見出し画像

日本の文学賞とは、?

170回(2023年下半期) 芥川龍之介賞・直木三十五賞
170回(2023年下半期)  芥川賞 受賞作品
『東京都同情塔』 九段理江
ザハの国立競技場が完成し、寛容論が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。
犯罪者に寛容になれない建築家・牧名は、仕事と信条の乖離に苦悩しながら、パワフルに未来を追求する。
ゆるふわな言葉と実のない正義の関係を豊かなフロウで暴く、生成AI時代の預言の書。

170回(2023年下半期) 直木賞 受賞作品
『ともぐい』 河﨑秋子
明治後期の北海道の山で、猟師というより獣そのものの嗅覚で獲物と対峙する男、熊爪。
図らずも我が領分を侵した穴持たずの熊、蠱惑的な盲目の少女、ロシアとの戦争に向かってきな臭さを漂わせる時代の変化……
すべてが運命を狂わせてゆく。

『八月の御所グラウンド』 万城目学
死んだはずの名投手とのプレーボール
戦争に断ち切られた青春
京都が生んだ、やさしい奇跡
女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。
Honyaclub


この実況をNHKテレビが過去にドキュメントとして番組を放送している。

(「芥川賞・直木賞の舞台裏」7月14日決定、第165回芥川賞・直木賞
初回放送日:2021年9月4日)

■芥川賞・直木賞は大きなビジネスチャンス。それを見越した出版社、書店の戦略とは?結果を待つ作家の思いとは?全国14か所33台のカメラで舞台裏に迫る。【吉田鋼太郎】
今回の舞台は7月14日決定、第165回芥川賞・直木賞。6月、候補作が発表されるや水面下の戦いが始まる。4作ものノミネートにわく出版社、問題作と評される犯罪小説が選ばれた出版社。震災や同性愛を扱った純文学、実在の人物から膨らむ歴史小説など、様々な作品がそろった。芥川賞・直木賞に選ばれるのは?作家、編集者、書店、印刷会社、製本会社、出版業界全体が固唾をのんで待つその瞬間、14か所33台のカメラで迫る。引用記事

直木賞受賞165回「テスカトリポカ」 佐藤究
心臓密売人の恐怖がやってくる。メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会う。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へ向かった。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年、土方コシモは、バルミロに見いだされ、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく―。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。

【著者紹介】 佐藤究 : 1977年福岡県生まれ。2004年、佐藤憲胤名義の『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となり、同作でデビュー。16年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。18年『Ank:a mirroring ape』で第20回大藪春彦賞、および第39回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)(「BOOK」データベースより)

「決戦タイムリミット」NHK


それとはまったくリンクしない、畳屋後継ラッパーの話し。以下引用掲載。

この話を、最初に検索したが、同日ニュースとして文学賞発表記事(2,023年度)があったので、いつものように載せるつもりでいたのです。

それでいろいろ考えてみると、その二者では、まったく世界観が違うし、それーに対して興味を抱く層も違えば、異質感も違えば、ましてや畳という超日本的職業が、その「芥川直木」賞と、まかり間違って絡むことは、あり得ない。ただ、作家の題材として「畳屋ラッパー異聞」というタイトルは否定されない。(いまは、それの話しではないが)

このnote会員の中にも、その該当賞がチラついているライターもいることと察しますが、その当選確率は、5億円宝くじと同じくらい非日常的確率でしよう。
ええままあ、それだって食品スーパー前のテント小屋で販売している「券」を買わないことには「歩いている犬は棒」にも当たりません。

ただひたすら待つ、のは誰だって経験済だし、それが何年、何十年というロスタイムは、やっているその内容に関わっています。あなたの場合はなんでしょう。

ここの話しでは、好きでやっているラッパーが職人企業の「畳屋」継承という、世界スタートアップ、と同じくらいの高いリスクを背負った選択、というニュースに、興味津々でした。

いずれにしても、小説作家も、職業畳職も、もアバウトに括れば、「クリエイター」なジャンルでしょう。
ただ、世間の注目度(すべてのジャンルはこれに収斂される)ことは免れないし、特に人気商売は、それに一生を費やしてしまう場合もあるので要注意です。
読まない新聞、観ないデレビ、アマゾン廉価版ハードカバー、それと同時シンクロ進行していた「畳屋」斜陽業は、莫大税金投入の完全対象外としてランクされている。


6月16日は父の日 “ラップ”にのせて感謝を伝える畳屋の息子 家業を継ぐきっかけは「父の寛容さ」 
2024年6月12日 12時0分  コラボニュース

6月16日は「父の日」。「父」のイメージと言えば……威厳、頑固、自分勝手――ややもすると「もう何年も父と話していない」といった父子も少なくないかもしれない。


コラボニュース

そんな「父」に、「言いたいことがある」。そう啖呵を切ったメッセージが世に出された。親子が近すぎるほど近い距離で向き合ったビジュアルは、緊張感があるものだが、よく読むと「ラップで贈るぜ 感謝の言葉」とある。

