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たった一つのコツとは? 読書録「一瞬で心をつかむ文章術」

「心をつかむ文章」を「素早く」書く。
たった一つのコツとは?
それは「しっかり考えてから書き始める」とのこと。
「何を書くべきか」「どう書くべきか」「どんな順番で書くか」を考えた上で書くこと。
そうすると、結果的に人の心をつかみ、興味深く読んでもらえるものになるようです。

どういうひとに?、どういうときに?

文章によるコミュニケーションを活性化したい人に。
ブログ、ソーシャルメディアなど、自分から文章を発信できる能力が必要になる。そう思ってこの本を手にとりました。
企画書、提案書、メルマガ、ブログから小説を書く方まで参考になると思います。
メール、説明資料などビジネスでも活用して、スッと理解してもらえる文章を素早く書くのを目指したいです。
この本は読みやすく、早い人は30分くらいで一気に読了してしまうと思います。当然ですね。

どのような内容?

本のタイトルからは、ある種の「つかみ」のテクニックが多数紹介されていると思うでしょうか?
しかし実は、文章を書く目的から、テーマの選定、ネタ集め、文章の組み立て方、早く書き続けるコツ、書き出しのコツ、飽きさせないコツ、推敲のコツなど幅広く書かれています。

私のここだけはおさえたい!

それは、7章で紹介されている飽きさせないコツとして紹介されている、「美味しい」文章に共通する6つのスパイス。

のどごしがいい
ここでは何がいいたかったの?この言葉の意味は?まわりクドイ!などテーマに関係のない事を考えさせない。スッと喉を通っていくような文章にする。

リズムがいい
いきなり長文で始めない。イントロでリズムに乗れるようする。同じ文長を続けず、長さに変化をつけて、サビの部分を盛り上げる。最後は短い文章でテンポ良く終わる。

飽きさせない
偉人の力を借りる引用。共感呼ぶ比喩。わかりやすくする数値・データで飽きさせない。
(引用)「・・・」と、かのジョブズ も言っている。
(比喩)漢方薬のように、すぐに効果が見えなくともジワジワ効いてくる。野球に例えるなら、エースで4番。
(数値)東京ドームと同じくらいの広さの敷地。


「描写」でイメージできる
「衝撃を受けた」よりも「しばらく席が立てなかった」。
「おいしいハンバーグ」よりも「ジュワーっと肉汁があふれ出てくるハンバーグ」

言葉を強調している
対句法で伝えたいことを強調する。
ラーメンの美味しさを伝えたい場合。
「気が付いたらスープまで飲み干していた」よりも「スープを飲み干したのではない、気がついたらスープが無くなっていたのだ!」

「?→!」の繰り返し。フック利用
話の要所にフックをかけて、次に繋げていく。
まず「?」で疑問を投げかけて、実は「!」とつなげていく。
「これって不思議に思いませんか?実はこれ・・・なんです!。」
「今日は感動した。映画の・・・を観たのだ。」


その他、誰に読んでもらうかを意識したテーマ選定、つかみ意識した書き出しのコツ、文章の組み立て方のパターンなど参考になります。

評価

衝撃を受けた  :★★☆☆☆
役立った    :★★★☆☆
読み易かった  :★★★★☆
また読み返したい:★★★☆☆

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