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紋次郎ファッションは周回遅れのトップランナー

男が、「ファッション」について語ると恥ずかしいか?
長年、そんな風潮が日本にあって(今でも?)、たぶんそれは「徳川藩政以来」と推察しますが、確かな認証があるわけでもありません。

時代劇(山田洋二監督時代劇)の1シーンで外様藩主が自ら足袋の繕い針仕事場面が数秒、撮ってありましたが、それは異例の中の異例で過去にも、さらに将来に渡っても、そんな場面は作らないでしょう(逆説で監督はそれを訴えたかった)

ですから、「楊枝をくわえた紋次郎」のようなニヒルさが日本人の心象に訴えるのでしょう。だから、男がファッションを語るなんて、という具合です。もっとも、バブル時代の男性モデル1952年生まれ「草刈正雄」は、今ではすっかり俳優の盤石で老獪な演技を醸しています。

そんなことは、現メディアでも感じられて、積極的に男性ファッションを論じる場もなければ、映画そしてテレビドラマでも、そんなシーンは見たことがない。
しかしこのサイト(GQ) は逆に、それを専門している雑誌ですから、数多(あまた)ある女性誌ーとは比べるもなく、少ないのは想像されるでしょう。

わたしは、14.5歳のころより、それに関心があり、いろいろ上着など、いじってみたりしてました。なにしろ姉家族の末弟でしたから、世帯は、殆どオンナ世界で、ーミシンーもあったので、独学で作動してました。

そんな感じで、今朝のnote記事、スキ印を見ていて、「monokakihibi」さん記事を読んでいたら「トートバック」完成、というのがあって、スキの返信をしました。

monokakihibi さんは字の通り、物書きプロ、のようで、その合間に縫製を趣味としてトートバック完成品を写真入りでアップしてありました。
それを観る限り、まったく市販品と遜色なく、さすが多方面才能に、長けているという証拠でした。

ここではその紹介と男性ファッション雑誌GQ記事の紹介です。そして江戸ファッション紋次郎合羽のアイテム。

"バッグ゛を作りました「monokakihibi」さんの自己紹介を読んだ感想

https://note.com/monokakihibi/n/n65662332f2de

難波商店 道中合羽(どうちゅうがっぱ) | Japanese Kimono Cape

江戸時代に使われた旅用の上着で、三度笠(さんどがさ)と道中合羽(どうちゅうがっぱ)の組み合わせは、浮世絵にもよく見られます。広げると丸くなるので丸合羽(まるがっぱ)ともいわれていました。合羽といっても雨よけだけではなく、防寒着にも使われていました。武士も庶民も使っていましたが、刀のさし口があるのが武士用です。写真の道中合羽は木綿の縞(しま)に紺(こん)系統のもので、もっとも一般的な庶民用のものです。部分引用

ファッション界のキーパーソン、ノアの創業者が語る最新クリエーション

米国・ニューヨーク発のファッションブランド、ノア。その創業者であるブレンドン・バベンジンにインタビュー。 By GQ Japan 2024年6月20日

ニューヨークのロングアイランド出身のクリエイティブ・ディレクター、ブレンドン・バベンジン(Brendon Babenzien)がエステル・ベイリー・バベンジン(Estelle Bailey-Babenzien)と共に2015年に立ち上げたブランドが、ノア(NOAH)だ。マンハッタンのマルベリーストリートに旗艦店を構え、カジュアルウェアをベースにスケートや音楽のカルチャーを背景にもち、創業以来瞬く間に人気を博している。

クリエイティブ・ディレクターのブレンドン・バベンジン。

GQ


日本では17年9月に東京・原宿に旗艦店の「ノア クラブハウス」をオープン。20年6月には60年以上続いた蕎麦屋をリノベーションした「ノア ヌードルショップ」を大阪に、そして同年9月にはドーバー ストリート マーケット銀座内に3拠点目となるスペースを開いた。
また、今年2月に東京・虎ノ門ヒルズ内にオープンした「セレクト バイ ベイクルーズ(SELECT by BAYCREW'S)」では、最新のラインナップに加え、ブランドと親和性の高いヴィンテージウェアやアクセサリーなどをミックスしたプレゼンテーションをおこなうなど、破竹の勢いで躍進をみせている。

ファッション界のキーパーソン、ノアの創業者が語る最新クリエーション

窪塚洋介の人生に欠かせない10のアイテム | 10 Essentials

また、「1% For the Planet」にも参画し、年間売り上げの1%を草の根環境保護NPOのグローバルネットワークに寄付することを宣言。ファッションを通して、人権や災害救済などの分野における継続的な慈善活動に加え、サステイナビリティにも取り組んでいる。そんなノアの創業者であり、J.クルーのメンズクリエイティブ・ディレクターも務めるファッション界のキーパーソン、ブレンドン・バベンジンに現在のファッションシーンや日本のこと、環境問題に対する考えなどを訊いた。

――最初に、今回の来日の目的を教えてください。

パートナーであるノア ジャパン チームとのミーティングや、東京と大阪の店舗のチェックが目的です。初来日から25年ほどが経ちますが、毎年2回くらい来日しています。日本はいつもインスピレーションにあふれる大好きな国のひとつです。

――日本の変わったところ、変わらないところは?

