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ドイツの保育士不足問題

ドイツでは保育園/幼稚園、総称“Kita”での慢性的な保育士不足が深刻な社会問題となっている。親たちは子供を受け入れてくれるKitaを見つけるために大きな労力を強いられているのが現状だ。

我が家にも2歳の子供がいる。3ヶ月かかって幸いにも比較的早く見つけることが出来たが、昔出会った女性はお腹に子供がいる時点ですでにKita 探しに着手すると言う気の入れようだった。

最近読んだ記事によると、ベルリンのKitaでは、2022年時点で閉園時間の短縮が5割以上にも及ぶ状況が報告されている。これにより、働く母親の中には育児を理由に仕事を減らすケースが62%に上り、親たちは子供の休園に伴い有給を取らざるを得ない。


そんな負の状況に輪をかけるようにコロナによるロックダウンの翌年には出生率が上昇していて、これが保育士不足問題に一層の混乱を招いている。人手不足と需要の拡大が悪循環となり、早急な解決策が求められているが希望の光はいまだ見えていない。

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