私らしくいられないのなら、やめてしまえ
もうすぐ10代が終わろうとしている。あっという間に20年経ってしまった。大人なんかになりたくない。
大学に入って、なんだか学びたいことと違くて、それでも求められることは自分の能力以上のことでキャパシティオーバーになった。
出来ない人はいらないようにも感じた。つめたい。
私は今までどうやって生きていたのだろう。一人暮らしの部屋には今までの私を見つけ出すことは出来ない。好きな漫画もゲームも置いてきてしまった。
もうダメなのかな、そう思ったら怖くなった。なんのために生きてるの、なりたい自分になるためだよ、生きる意味なんかないって、それじゃ死んでも生きても同じだね。
都会で生きることは、なりたい私のひとつなのだから諦めるなんて出来ない。考え方を変えるんだ。完全武装じゃなくていい。すっぴんでもいい。恋愛ゲームが好きで、アニメも好き、それが私なのだ。数学は苦手、グループ行動も苦手、ひとりでいる時間が大切、それでいいじゃない。
都会の平日の朝、私は初めてすっぴんで電車に乗った。もう心は落ち着いていた。
傷つくことも、なんで出来ないんだろうって考えることもある。でも、仮に人生があと10年なら、そんなこと気にしなくたっていい。だって、あと10年しかないんだから、らしく生きろよ。
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