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ヘロイン栽培はいつからやっていたか

アフガニスタンで栽培された、ケシが、この日本に出回っている、ことなど知る由もない。平和なガラパゴス日本で、魔のトライアングルとは無縁と考えるのは、ごく当然だし、かつての布教と同じように浸透しなかった、その理由と、似てなくもない。

いまどき何故麻薬かといったら、日大アメフトによる、乾燥大麻と覚醒剤所持のニュースが、ビッグモーターと同じくらいの扱いで、ネットに載ったからだった。

事件そのものは、以前からあったし、中でも有名芸能人が魔の手汚染され、職を失ったことなど枚挙に暇はない。

その日本国内の薬物汚染にしても、「戦争」の副産物として若い兵隊の間にに蔓延した、という話しは意図的に皆無だが、実際のところ報道しないだけの話しだと推測分析している。

アメリカにいたっては、これが大っぴらに喧伝され、著名な映画では、ヒロインが個室トイレで吸引するシーンなど、よく見られるショットだ。

最近観ている動画配信のアメリカ映画など、セックス場面とか、むしろ、それが無いとステータス外と思われるようなハリウッド的思想がある。

まあよくも悪くも「エンターテイメント」世界アメリカだし、いちいち文句を云っている場合でもない。

モノの本、によると麻薬による国家戦略は、ローマ時代よりあった、と訊く。その次の時代にあったのがイギリスのアヘン戦争で、「インドで栽培した麻薬であるアヘンを清に密輸出する事で超過分を相殺し、三角貿易を整え
た」とある。
その教科書に書いてある史実によって、かつての中国は、西欧列強帝国によって、弄ばれた、という歴史は、いかんともしがたい現実として、今の中国があることは、誰も異論がなところだろう。

そんな歴史を顧みて、だからそんなことは止めなさい、とプロバガンダはまったく有効ではない。

先に挙げたアメリカ映画の、定型プロットには欠かせないシーンだし、ひるがえって世界の戦争に関与してきたアメリカ兵士の精神安定剤として許容するなら、それなりの言い分もあるに違いない。

と云うのも、日本国内の小説映画においても、似たような描写があって、旧い話のそれをここで晒してみると「限りなく透明に近いブルー」(村上龍)の中盤シーンで、マリファナとかヘロインとか、吸引接種するような場面がある。
また昨日の「浅田次郎」の作品の中にも、麻雀シーンで、対局の一人がトイレに潜り込んで、覚せい剤を打つ、描写がある。

もちろん、創作ストーリーであるし、あくまで仮想を描いているので、それが犯罪ではないことは明らかだが、村上龍氏の場合、それが超リアル描写だったため、当局より聴取された、といった逸話まであった。(当時としては斬新だったし評議選考員の度肝を抜いた問題作で芥川賞になる)

また浅田氏のシーンでも、「席に着くと鼻からあまい匂いがした」という描写には説得力があり、作家本人の体験談と思わせるシーンだが、私の身上談では知らない世界だし判定外の話だ。

また似て非なるニュースとして、ひろゆき氏がアフリカ放浪記、という新企画のテレビ番組があったので、すこし話してみると、開始早々トラブル発生という見出しに、おいおい、と思ったのは否めない。

なぜなら乗ったバスが衝突事故になって、ひろゆき氏が病院でMRI診察する画像が、載っていたのが、その原因と思われた。いや実際、事故ったかもしれないし、短期入院したかもしれない。
であっても、それを認証する手立てが視聴者にない、ことを考えたら、やらせ事故、とみられても仕方ないだろう。

だから1.2.3のケースは、みな、たぶんそうなんだろう、という見立て推測の分析であって、云ってみれば相対的観測なんだから、そうにも見えたし、そうにも見えない、という見解が成り立つ。

この理論を使うと世界のあらゆる主義思想の民主主義、資本経済システム、欧米帝国主義と後進国家の拡大格差その他もろもろは、全部、相対的に見えて、お互いにそれは真実だという仮想幻想を、信じて疑わないだろう。


2023年08月08日

日大アメフト 覚せい剤所持問題について

日大アメフト薬物事件 関東学連が規律委員会を設置
2023年8月7日 21時30分 スポニチ

 関東学生アメリカンフットボール連盟が7日、オンラインによる臨時理事会を開催した。日大アメリカンフットボール部の寮で乾燥大麻と覚醒剤を所持したとして、寮に住む部員で3年の北畠成文容疑者(21)が逮捕された事件を受け、この日付けで「規律委員会」を設置して対応することを決定。規律委員会で罰則などについて審議し、最終的な処分は理事会で決める。規律委員会のメンバーは非公開。8日には日大が林真理子理事長と酒井健夫学長による会見を開く予定だ。

成田悠輔氏 日大の林真理子理事長「ブチギレてそう…応援したい」
アメフト部薬物事件[ 2023年8月6日 13:05 ] afpbb.com 

その「麻薬」はどこで作られているか?

