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こんな雑誌を作りたい!ー市井で暮らすおひとりさまの高齢者ライフ

#オンナおひとりさま #高齢者ライフ #熟成下書き #PS2021

女性のおひとりさまの老後と終活の特集をしている雑誌が増えた。
わたしもパートナーは持たないまま、40代からひとり身で高齢者ライフを楽しんで自宅で最期を迎えようと考えて実行している最中だ。

その参考にと老後や終活を特集した雑誌や本を読んでみたが、自分の生活と感覚にしっくりこない。
有名人なら女おひとりさまでも他人は何も言わない。ひとりで生活し、娯楽を楽しみ、知人友人と食事やお茶を楽しむ。既婚者からは、「さびしいでしょう、不便でしょう」と声をかけられる。年若たちはある意味哀れんだ視線を向けてくださる。
市井でつましく働いてきた女おひとりさまと有名人の「お金がない」の感覚は違う。住んでいるところの家賃や地価、普段使いの身の回りの品や食物の値段はかなり差があるのではないか。市井のおひとりさまにとって、高価と感じる品々を使ってらっしゃるのだろう。世間様から見ると、女おひとりさまの懐事情は厳しいらしい。懐事情が厳しいのは、未婚既婚問わないと思うのだが。
令和の世になっても女性が独り身でいるのは、珍しいことらしい。

目立つ特集が「終活」だ。
エンディングノートや葬儀の仕切りなど、無料資料請求にまで特集してある。
初老期になっていきなりあの世に行くのではない。
最期のお迎えが来るまで、長い時間を過ごすのだ。勝手に人の人生を終わらされては困る。
最期を迎えるまでの生活スキルや情報などを特集してある雑誌はほとんどない。

わたしが作りたいのは、市井で生活する女おひとりさまが孤立せずに心軽く生きていくお役立ち情報を連載して特集する雑誌だ。
雑誌のタイトルは「市井の女おひとりさまの高齢者ライフ」。
執筆するのは市井で暮らす女おひとりさまたち。
目次とその解説を説明しよう。


1.終活より老い支度と高齢者ライフ



この章は元気ではつらつとしたライフスタイルを、自分の老いに合わせたライフスタイルへ変えることをテーマにする。内容は断捨離・住むところ・健康チェックなどだ。
繰り返すが、人は初老期を迎えていきなり死なない。壮年期の終わりから20年以上は生活していくのだ。エンディングノートや終活ももちろん大事だが、それよりこれから迎える高齢者ライフの過ごし方を考えるべきだ。
終活は一度では終わらない。自分が体調を崩した時、身内が他界した時、見直してその時の自分に適した内容に変更しなければならない。老い支度と並行して行うことで、エンディングノートの内容はその時に適したものになる。終活単独だと、自己満足で終わるだろう。
世の中のメディアさん、勝手に人の人生を終わらせないでくれ。

2.次世代のおひとりさまのために




市井のおひとりさまのリレーエッセイの章で、生涯おひとりさまだけじゃなく離婚死別で新たな配偶者を持たず子どもと離れてくらすシングルアゲインのおひとりさまにも担当してもらう。
おひとりさまを選んだ理由/日々の生活/人付き合い/最期の迎え方など、職種問わずエッセイを綴ってもらう。
先輩おひとりさまのマネはしなくていいので、せめて参考になればいいと思う。

3.徹底議論。パートナーは必要?



この章ではパートナーがいる女性とおひとりさまを選んだ女性の議論してもらう。
パートナーを持たない選択をし続けるおひとりさまと、パートナーは必要な女性のそれぞれの考えを文章にしてもらう。時に対談形式や座談会の形式にする。
わたしはパートナーを持たないおひとりさまだが、他人に自分と同じ考えを押し付けるつもりはない。パートナーが欲しければ持てばいいが、誰かに依存する生き方は避けてほしい。誰かがいないと生きていけない人は、他人の機嫌を伺い自分のことを疎かにする生活しか待ってない。 パートナーを持っても入籍せず別居している女おひとりさまの話も聞いてみたい。

4.本や雑誌の特集、ホントに役に立つ?

