ドイツ語の地味にイヤなところ
ドイツ語学習でのあるある苦悩といえば、ほとんどの名詞に性別が割り当てられているので、それを全部覚えないといけないということだ。
英語でいう所のTheがドイツ語では男性名詞、女性名詞、中性名詞、複数形の4パターンにわかれている上、場合によってその言い回しが変化する。
この悩みは言い尽くされすぎて定番なんだけど、勉強しつづけて行く内に次第に慣れる。
私がいまだに混乱するのが数字の言い回しだ。
例えば「45」。これを言う時は「5と40」と先に一桁の方から言う。じゃあ「345」だったら5と40と300と反対順で言うのかと思いきや「300と5と40」という順番になる。
なのでドイツ語の文章を読んでいる時数字の所でいつもつまずく。左から右に目を動かしているのになんでバックしないといけないんだ。
それでも経験の積み重ねで4桁までならギリギリ大丈夫かなというレベルにはなったが、5桁以降はお手上げだ。ニュースを聞いている時に飛び出てくる大きな数字はもう脳の処理が追いつかないのでそこだけスルーするようになった(XX,XXX人がデモに参加とか、XX,XXXトンのCO2削減とか)。
この数字読み方問題は、私以外でも引っかかっていたようで、イタリア人元同僚もまた数字を読む時はイタリア語で読んでいた。
ヨーロッパのほとんどの国ではこんな読み方をしない。ドイツ語は特異性からたまにミームにされるけど、この数字の読み方もまたそう扱われる所以の一つだと思う。やはり他のヨーロッパ言語と比べて一線をなす特殊な存在だ。
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