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【ドイツで職業訓練】苦痛しかなかった職業訓練学校

職業訓練とは職場で実際に働いてノウハウを学びながら、学校で専門的な知識を学ぶ、ドイツでは一般的な制度。
今回は学校のことについて書いていこう。


職種によって行く期間と頻度は変わるが私がやっていたHotelfachfrauの場合、毎月1週間学校に通う必要があった。
学校は8時から15時半まで。
授業は1コマ90分、休み時間は20分。
学校の週の時は憂鬱で憂鬱で仕方なかった。理由はいくつかある。


1) ドイツ語ワカラナイ⋯

授業の6割7割しかドイツ語が理解できなかった。なのに成績が悪いと留年の可能性がある。先生によるけど、授業中挙手が少ない生徒は、やる気がないと見做されて評価を低くつけられる。
そうは分かっていても挙手はできなかったので、出題されるテストをめちゃくちゃ頑張ってなんとか留年を回避した。しんどかった。

2) やる気のあるクラスメートたち

授業中周りバンバン手を挙げるのよね。先生が問いを言い切る前にすでに挙げてたりする。あと挙手しなくて勝手に答えるとか。
そんな状況なので積極性に欠ける私はかえって目立った。自分自身「何か答えなきゃ⋯!」と焦るんだけど意気地がなく最後まで発言できず⋯。毎授業こんな感じだった。プレッシャーを感じてばかりの時間でなんも楽しくない。

3) クラスメートたちと馴染めない

職業訓練をやる人たちって大体20代前半までの子ども。私は30過ぎ。
日本人相手にすら上手く会話のやり取りができないコミュ障がドイツ人の、それも若者のグループに溶け込むなんて至難の業。
意地悪されるような体験はなかったけど、いつも孤立していた。話し相手なんていないから休憩時間がいつも長く感じられた。

4) グループワーク

そんな状況でもやってくるグループワーク。「好きに組め」って本当死刑宣告なみの効力。
グループ組んだはいいもののこっちはコミュ障だよ。若者たちの会話早くてついていけないよ。私があまりにもポツンとしてるから10代の子たちから気をつかわれたよ。
そしてみんなの前でプレゼンしないといけないなんてなった時は地獄だった。私がプレゼンすると変な空気流れてた。
このグループワークが職業訓練学校の思い出の中で何よりもイヤだった。




あまりにも窮屈すぎて仮病使って早退したり、何回かサボったりもした。そんなイヤイヤ通ってた3年間の職業訓練学校での成績表がこちら。

ドイツの成績の見方は1が超優良、2が優良、3が良、4が可、5が不十分、6が不可となる。
後ろ向きな気持ちで通いながらもこの成績は我ながら頑張ったと思うよ。



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