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古代歴史「東」と「西」

2023年01月09日

惟神祐一徳 (コレカミイットクヲタスク)

平成29年4月13日 玉前神社春季例大祭にあわせ、悲願であった拝殿大修理が完成し、その遷宮祭が4月12日の晩に行われ、「奉幣祭」という大祭がとりおこなわれた。
玉前神社home 2017-04-13 08:59:59 表示を確認 | 記事~

「惟神祐一徳」
「コレタミ イットク二 キス」(惟民一徳帰)は、玉前神社本殿を望む手前の階段から左右に配された石碑文のレリーフで、設置施工されたのが年代不詳(江戸大火以前よりあった説)であり、それを詳しく説明できるものがいない。浅学で資料を漁ってみたが中国漢文のようで、その道の専門家に依頼して解読してもらった。(馬淵氏より)

そのサイズが巨大で縦0.8メートル横5メートルの縁いっぱいに5文字が書かれてあり、見方によっては圧巻だが、「苔むした」セピア色の石に人々は、まったくといっていいほど感心がない。
というより既成の景色として、それぞれの存在は認めるが主張はいらない、というゲンダイ的価値観の枠に、それはおさまっていた。

古代の神話とサイエンス
現代社会を組成するあらゆるインフラ、そのすべては古代歴史の叡智によって形成されている。
もっとも新しい情報技術のIT、そしてパソコンなど物理科学のメカニズムによって構成され量子力学の典型である半導体技術によって組み立てられている。
その基本的な知識基盤はギリシアの自然科学より始まり、およそ2500年前に溯ります。したがって古代歴史を覗けば、現代のハイテク技術の根源を知ることができるのです。

世界の古代歴史は何と云ってもメソポタミア、ペルシア、ギリシアなどが筆頭に挙げられます。特に紀元前5世紀頃のギリシア文明は、近隣古代国家の先史が数千年という時間をかけて結実した特異な国であり、また時間的にも2500年前に築かれた文明の第一黎明期であると推察されます。現代社会にも多大な影響を与えているギリシア文明、その根幹は自然科学を機軸とした天文学・哲学・幾何学にあります。

天文学は古来より人間の営みに欠かせない「暦」という一年のサイクルを定義したのです。それは食糧生産に必須条件であったのです。当時の政権執行者たちは四季折々の節季を観察し、播種のタイミングを計り、またその年の自然気象を「占い」という手段で予測し民たちに流布していたのです。それは世界中の古代文明を詳細に分析すれば明らかです。

その当時の天体観測など大雑把に自然学と評していますが、それは今で言う占星術であるという指摘をある本で読んでナルホドと納得したものです。それら紀元前の膨大な叡智は時間を経て現在の科学へと発展しました。

物理・科学の源は全宇宙の共通項であり、すべてのメカニズムはそこから発しています。それを探ろうとしたのがギリシアの自然学であり、現代においてようやく「量子力学」分野に端緒が着いたばかりです。
したがって物理科学はいまだ発展途上であり、人間が知らない宇宙的メカニズムは宇宙の彼方に埋没しているのです。

このページでは、その二つの要素を同時に語ろうという大胆な試みです。したがって巷のネット内容とはいささか趣を異にし、その内容は「コウフン」するものではありません。
むしろ敬遠される古代史、物理、科学ですが、今風ネット事情に媚びずインターネットの可能性を探ろうと思惟しております。パソコン一台あれば、あらゆるジャンルの創造制作が可能です。
「過去の歴史、古代史・物理・科学を今更なぞってどうするの~」という疑心暗鬼真理がミエミエのネット世界に、敢えて挑戦してみたいというヨコシマな邪心を文字と画像で表現してみたい。

そんな感じのホームページですから訪問者も殆どおりません。かといって思うままの怠惰な日記風ではありません。さらに自己紹介もいたしません。難しく表現すれば学術的な内容になるかも知れません。学校で教えるような、また社会で一般常識と思われているような歴史の概念が本当に正しいのか、という疑問から独自の視点で歴史を検証してみようかと思いました。

そんな難解な文字羅列を約2年くらい公開持続したでしょうか、やはり、といいますがリアクションは皆無でした。

このwebサイトが語るようにパソコンと電話回線を通して膨大な情報がほぼ無料で手にすることが出来ます。それらを最大限に利用しながら、その情報を盛り込んでビジュアルに表現することが可能です。

