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重大事件は、いつも不可解

事件前日、岡山でも襲撃計画 容疑者供述、周到に準備か―銃弾2発命中・安倍元首相銃撃

2022年07月09日23時18分 時事ドットコム 
自民党の安倍晋三元首相(67)が奈良市内で街頭演説中に銃撃され死亡した事件で、逮捕された無職の山上徹也容疑者(41)が奈良県警の調べに対し、事件前日の7日に岡山市の安倍氏の演説会場を訪れていたと供述していることが9日、捜査関係者への取材で分かった。 部分引用

安倍氏警護について言及【手嶋龍一】
安倍氏警護の批判に「的外れ」が多い理由、SPの人数や銃声後の反応は真因とずれ
「安倍外交」とは何だったのか 外交ジャーナリスト・手嶋龍一が振り返る“光と影”〈AERA〉 2022/7/30(土) 8:00配信AERA dot.
2022年7月8日。安倍晋三元首相が凶弾に倒れた。にわかには信じられない。そんな状況のなか、手製の銃、旧統一教会と自民党、国葬など、さまざまな情報が流れていく。私たちはこの事件をどう捉えればいいのか。外交ジャーナリスト・手嶋龍一さんに聞いた。 AERA 2022年8月1日号から。

アメリカ ダラス1963年11月22日金曜日ジョン・F・ケネディ銃撃死亡
アメリカ大統領「ジョン・F・ケネディ」狙撃 歴史的事件
1963年11月22日金曜日、現地時間12時30分にテキサス州を遊説中のジョン・F・ケネディがダラス市内をパレード中に銃撃され死亡した。約1時間後に逮捕され犯人とされたリー・ハーヴェイ・オズワルドは2日後にダラス警察署でジャック・ルビーに銃撃されて死亡し、法廷に立つことはなかった。
冒頭ウイキペディア抜粋

こんな状態を「ノストラダムス」的に星が一斉に連立 アニミズム(物の中に霊魂もしくは霊が宿っている)

国内「安倍元総理」殺害二つの記事と、まったく同じ国家(世界)トップ、ケネディイ暗殺ニュースを併記した。
それをならべて比較するには、時代も違うし置かれている国際的スタンスが、あまりにもかけ離れていて、類似点を探すのは難儀なことであるが、「殺して封じる」テロ行為は、まったく同じで、昔から古典的な政権転覆にはよく使われていた。

日本の「安倍氏殺害」事件については、メディアの報道内容も一貫性がなく、もっかのところ「国葬」をするしない(大方自民で決定的)のようだが、すでに家族葬も済んでおり、一応の個人的始末は済んでいるはずだった。

何度も映された殺害現場 Yahoo!ニュース


見るたびにおもうが、これほど「死角」(犯行者)にとって好都合なロケーションはないと思った。
その後の警察当局の不手際が、指摘され長官更迭に至る重大ミスだと、メディアは一斉に書き立てた。

ではそれ以前に、地方応援演説(7月10日参に向け)するのに、現地調査はしないのか、という疑問がわくが、当然それは、定番常設地、というのがあって、あの場ではここだ、という関係者の長年の思い込みもあっただろう。よもや、そこが「銃撃現場」になる、とは誰ひとりとして予想もしない。

逆説論で、そうした時間空間を練りに練る、ということではなく、割と安易に決めたことが、その場にすっぽり収まる、というケースだって万に一つはある。ではこの場合、その万に一つのケースだったのか、という視点だ。

そこで考えたのが、その「1963年11月22日金曜日、現地時間12時30分」ケネディー暗殺事件だった。

この国内ニュースは、第一報として、

初の日米宇宙中継 大統領暗殺の悲報
放送年:1963年 11月23日早朝、世界の放送史上画期的な実験、太平洋を越えたテレビの宇宙中継が行われた。午前5時28分、モニターテレビに史上初めて太平洋を越えてきた映像が鮮やかに映し出された。ところが、この歴史的な電波に乗って送られてきたのは、ケネディ大統領暗殺の悲報。中継のアナウンス「この電波でこのような悲しいニュースをお送りしなければならないのは誠に残念」と伝え、衝撃は全国に広がった。

という、とんでもない「おまけつき」配信として、瞬く間に世界配信された。11月23日早朝、世界の放送史上画期的な実験、太平洋を越えたテレビの宇宙中継が行われた。

その当時、日本の各家庭にはその「テレビ」がなかった。あったことはあったが、町に一台とか市内で10台とか、高価で買えないという事情があった。
それはそれで世界三大事件として何度も映画テレビを放映されているので、その犯人「オズワルド」も、同じくらい世界に知れ渡った。

あの当時の遊説スタイルとして、本人人体をさらしオープンカーで走り回るというのは、当たり前だったし、その後もしばらく続いたと思う。

また国内「安倍氏」の演説にしても、オープンにして国民との距離を縮めるというのは常識的だった。
また、あの当時の殺害現場を見て判るが、道路ガードレール内前後に車が往来しているという極めて散漫な会場であり、いくらマイク拡声器で、演説していても、他のノイズ(一回発砲音)がしても、それが「凶弾」であるかないかの判断は不可能に思われた(そうした場の設定も実行者として好都合)。

もしそれを犯人が完璧に読みとり、それを計画表に書き込んでいたとすれば、それはプロ中のプロであるし、まさに1963年11月「オズワルド」と同レベルに思われた。

その後の報道で、「統一教会」に対する怨恨という、なにかしら不釣り合いな、理由が出てきて、本論は、一斉に政治と宗教団体へとシフトするに至った。この時点で、問題の焦点は完全にボケ始めた。

としても、各社メディアの発する記事ネタは、一応の整合性はとれており、間違ってはいない、と読めるが、トランプゲーム神経衰弱のように、数秒前の残像記憶は覚えていない、というあいまいさが相乗して、そのことを余計に不可解にしていた。
そこでおもったのは、これはひょっとして、単なる暴発事故殺害、ではなく、よくよく錬られた、陰謀スパイ劇の一説なんだと、無い知恵を絞りに絞って、話を膨らませたのだった。

■まったく憶測推理小説で信憑性は担保されない(筆者)

ケネディ暗殺については、いまだに決着がついておらず、そこに付帯される動機「キューバ危機」は、いまだ有効だが、それと同じモチベーションは、今後も語り継がれることと思う。

それを拡大解釈して、今回の「安倍氏」殺害に当てはめてみたのだが、まったくの「荒唐無稽」な作り話しだと揶揄されたところで、それに反論するだけの知恵はもっていない。

マアあるとするなら二階発言の「一帯一路」とか、他方、世界的地下資源の確保だとか、東西パワーバランス、そのタイトロープの旗振り役をやっていたつもりが、足元の火が炎上はじめてAOKIだとか統一教会だとか大会組織委員会の高橋治之元理事(78)、電通顧問・元同社専務など捜査の手が入って、にわかにグレーゾーンに染まり始めた。

それもこれもみんな「安倍氏」急死からはじまったことであり、堅牢を誇った屋台の箍くさびが、一瞬にして取り壊され、瓦解したという、まさに戦国時代の絵巻図を見ているような風景だった。

それを仕掛けたのが誰か、という謎解きはプロのメディアの皆さんに期待したいと思うが、その前に「国葬」が終わってしまうと雲散霧消というのが従来の報道の痕跡であるし、たぶん今回もそれを踏襲する。



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