アフガンのケシ栽培、大幅拡大 国連報告書
【2022/11月1日 AFP】アフガニスタンの2022年のケシ栽培面積が前年比32%増となったことが、1日に公表された国連薬物犯罪事務所(UNODC)の報告書で明らかになった。
この種の報告書が出されるのは、イスラム主義組織タリバン(Taliban)が昨年実権を掌握してから初めて。アフガンは世界最大のケシ生産国。UNODCによると、タリバンが今年4月にケシ栽培を禁止して以降、価格が高騰している。今年の収穫の大半は、禁止令が出される以前に植え付けられたものだという。
22年のアヘン農家の収入は総額14億ドル(約2070億円)で、前年(4億2500万ドル)の3倍以上に急増。一方、ケシの収穫高は前年比10%減の6200トンだった。 国連によると、アフガンは世界のアヘンとヘロインの生産量の80~90%を占め、ほぼ独占状態にある。(c)AFP

アヘン貿易
「三角貿易#イギリス、インド、清国の三角貿易」参照当時のイギリスは、茶、陶磁器、絹を大量に清から輸入していた。

一方、イギリスから清へ輸出されるものは時計や望遠鏡のような富裕層向けの物品はあったものの、大量に輸出可能な製品が存在しなかったため、イギリスの大幅な輸入超過であった。イギリスは産業革命による資本蓄積やアメリカ独立戦争の戦費確保のため、銀の国外流出を抑制する政策をとった。そのためイギリスは植民地のインドで栽培した麻薬であるアヘンを清に密輸出する事で超過分を相殺し、三角貿易を整えることとなった。
ウイキペディア

映画『阿片戦争』は、1943年(昭和18年)1月14日に公開された東宝映画製作の日本映画である。阿片戦争 (1943年の映画)
英国人によって清国が蹂躙された阿片戦争を描いた映画であるが、D・W・グリフィス監督の『嵐の孤児』(1921年)を翻案しており、盲目の少女とその姉が混乱に翻弄される姿を描いている。

日本が英国と交戦中ということもあり、日本人のみで中国人とイギリス人の役も演じている。冒頭のインドのカットはヘンリー・ハサウェイ監督の『ベンガルの槍騎兵』(1935年)の1シーンを、終盤の燃え上がる広東市外のシーンは『シカゴ』(1927年、en)の1シーンを無断で流用している。

撮影は沼津市に大規模なオープンセットを造って行われた。避難する群集の撮影には、大勢のエキストラが用いられたが、それでも足りないためエキストラの両手に笠を持たせて走らせるなども行なったという。

特撮はミニチュアによる海戦や都市景観での作画合成などが用いられた。合成を手掛けた向山宏は、当時のフィルム合成では合成素材のマスクを完全に抜くことはできず、クライマックスでは市川猿之助の顔に炎が重なってしまっていたが、火事場なのでこれでいいと済ませたという。

ストーリーは100年前、海上を東へと進む「海賊旗」があった。英国印度総督府は、本国からの非難にも応じることなく、中国へのアヘン輸出を促進するためにチャールズ・エリオットとその弟で海軍将校のジョージ・エリオットを広東へと派遣した。英国が輸出する阿片によって広東の街は乱れており、取り締まる側の広東阿片監視局局長である許沈伯すらも、丁徐伯が経営するアヘン窟でアヘンに興ずる始末であった。

そこに、強硬派である林則徐が皇帝の命で広東総督府に派遣されてきた。地方の官吏を装ってアヘン窟に姿を現した林に驚いた許は彼を斬ろうとするが、近衛兵である穆資英と陳南田との決闘の末に倒され、林則徐は2人に亡国の薬であるアヘンの広東市内からの没収を命ずる。
しかし、10万箱と林則徐が推定したアヘンはわずかに3千箱しか回収できなかった。彼は、アヘンの多くが英国商館がある十三行にあると考え、陳を十三行の英国商館に派遣して十三行の封鎖を命じたが、その翌日から停泊する英国軍艦からの威嚇射撃が始まった。