この章では雑誌が特集する老い支度や資産運用が参考になるかを検証してみる。
基本的には体験談を募集するが、時々対談形式にしてみる。
例えば資産運用経験者から雑誌の特集は現実的か、断捨離や親の介護なども、いざその時になってみて雑誌の特集が役に立ったかなど対談してもらう。
メディア批判が目的でなく、自分に役に立ったか否かを判断することが目的だ。

5.親の介護は身内が見るべき?ーやすちんさんのブログ

やすちんさん@yasuchinchi同居デスブログ、これは必読だ。
やすちんさんは結婚して実父母義父母の介護を体験している、市井の女性だ。おひとりさまでも親の介護には直面する。しかも介護は両親同時に始まることもあるし、父母どちらかの介護が始まって間もなく両方を介護する状況になる。
介護保険制度だけでなく、兄弟親戚に頼れるかも判断しなければならない。
親の介護が始まっても、決して責任持たない第三者の意見は聞かないこと。
無責任だからお花畑なことしか言わないから、「わかりました〜」と聞き流して一切参考にしないことが鉄則なのは言うまでもない。

6.自分の老後、いったいお金はいくら必要なんだ!

この章では市井に暮らす女おひとりさまの生活費を紹介してもらう。
金融機関やメディアが、「◯千万円ないと老後は悲惨!」と煽っているが、市井の人々は年金と貯蓄で慎ましやかに生活しているのが現実だ。高価なものを買わず無駄遣いしなければ、月15万円あれば生活できる。
お茶会をしているシニアマダムたちが、「年金半分に減らされたら困るけど、2万円くらいなら減らされてもいいわ」と話していたのを盗み聞きした。歳を重ねると確実に気力体力は無くなるので、旅行や買い物などで派手にお金を使うことは無くなるのは確かだと感じた。
医療費や介護費用がかかるとも煽られるが、言われたままの医療と介護を受ければ出費はかさんで当然だ。
もちろん社会資源を活用して生活を成り立たせている方のお話も聞かせてもらう。経済的な理由でパートナーを持たなくても、おひとりさまでやっていけるケースも紹介したい。

7.補償をかけてない人のためにー社会資源や控除制度を活用しよう

この章では年金未払いで受給できない人/年金受給額が少ない人/生命保険をかけてない人向けの内容にする。
低所得高齢者向けの住宅・非課税世帯について・払わなくていい/割引になる料金の紹介と解説をしていく。
できれば生活福祉課の職員に直接インタビューして、困ったときの相談窓口も掲載したい。

8.連載ー介護保険の徹底攻略法

両親や自分が介護保険を使う状態になったとき、ケアマネージャーさんに丸投げするもありだ。しかし丸投げすることで生じるデメリットは当然ある。費用・受けたい医療や介護の選択・いざというときの決断など、わからない/知らないで済ませられないことは多い。
医療従事者じゃなくてもわかるように介護保険について毎月開設する。
介護保険とは何か/被保険者と保険者/要支援要介護とは/など、介護保険制度の項目の解説から攻略法までを連載する。
介護保険は改定することがあるので、改訂する項目と改訂前と何が違うかも解説していく。
担当は介護保険施設で働くケアマネージャーさんにお願いして、年一回は各都道府県のケアマネージャーさんの対談や寄稿もお願いしたい。

9.連載ーおひとりさま高齢者ライフの懐事情 

この章はお金があろうとなかろうと、今持っている財産の守り方や増やし方を紹介する。
希望者を募って毎回2人の生活の収支や資産運用を判断してもらう。
生活が苦しければ節約するだけでなくおトクなサービスや制度の活用を紹介してもらい、心に少し余裕が出てくる経済状態に持っていくことも目指す。
最適な人はまだ見つからないが、情報量豊かでおひとりさまで最期を迎える覚悟を持った人を支持する考えのフィナンシャル・プランナーにお願いしたい。

女おひとりさまがいるのなら、男おひとりさまもいるだろう。
女に限定したのは、自分自身の課題だから。多分男性とは直面する課題は違うだろう。
DVや虐待までいかなくても、毒親家族仲が悪い人は多い。それなら家族と縁を切って、友人知人社会資源を利用しておひとりさまで老後を生きていく。
おひとりさまで生きていけることを示すことができれば、望んでおひとりさまで生きていく次世代も出てくる。
家族や配偶者に縛られない生き方が可能なことは、絶対に次世代に伝えなければならないことだ。
家族や血縁に頼らずおひとりさまで生活できるのが、成熟した社会だ。
最期まで自分を大切にして、自分の人生を生きていこう。

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