【note150枚目】 #成功したオタク を観に行った話。
ウン年ぶりにミニシアターに来た。若俳のオタクをやってた時は初めて聞いたミニシアターへ定期的に足を運んでたなぁ、やっぱり思想強くて居心地良くないなぁとかぼんやり思う。
ちょっと前にツイッターで見かけて気になってた映画『成功したオタク』を観に行った。
オタクってやっぱりキショいよな。自分の思考と推しを愛する気持ちでどんどん境界線が消えていく。虚像を作り上げて崇拝し、現実が見えたら裏切られた心地になって呪い出す。
アイドルは職業
お互いの人生をきちんと歩もう
自分たちのことを第一にと生活しないで
自分たちからこう発信してくれるアイドルの方がむしろ優しく、ファンへの誠意さえ感じられる。
…のは、自分が推している人たちがそうだから、という贔屓目もありつつ。
自分の推し活に活かせるヒントがたくさんある映画だった。
しばらく時間を置いてから追記。
元々アイドルのファンで、のちに自分も同じ立場のアイドルになって言葉を交わして交流が生まれました。みたいな文脈で「成功したオタク」と表現されているのはよく目にしていたけど、今回のこれは他の一般人と比べてちょっとだけ近かった気がします、という状況だったからそれは成功なのか?が序盤の正しい感想。最終的に「過去を見直して心待ちを健康にしていくこと」が成功という言葉を指す方向性だったのかな。
「バーニングサン事件」の関係者、事件のメインになった元アイドルは、作品のメイン軸に含まれるから実名や写真でポンポン出てくるのはわかるけど、そこ人名よね?って部分に規制音が入る箇所と入らない箇所の差は何だったんだろう?
というのも、インタビューの中で元カンインペンさんが話されている部分には規制音が入ってなくて、新米とはいえELFとして、予想できないエグい角度から流れ弾をくらった気持ちになったんですよね。その事件に関与していたわけではないだろうになぜ…?
「花道だけを歩こう」 KPOPアイドルの文化に触れて初めて知った言葉。でも、ファンがアイドルの歩く道をせっせと花道に仕上げているわけではないと思っているし、そもそもアイドルが歩けばそこが花道じゃないのか?オタクは単なる舗装業者で、出来るだけ業者がたくさんいたら助かるなーくらいの認識かもしれない。「私たちが花道に仕上げてあげてる!!!」って自負心は本当に邪魔になる。
向こうのアイドルたち、ファンに対して異常な回数感謝を口から出すじゃないですか。あれ未だになんだか慣れなくて。文化の違いなんかな。
成功体験を引きずって清算しきれなくて、捨てられないグッズを引っ張り出して葬儀を開くも、「いやあの時は…」って思い出を語り始めて結局擁護する。DVの被害者も同じような思考回路になったりするのかな?
あと、「主なファン層は女性なのに女性への性加害で犯罪者になるなんて…」って論理は、自分のファンの一般女性と芸能界に交友を持つ女性は生活の性質が異なってるから並べるのは無理ありそう。とはいえ犯罪なのでそこを庇う意図ではないのは理解して。