にハリウッドのそれらですね。
 日本映画には是枝裕和や濱口竜介はいますが、わたしは、現代には黒澤や北野武の映画が必要に思います。それは日本映画全体の活気づけということからもそうであると確信があります。
 大衆というものはお金が第一です。お金を稼ぐ、見に行きたい、足を運びたいと思わせる作品が多くなることを願っています。

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