クリスマスツリーの季節になった

子どもの頃、私のような田舎育ちのクリスチャンでもない小学生にもクリスマスプレゼントが届いた。両親が枕元に置いてくれたのも知らず、喜びながらホールのケーキも食べて、とても嬉しかった記憶がある。(長岡にはボンオーハシというケーキ屋さんが当時からあった)
小学生の私は、日本古来の習慣でないこのクリスマスのイベントの騒ぎが年々日本に浸透するのが不思議だった。

母親に、日本にこのようなクリスマスの習慣は継続的に根付くのかどうか尋ねたところ、このように夢があり楽しい習慣というのはクリスチャンが少ない日本にもずっと根付くだろう、という見解だった。
母親の言う通り、あれから半世紀たってもやはり、東京のあちこちにクリスマスツリーが飾られている。しかし、母親は、クリスマスの経済的な効果と影響について語ってくれることはなかったので、その後、私はイザヤベンダサンを読み、日本と海外の違いについては社会的な現象について興味を持つのみだった。

もし、母親が商業的価値や広告効果について深く語ってくれていたら、もっと経済学的な観点から興味を持てたはずである。子どもにお金の話は無用と思っている風だった。
これからの日本の経済が世界からみてどういった状況なのかについて、もっと小さな頃から興味を持たせることは大事なことだと感じる。

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