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1st E.P『To you』

こんばんはDr.Largoの小谷です。
いよいよレコ発が今週の木曜日に迫ってきているので、今回はE.Pについてのお話をします。

E.P制作の過程

今回リリースする1st E.P『To you』は、今年に入った段階から決まっていたことでした。
厳密には「E.Pをリリースする」という行為のみが決まっていたことになります。

Dr.Largoは常日頃から言っていますが、バンドマンの中ではかなり歳を取っている方です。
若さが無いということは、注目される大きなポイントが初めから1つ少ない状態で活動しなければならないということになります。

だからこそ、少しでも無駄を減らすべく、昨年末に今年の年間スケジュールを組みました。
8月に出したMVや今回のE.Pリリースなどはスケジュールに組まれていたことであり、ライブが多い中でも狙い通りに出来たというワケです。

このE.Pを制作(たにやま。は残念ながら抜けた後でした)する上での楽曲をセレクトした人は

1.Prelude/小谷
2.全て真夜中の/小谷
3.レモンサワー/小谷
4.涙/ひろき
5.二年前(CDのみ)/じゅんさん

このようになっています。
2、3に関しては最早リード曲ですから、僕単体というよりはバンドの総意です。

個人的には『二年前』をじゅんさんがセレクトしたことに驚きましたね。
『二年前』のギターは中々難しく、じゅんさんがあまり得意としていない部類の曲でした。
しかし、じゅんさんが「この機会にしっかり詰めたい」と言ったことで決まったんですよね。
レコーディングではバッチリかっこいいギターを弾いてくれています。最高です。

レコーディングは2回に分けました。
1回目は6/17(土)、6/18(日)
曲→『全て真夜中の、』『レモンサワー』
2回目は8/29(火)、8/30(水)
曲→『Prelude』『涙』『二年前』

6月、8月共にライブがいつもに比べ特に多かった月でした。中々ヘビーでしたね…。
(6月は6本、8月は7本/いずれもDr.Largoのみ)

1回目の時点で先ほども述べた通りたにやま。は脱退後でしたから、ベースはひろきが弾いてくれました。彼はかなり多才です。
ちなみに2回目もひろきが弾いてくれているので、全曲の5割はひろきが頑張りました。

曲の振り分けに関しては1回目のレコーディング曲をMVとして制作する関係上、どちらになってもいいように上記の2曲にしました。

概ね制作の過程は話せましたかね?
何かあれば追記します。次の項にいきましょう。

楽曲について

さて、ここからは各楽曲の解説をしましょう。

1.Prelude

この曲は元々弾き語り専用の曲でした。
短めのピアノインスト。
しかし、バンドのライブで気持ち良くなりやってしまったところから最近は多用中です。

タイトルは語感だけで決めました。
Dr.Largoはインスト曲のみ英語タイトルに。

ちなみにインスト曲は基本的に既存の曲とセットにする目的以外では作りません。
『introduction』『Prelude』共にちゃんとセットである曲があります。
『introduction』は元々『独白』とセット、『Prelude』は『全て真夜中の、』のセット。

セットではありますが、曲のメロディー・雰囲気はちっともセットではありません。
これはわざととかではないです。

2.全て真夜中の、

2曲目はこちら。
今回の音源の中で最も自信があります。

やはりこの曲はキャッチーかつ耳に残るメロディー+歌詞が最大の特徴でしょうね。
今のところ僕が唯一メロディーから作った曲。

一応歌詞を載せます。
知っている人は飛ばしてください。

君を想っても 君を見ても 
君の声を聴いても
それは全部画面越し
もう嫌になっちゃうな

考え事は 全て君のこと
このまま奪ってしまいたい
攫ったくせに 放ったらかしで
僕はどこで待ってたら良いの?

君の住んでる街に引っ越しても
君とすれ違うことはそう、無くて
君とした約束は覚えてない?
僕はいつでも行けるよ

早く上書き保存して忘れたいな
きっと君は覚えてないでしょ?
上書き保存して忘れたいな
君のことなんか思い出したくない

上書き保存して忘れたいな
上書き保存して忘れたかった

君が良いって言ってた映画も
おすすめしてた本も読んだよ
君の感性は取り込んだのに
君との距離は縮まらない

上書き保存して忘れたいな
上書き保存して、ねぇ…

早く上書き保存して忘れたいな
きっと君は覚えてないでしょ?
上書き保存して忘れたいな
君のことなんか…

上書き保存して忘れたいな
忘れられないのはわかってるよ
君の好きな誰かと間違ってよ
僕は代わりでも良いよ

以上です。
歌詞はいつも通り感ありますね。
ちなみに今回E.Pに収録されている曲は『二年前』以外、全て同じ人のことを書いています。
つまり、恋が叶うどころか会うことすら出来なかった、僕が普段ライブのMCで無闇やたらと言っている人のことですね。

ちなみに
君が言ってた映画→『花束みたいな恋をした』
おすすめしてた本→『すべて真夜中の恋人たち』
となっています。
気になる人は見たり読んだりして下さい。

また、「君の住んでる街」は勿論大阪です。
すれ違ったことすらないですね。
気付けるかどうかで言われても怪しいですが。
何せ会ったことすらないので…。

ぶっちゃけ「上書き保存」ってワードにはそんなに思い入れが無いです。
これに関しては曲として耳につくかどうか、という要素の方が強いためです。

どちらかと言えば
「君の好きな誰かと間違ってよ」
「僕は代わりでも良いよ」
という歌詞に僕らしさを感じます。
最早叶わないならせめて…ということですね。
『レモンサワー』で
「酔った勢いでも良いから会ってよ」
と言っているのと同じようなことです。