ファッションにおいては2000年代初頭と比べると落ち着いている印象です。以前は他国では見たことないようなワイルドでエッジィなスタイルを東京のストリートでよく見ましたが、SNSが発達したことで、情報がワールドワイドに共有されているので、ファッションも画一化されているように感じます。それでも、東京のショップのクオリティは高いので、ヴィンテージ・ショップなどのリサーチは欠かせないですね。

――現在の日本のファッションシーンについて、どのような印象を受けますか?

2年周期ぐらいで変化している印象を受けます。アメリカン・カジュアルなムードは日本では一般的ですが、アメカジアイテムを代表するチャンピオンのスウェットに関しては、今回の来日でストリートで着ている人を多くみかけました。スウェットは、昔からヴィンテージショップに置いてある定番アイテムですが、東京のストリートでは、それを現代的なスタイルに取り入れていることが興味深いです。

――音楽やファッションなど、アジア発のカルチャーが注目を集めています。昨年11月、韓国に出店していますが、アジアをどのように捉えていますか?

日本以外は韓国と香港しか訪れたことがありません。各国の比較は難しいのですが、日本は様々な分野でアジアだけでなく世界のなかでもトップだと思います。たとえば、1杯のコーヒーに対して、味のクオリティだけでなく、店舗のブランディングやスタッフの姿勢など、他人への気遣いが素晴らしい。とてもリスペクトしています。

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――モノづくりのインスピレーション源を教えてください。

これまでの人生で経験してきたものですね。子供の頃から親しんでいるスケートや、多感な時期に触れた音楽やニューヨークの雰囲気などがインスピレーションの根源になっています。やはり、自分が経験したものでないと、メッセージ性が薄れてしまってオーセンティックでリアルなものでなくなってしまいますから。加えて大事なのは、反骨精神ですね。スケートやストリートの印象が強いノアですが、スーツやテーラードも作っていて、社会に対して自分たちがこうと決め付けられるのではなく、自由に発信することがモチベーションにもなっています。

――今季の注目しているアイテムは何ですか?

ひとつはリネンのスーツです。着心地がよく、肩肘張らなく着られるスーツは、着なきゃいけないシチュエーションのためではなく、好きだから着たくなるアイテムとして提案しています。さりげなく入ったストライプも気に入っていて、リネンの清涼感も相まっていい雰囲気に仕上がっています。ふたつめは、ハイリブ・スウェットシャツ。通常よりも裾のリブを長くとっていて、丈も短めの仕様になっています。50年代のスウェットからインスパイアを受けていますが、とても現代的だと思いますね。

ファッション界のキーパーソン、ノアの創業者が語る最新クリエーション

――「1% For the Planet」に参加していますが、ものづくりに対する環境の変化などはありますか?

現在、サステイナビリティはとても重要なトピックになっていて、様々なブランドがアップサイクルのプロジェクトやリサイクル素材を使ったものを提供し、消費者の意識と行動も変化していますが、まだ、始まったばかりです。ノアとしてのサステイナビリティは、正しい消費ができるようなコレクションを提供することだと考えています。環境に優しい素材やアップサイクルで生産しても、売れなかったり、2,3シーズンで捨てられてしまうようなものは、ゴミを作っているのと同じですから。数年後にはゴミになるファッションではなく、トレンドに左右されず、10年、20年と長く着られるものを提供することを目指しています。

――J.クルーのメンズ・クリエイティブ・ディレクターとしても活躍していますが、クリエーションの差別化はどのようにしているのでしょう?

意識的にブランドごとに区別をすることはありません。J.クルーは大きなブランドで、店舗数やアイテム数も規模が違いますから、そうした違いによってデザインの違いなどは自然と生まれてくるものです。ノアではシンプルすぎるものも、J.クルーではちょうどいい塩梅だったり、逆も然り。そういう意味では、クリエーションの幅は拡がっているかもしれません。

ファッション界のキーパーソン、ノアの創業者が語る最新クリエーション

――最後に、ノアは来年で創設10年周年を迎えますが、今後の目標を教えてください。

自分たちのペースで成長していきたいということに尽きます。ノアらしくないことをやらなければいけない時って、会社が成長し過ぎている証だと思うので、そうならないように、成長していきたいですね。世界中に店舗があることは理想ですが、ノアが目指しているのはラグジュアリーやパワフルなブランドではないので、ヘルシーであり続けたいです。

以下のギャラリーから最新ルックをチェック!お問い合わせ先:ノアクラブハウス TEL:03-5413-5030

編集と文・高杉賢太郎(GQ )



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