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「大喪の礼」で何をするのか

それを「タイモ」と読んで業界筋(記者)で嘲笑の的にされたのは誰だったか、という犯人捜しではない。

その「大喪の礼」は、たまたま例題として挙げたと推察されるが、なにをやっても叩かれる、という世の習いでは、炎上の餌食には都合がよかった。

ではここで、昔、学校時代に特訓された当用漢字テキストの書き方のおさらいをしてみよう。

【当用漢字】現代国語を書き表すために、日常使用する漢字の範囲を示すものとして、国語審議会の答申に基づき、昭和21年(1946)11月16日、内閣訓令・国告示として公布された「当用漢字表」に掲げられている1850字の漢字。のち「当用漢字音訓表」「当用漢字字体表」「当用漢字別表(教育漢字)」が定められたが、昭和56年(1981)10月、当用漢字にかわるものとして、当用漢字に95字を追加した「常用漢字表」が内閣告示・同訓令として公布された。→常用漢字   検索・Weblio辞書

ちなみに「大喪」という熟語を、打ち出すのに、簡単には出てこない。手っ取り早いのが「喪中」と入力して、それを分解、大を頭に冠して、「の礼」とセンテンスを作る。

ほとんど日常で使われない漢字は、そうした苦労がいる。また、それを漢字で書け、という云われて、殆ど書けないのがリンゴとカキとか、画数検索で引くと、一番最後の桁に載っているという記憶しかない。

その昔、ハッカーが、日本向けにサイバー攻撃をしかけたとき、霞が関と霞ヶ浦を入れ違えて、該当しない「霞ヶ浦」を攻撃したという大ミステイクがニュースになった。

先日あった阿武町誤送金騒動、臨時特別給付金4630万円事件とは、似て非なるものだが、「重大な手違い」という観点で見ると、同じようなミステイクにも感じられた。

そうした勘違いとか思いた違いは誰にでもあって、非難対象ではないが、誤字脱字、読み違いは、特別厳しい制裁を下されるのが日本システムのようにも思う。
それらは古くから読み書き算盤が必須とされ、「寺子屋」で教えられた学習大綱が整っていた日本は識字率が世界的にも高水準だった。その理由だろう。

大喪の礼(たいそうのれい)は、日本の天皇又は上皇の国葬であり、国事行為たる皇室儀礼。

日本国憲法下において「天皇(又は上皇)の葬儀」は、皇室典範第25条の規定に基づき国の儀式として執り行われる「大喪の礼」と、皇室の儀式として執り行われる「大喪儀」とに区別される。両者を合わせて「御大喪(ごたいそう)」ともいう。

日本では「大喪(たいそう)」だけで「天皇の崩御と斂葬」を指す(対義語は、天皇の即位を指す「大典、大礼」)。日本国憲法20条3項が政教分離原則を定めることから、国家の宗教的中立性を保つため、国の儀式として行われる「大喪の礼」は、神道や仏教含む特定の宗教による儀式とされない(無宗教)。

皇室の私的な儀式とされた「大喪儀」は、明治天皇以降は皇室祭祀の神道儀礼に則って執り行われている。歴史的に皇室の葬儀は、飛鳥時代・奈良時代 - 江戸時代まで仏教寺院にての仏式の葬儀が行われていたが、孝明天皇の三年祭の際に神式が復古され、神道式で執り行われるようになった。

現日本国憲法下において「政教分離原則」に基づく区別は、1989年(平成元年)2月24日に行われた昭和天皇の葬儀の時に定められ、皇居から葬場が設営された新宿御苑までの葬列、葬場における儀式の一部、新宿御苑から墓所が設置される武蔵陵墓地までの葬列が「大喪の礼」とされた(平成元年内閣告示第4号『昭和天皇の大喪の礼の細目に関する件』竹下改造内閣)。同時に皇室の私的な儀式として「大喪儀」を行うという形式がとられた。ウイキペディア

上記、詳細を掲載検索したが、それを読んでためになっただろうか。社会の平民のほとんど、いやまったく縁のない皇室行事に「テレビ閲覧」する程度で、未知の世界でありその「武蔵陵墓地」とは何か、という話しで、皆目見当もつかない。

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