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イマサライダー
2022年9月18日 00:55
今から35年前うちの親父の職業は移動販売だった。その当時はコンビニエンスストアはひとつも無く山奥の民家や入り組んだ路地の奥に住む家は日々の食材の調達に苦労していた。その殆どが高齢者だったからだ。親父はその不便さに目をつけ人助けか儲けるためか分からないがひと気が無いその山奥へ食材を売り届けていた。まだ真っ暗な深夜2時になると小さな冷凍車は大きな排気音を立てて仕入れの市場へと走り出した。