3.9 ありがとうの日
朝起きたら今日も太陽が昇っていた
顔を洗おうと蛇口を捻ると
綺麗な水が溢れ出した
朝ごはんのパンは
近所のおじさんが作ったものだ
コーヒー豆はどこか知らない
遠くの国で育てられたものだ
窓を開けて伸びをすれば
新鮮な空気が肺をいっぱいにする
細胞が生まれ変われ続ける
孤独が寄り添ってくれる
今日も地面があって
どこかで何かが芽吹いている
成長は止まず
続く、続く
くだらない退屈な毎日
つづく、つづく、つづく
ハイスピードで動き続ける
ミクロとマクロのあいだで
停滞を感じられる自由
ドアを開ければ
また今日が始まるだけ
開けなくても
孤独が寄り添ってくれるだけ
朝が来ると
今日も太陽が昇っていた
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