混乱する市内で、盲目の少女である麗蘭の目を治すために共に広東にいた愛蘭は、阿片吸飲者に飲ませる水を探すうちに麗蘭とはぐれてしまい、雑踏の中で倒れているところを林牙梁に救われる。林則徐は、平和裏にアヘンを回収すべく、自ら十三行へと赴き、チャールズへ十三行のアヘン全ての提供を要請する。清国人に馬鹿にされ苛立つジョージらだったが、チャールズは後のアヘン輸出を考えて快諾し、全てのアヘンが広東郊外に集積された。

十三行のアヘンが全て広東郊外に集積された日の夜、阿片吸飲者によって丁に身売りされた麗蘭は、アヘン強盗を企む丁と共に逮捕されてしまう。一方、林則徐はチャールズら英国人を広東総督府に招待し、大規模な宴を催す。そして夜の8時になって林に促されて窓辺に立ったチャールズらが見たのは、アヘンが燃え上がる煙であった。
チャールズは林則徐の勝ちを認め、翌朝、十三行の英国人は停泊する英国船に移った。林則徐は、攻撃の口実を作らないように十三行の警備の強化を命じる。
しかし、阿片中毒者の放った火により英国商館が焼け、東洋艦隊提督は広東の砲撃を艦隊に命じる。丁と共にアヘン密売の疑いで処刑される直前に穆資英の計らいで救われた麗蘭が愛蘭の元へ急ぐ中、林の努力もむなしく広東は戦火に包まれるのだった。 映画アヘン戦争~

ヘロイン(英: Heroin)とは、バイエル社から販売されていたオピオイド系の鎮痛剤のひとつで、アヘンに含まれるモルヒネから作られる半合成オピオイドである。一般名はジアモルヒネ、化学的には、3,6-ジアセチルモルヒネと呼ばれる。いわゆる強オピオイドに該当するが、副作用がある為に現在では医療用に利用されることは稀であるが、いくつかの国で出産時や心臓発作などの痛みを緩和したり、オピオイド置換治療に使用されている。3,6-diacetylmorphine は6-monoacethylMorphineを経由して、Morphineに変換されてこの分子が脳血液関門を通過する。

語源は、1898年にバイエルより発売された、鎮痛・鎮咳剤の商品名で、『モルヒネに替わる依存のない万能薬』として発売・宣伝された。
依存症の治療1970年代以前の過去には、ヘロインなどモルヒネ型の薬物では早期の離脱が最良の治療法と考えられていたが、1970年、世界保健機関の委員会は、投与量の漸減が効果的であるとの見解を示した。
以前に離脱症状があるかを確認し、離脱を経験し薬物に依存している場合にだけ離脱を管理する必要があり、メサドン維持療法またはブプレノルフィンなどのオピオイド置換療法が考慮される。従来用いられてきたより有害性が低いオピオイド作動薬であるメサドンに置換する治療法がある。メサドンは長時間作用するため、離脱症状が出現するまでに2~4日かかる。
21世紀に入り、オピオイド部分作動薬のブプレノルフィンも用いられている。
重度の依存症患者がヘロイン摂取をいきなり中断すると、上記の離脱症状により苦しめられる可能性が高い。

日本では薬物依存者に対して、ブプレノルフィンなどの治療薬を用いた原因療法は事実上不可能なため、自然治癒力を用いた対症療法しか手立てが無いのが現状である。したがって、ひたすら我慢するしかない。ウイキペディア

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覚醒剤
とは、覚せい剤取締法で規定されたアンフェタミン、メタンフェタミン、及び各その塩類を指します。「覚醒剤」という特定物質があるわけではありません。ただし、国内で流通している覚醒剤の多くがメタンフェタミンであることから、ここではメタンフェタミンについて解説します。

俗称としては、「チョーク」「クランク」「クリスタル」「アイス」「メス」「スピード」などがあります。
メタンフェタミンは、通常白色で苦みのある粉末または錠剤で用いられる中枢神経刺激薬(脳を興奮させる薬)のひとつです。結晶状のメタンフェタミンは、ガラスの破片や光沢のある青みがかった白色の岩石のような外見をしています。その化学構造はアンフェタミンに似ています。アンフェタミンは、注意欠陥多動性障害(ADHD)やナルコレプシー(睡眠障害のひとつ)の治療に用いられる薬剤です。
メタンフェタミンは脳内化学物質であるドーパミンの量を増加させます。ドーパミンは体の動きや意欲、報酬系の強化に関係します。

この薬物は脳内の報酬系に高いレベルのドーパミンを急速に放出させるため、薬物の摂取行為を強化し、反復使用を促します。
短期的影響についてメタンフェタミンはごく少量を摂取しただけでも、コカインやアンフェタミンといったその他の中枢神経刺激薬と同様の健康影響をもたらします。健康影響には以下のようなものがあります。 割愛

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