とくに衛星画像で映された世界地図は居ながらにして、また自分が現地に飛ぶことなく、あたかもそこに行ったような気分にさせてくれます。またネット上では、実際その現場に行った人がデジカメ画像をアップロードして、そのパソコンディスプレーを見れば全く世界旅行気分です。
そんなことが可能なパソコンとインターネット世界なのです。また世界に数億台あるパソコンからは瞬時に世界アクセスが可能です。そして発信元のポータルサイトも検索しきれないほど存在します。

最近知った「ワイアードビジョン」という総合サイトがあります。科学分野のニュースを詳しく報道し、画像も豊富に揃っているので足繁く閲覧してます。
その「ワイアードビジョン」の記事をコピーし、このサイトに貼り付けて記事を検証してます。私にとって一つの動機として必要であり、また科学ニュースをエキサイトにするためにも議論百出した方が良いと勝手に考えているからです。なお、出典を明らかにすることでカバーできる場合もある。 国内サイトでは特定分野を掘り下げて記事を組むことがありません。どこも似たりよったりで、それは日本の新聞紙面を見れば判るように、個性・主張というのが感じられない。

全く新しいといわれたメディアの「インターネット」ポータルサイトでも同様の現象が現れていますから、それは国民性遺伝子レベルの問題である、と私は捉えております。少し難解ですが古代の哲学・自然科学のことを語りながら、ときには音楽も聴いて、飽きたら画像を眺めて、とか退屈しないようなページにしました。


ウイキペディア


音楽の原点・・・

いま私が演奏している日本古典音楽「雅楽」、そのルーツを辿るとメソポタミアに辿り着く。それを理解したのは一冊の本紹介で「シルクロードの響き」(山川出版社)であり楽器のルーツを辿ると、それは文明のルーツを辿ることと同じです。その中にこんなことが書いてありました。

「紀元前1800年頃バビロニア時代に音楽が存在した。シュメール語の人間創造神話を刻した粘土板は音楽の一種と考えられている。紀元前1000年紀にはすでに音楽理論が整備されていた。当時の音組織は五度連鎖から得られる七音音階に基づいていたと推測される。楔形文字によって記された数学レベルの高さから弦の長さと音の高さとの対応関係は勿論、音律と音程と音階の比例関係も既に知られていた。」(古代オリエント博物館 山川出版社)

その本に書かれている内容は、はるか昔のメソポタミア文明に発生した現代の音楽基礎が、すでに作られていた、という考古学的検証でした。その足跡は即ち、世界歴史全容をも知ることであり、また世界四大文明を理解することでもあります。

その端緒がギリシア神話であり、またピタゴラスの定理であったりアリストテレスの形而上学であったり、そしてデカルトの哲学原理にも波及するのです。それらはとても難しい内容でスピードを求められるネット事情からすると敬遠される代物です。
しかし、「現在」というのは昨日という過去があって今であり、宇宙の構造は人間が作ったものではなく、我々に与えられた膨大な情報です。そのメカニズムを解き明かすのは物理であり科学なのです。そしてこれもギリシアの先人たちが命をかけて築き上げてきた大いなる叡智といえるでしょう。

ミノタウロスとクノッソスの物語

ゼウスとエウロペの息子ミノスは二人の兄弟とクレタ島の王位をめぐり争った。ミノスは神の寵愛の証として海神ポセイドンからすばらしい犠牲の牡牛を受け取り、ついにミノスの王位継承権が立証された。しかしミノス王は王位についてから、あまりその牡牛が立派だったので犠牲にすることを惜しんで別の牛を犠牲に供した。怒ったポセイドンはミノス王に罰を下す。
ミノス王の妻パシュパエがその牡牛に恋をするようにしむけた。パシュパエはポセイドンの予告通り牡牛に激しい恋情を抱いた。そして牡牛と交えて生んだ子は頭が牛、体が人間の「ミノタウロス」を産み落とした。 (「森を守る文明支配する文明」安田喜憲PHP 新書 参照 )

この神話物語は、日本における「古事記」の国譲り物語に良く似る。新しい政権が誕生するとき、旧政権を野に下し従服させた正統理由を神話に盛り込む。この場合海神ポセイドンの怒りをかったミノスが、その王妃パシュパエに天罰を与え、牡牛と交えて「ミノタウロス」を産む。
地中海の孤島クレタ、そこに繁栄したクノッソス王朝を新興勢力ギリシアが征服したという筋書きが神話として書かれたのである。
これは神話のスタイルをとっているが、その当時として、おそらく神話ではなく碑文伝記ではなかったか。世界各地に点在する古代遺跡類は過去の繁栄痕跡を残して地中に埋没し忘れ去られ歴史上から消える。微かにのこされた土着民の口述伝承。(古いファイルを倉庫{usb}から出したものの記述~)


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