実は、これは新聞広告で、登場するのは、福岡県朝倉市内の老舗畳店三代目・徳田幸生さんと、幸生さんの子で四代目・徳田直弘さんだ。直弘さんは、「徳田畳襖(たたみふすま)店」の跡継ぎにして、畳をテーマにしたラップを届ける、「畳屋ラッパー」としての顔も持つ。

直弘さんが四代目になる決意をし、広告のメッセージにある感謝を伝えるようになった背景には、老舗の家業でイメージされる「頑固親父」とは真逆の「寛容な父親」の姿があった。

「『好きなことをやっていい』愛情 だからすぐ継がなかった心情」

歌詞に込めた父への思い

広告にあるラップの歌詞は、直弘さんが作成したものだ。

中略

「最初はよくわからなかったけれど、畳が好きだと思って入ってきてくれたのはうれしいことでした。仕事って、好きじゃないとおもしろくないですから。自分で好きな仕事として畳と音楽を選んで、どちらも一生懸命やっているから応援しています」(幸生さん)

そして自身の家業を承継した経緯についても明かしてくれた。

「実は、私も最初は家業を継ぐつもりはなかったんです。だから、いったん会社員になりました。だけど、畳がどうしても好きでしてね。それで、家業に入りました。こうしたこともあって、息子に継いでほしいとは言わなかった。好きなことをしてくれればと」

畳と音楽、それもラップ。傍から見れば、遠くかけ離れた組み合わせ。だが、それが新しい面白さを生み出す。大きなイベントに呼ばれる機会も多くなり、テレビなどに取り上げられることも増えた。それに呼応して畳店への問い合わせも増えている。いまのお店への注目が高まるのは父が息子のやりたいことを見守ってくれたからこそ、起きているとも言える。

徳田家の家訓である“人様に迷惑を掛けなければ、好きなことをやっていい”に従って生まれた今がある。

「家業の良さは、音楽をやってきたからこそ、気が付くことができました。やりたいことを好きにさせてくれた父にとても感謝しています。地域の中で家業を守り続けてきた父に感謝を伝えたいと思い、広告のラップを制作しました」(直弘さん)

「お父さんの存在バリ偉大 素直に伝えたい『ありがとう』」

複雑な関係の裏に隠れた関係だけではない家業親子の本音

家業を継ぐ——。中小企業、なかでも家族経営のいわゆる「家業」は、後継者不足が大きな課題になっている。徳田家のようにうまくいくこともあれば、後継者不在を理由に家業を閉じるケースも少なくない。もちろんその背景にある事情はさまざま。一律に語れることではない。ただ、大きな要因のひとつに、父と子がホンネで語り合う機会が少ないことにあるのではないか。

そうした考えのもと6月12日 に掲載されたのが、冒頭の「父に言いたいことがある」から始まる広告。企画したのは、中小企業向けの保険の展開とともに中小企業の経営者とその後継者を応援するエヌエヌ生命保険だ。

同社の遠藤哲輝広報部長は、「親子でホンネを話し合うきっかけになれば」と、広告の狙いを語る。

「調査をしてみると、家業経営者である父親は“子どもには好きなように生きてもらいたい”という方がほとんどでした。そして同時に、“継いでくれたらうれしい”という気持ちも持っている。一方で、子どもの方からすると、家業を継ぎたい人は少なくても、好きなようにやらせてもらっていることへの感謝は持っているんですよね。しかし、どちらもそれを言葉にできているかというと、そうではない。素直に言えていないんです」(遠藤さん)

親の立場からすれば、家業経営の苦労を子どもにも体験してもらいたいとは素直には思えない。また、子どもが家業に入ると、それまでの親子関係一本から、上司と部下、師匠と弟子のような関係性も加わることになる。それは、家族関係の変質に他ならない。ややもすれば、ますます言いたいことも言えなくなってしまうかも…。

「だから、まずは父の日に感謝の気持ちを思い切って伝えてみませんか、というのがテーマです。家業を営んでいる方々はもちろんですが、会社員の親子であっても、どんな親子でも。感謝の気持ちを伝えて、素直な気持ちを伝え合うことからはじめてみませんか、というのが今回のメッセージです」(遠藤さん)

意外と伝えられていない感謝の言葉をまず口に出す。それが、新しい親子関係の第一歩になるのかもしれない。6月16日は、父の日である。

https://news.livedoor.com/article/detail/26573470/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?