この曲はこんなところでしょうか。
音源はライブ映像の300倍良いですよ。
期待しておいてください。

3.レモンサワー

MVを出した時にほぼ語りましたね。
気になる方は過去のnoteを是非。

この曲はDr.Largoとして初めて作った曲です。
まだひろき加入前のドラムが作ったフレーズも少しずつ生きていたりしますね。

ちなみにライブではピアノの音なのに音源でエレピなのはスタジオでのノリでした。
エレピの方が合いそうだなぁと思ったのでレコーディング時に変えましたが、満足しています。

また、MVをご覧になった方ならわかるかと思いますが、終わり方はフェードアウトでした。
これはひろきの案です。普通に天才。
まぁそんなところですかね。
あとはコーラス録りでじゅんさんが死ぬほど苦しそうにしていたことだけを覚えています。

現在の僕にとってこれ以上ないぐらい素晴らしいMVを見てリリースを待っていてください。

4.涙

いつぞやのclub vijonにて目の痒みに耐えかねてかいていたら涙が出てきて作った曲です。
動機は過去1わからん。

ひろきが希望したのは意外でしたね。
ちなみにスタジオでの休憩時間にひろきがピアノにハマり練習していたのですが、『涙』は概ね弾けるようになっていました。
さすがに音楽的な素養がありすぎるな。

そんな『涙』の歌詞はこちら。

ひどく溢れた
涙を諌めるように
君は無理して
笑っているの?

一緒にいなくても
泣かなくていいように
一緒にいないけど
忘れることは出来ない

ひどく溢れた
涙は君を守るように
無理して笑わなくて良いよ?
いずれは僕のものに

君がいなくても
泣かなくていいように
一緒にいなくても
いずれ忘れるから

さよなら

以上です。
さて、いつもライブにて曲を真剣に、しっかり聴いてくださっている方なら分かるかと思いますが、ライブ時と歌詞が違います。

これはレコーディングするにあたって文がおかしくならないように調整しただけです。
まぁ元々、1サビの「風に吹かれても」はよく意味がわからなかったので丁度良かった。

涙って難しいお題でしたね。
女の子が泣いてる場面にほとんど出くわしたことが無く、僕自身も泣くことが無いのでテーマを決めたは良いものの少し苦戦しました。
結局は妄想話に落ち着くということです。
一緒にはいないんですよねえ。ずっと。

まぁこの曲は動機の浅さ故、これぐらいしか書くことが特にありません。
あとは音源をお楽しみにしておいてください。
弾き語りの動画を載せておきます。
余談ですが、最近弾き語りの動画をYouTubeにアップしなくなった理由は自撮り棒を紛失してしまったからです。面目ない。

5.二年前

この曲は実話を元に構成しました。
歌詞はこちら。

あなたが心から言ってくれたことを
ふざけて受け流そうとしてごめんね
あなたと行く夜のコンビニで
買ったアイスの味は思ったより甘くて

ふいに懐かしい匂いがするの
まだあなたのこと覚えてるの
夜の思い出ばかり思い出して
夜に痛めつけられてるようで

あなたと見た映画は何となく覚えているし
レンタルビデオを3本借りて
結局2本しか見ないの
散らかった部屋の中で
精一杯カッコつけて見せてくれた
あなたが好きだった

あなたにいて欲しかった
あなたが私の全てだった
最後の日が来るなら
最初なんていらなかった
あなたにいて欲しかった
あなただけの私でいたかった
また映画を見に行こうね
また花火を見に行こうね?

あなたと見た花火はとてもよく覚えているし
人混みで離れないように
手を握ってくれたこと、覚えている?
もう散らかったあなたの部屋は無いし
もう後悔なんて遅いから
期待もしないから

以上です。
これは所謂元カノとのお話ですね。
僭越ながら女性側の目線で語っています。

実際よく映画を見に行きましたし、花火も見に行きました。花火に関しては未だにこの人と行った1回きりです。今年も行けなかった。

僕の家の近くのコンビニでアイスを買って食べたのも、僕の家の近くのレンタルビデオ屋さんで3本借りて1本余らせていたのも、僕の部屋が当時は散らかっていたのも全て事実。
きっと彼女は今頃普通に就職して普通に彼氏を作って穏やかに過ごしています。
最早そこに僕の干渉する隙などありません。

さて、歌詞にばかり触れていますが、この曲はDr.Largoの楽曲で唯一ギターから始まります。
ライブでのアクセントには良いですね。
ギターソロも長めに取っており、ギターがしっかり前に出るような構成です。

元々はもう少し長かったんですよね。
落ちサビ前にCメロがありました。
ただ、曲の途中でグダってる感が強すぎてライブの中で削っていきました。
普通に今の構成がベストだと思います。

余談ですが、『二年前』はいつかサブスクで出します。今回は出さないというだけです。
なので、CDを購入される方限定で聴ける音源というよりは先行で聴けるという方が正しい。
ご了承いただけますと幸いです。

こんな感じですかね。

おわりに

大体のことは書きました。
あとはレコ発に来てください。
ちなみに、レコ発のセットリストは6月ぐらいにはもう既に決めていました。
レコ発なんてのは人生で初めてですから、お祝いがてらCDを買っていってほしいですね。

そういえばレコーディングエンジニアさんと撮った写真を載せておきます。

Studio SHIKARIにて。
めちゃくちゃ良いところです。

この写真を友人に見せたら
「新メンバーの人?だいぶクセ強いね」
と言われました。

そんなわけで。
次回のnoteからはライブ振り返りに戻ります。
とりあえずレコ発でお会いしましょう。
それでは、また。

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