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事件解決の糸口はお母様?!

「母が社会と繋がれるきっかけになったらいいなと思って。」

今回お届けするお話の背景にはお母様に対する素敵な想いが込められていました・・・

皆さんこんにちは! インターン生のYuzuhoです!

今回は、先日6月18日に発売開始した「【もったいないは無くせる】手縫い済み ふわふわラウンドクッション」のサイドストーリーをお届けします。
https://perromart.jp/collections/super-sale/products/mottainai-round-fluffy-bed-1

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実はこの商品、perromartを運営する25Holdingsのメンバーである原さんのお母様の手縫いによって再生された商品なんです。

「手縫い?」、「なんで社員の方のお母様?」、「そもそもなぜ?」など疑問が盛り沢山でしたので、プロジェクトに関わった社員さんに話を伺いましたので記事にしてお届けします。

検品中の大事件

このお話の始まりは、2020年4月。
カラーやサイズによっては完売状態になっていた人気商品「ふわふわラウンドクッション」をようやく入荷でき、さらには新カラーの発売の準備をしていた最中に事件はおきました。

検品中に、穴が開いているふわふわラウンドクッションが複数あることがわかりました。

穴が空いてしまっているものの少し手を加えれば使える商品もあれば、見た目では全くの良品に見える商品まで、総じて70〜80個。穴あきの商品はこのままでは廃棄となってしまい「もったいない」。

そこでふと出た考えが「縫う」ことでした。
しかし、そこから先に進まなかった原因は「いつ、誰がやるか?」

この後も控えている新商品の発売。
そして、日々いただけるお客様からのご相談やご質問への対応。
ふわふわラウンドクッションを縫いたい気持ちはあるけれどもできるのだろうか。
そもそも裁縫なんてしばらくやっていないのに、この数を縫うのはどれくらいの時間がかかるか検討もつかない。

そんなどんよりとした空気が原さんの驚きの提案によって一変します。

「うちの母親に頼んでみましょうか。」

実は原さんのお母様は趣味でパッチワーク作品を作るなど、手芸が得意な方。
「本当に良いの?」という確認が入る中で話は進み、原さんのお母様にご協力をいただくことになりました。

入荷から2ヶ月ほど、どうしていいかわからない状態が続いていましたが、お母様に確認が取れたのち、すぐに行動に取り掛かり、すべて綺麗に縫い上げるまでにかかった時間はわずか3日でした。

そこから販売準備に移り、ついに6月18日に「【もったいないは無くせる】手縫い済み ふわふわラウンドクッション」として販売が再開されました。

【もったいないは無くせる】手縫い済み_ふわふわラウンドクッション_–_perromart_jp

ありがたいことに早くもご注文をいただけています。

そもそもなぜリペアをしてまで修復を?

これまでを振り返り、穴あきラウンドクッション復活プロジェクトに関わられたお二方にお話を聞いてみました。

まず、コミュニティマネージャーのくるみさんになぜ縫うことになったのか伺いました。

まずは、「もったいない」この一言に尽きると思います。穴がある状態ではワンちゃんやネコちゃんが誤飲をしてしまうとよくないのでこのままでは販売できない。でも穴以外は全然使えるのに捨ててしまうのはもったいない。

そして、話は少しずれてしまうのですが、25holdingsは会社としてもフードロスの取り組みをしています。この取り組みの他にもご購入いただいたお客様に商品と一緒に送付する納品書を電子化することで紙資源の利用を低減しています。

そんな私たちだからこそ、目の前にあるこのままだと廃棄になってしまうふわふわラウンドクッションをどうにかできないかと考えていました。

なぜお母様が頼もうと思ったのですか?

「そもそもなぜ原さんは、お母様に頼もうと思ったのか?」ふと疑問に思い、質問をしたところ、こんなお返事をいただきますた。

うちの母親は趣味でパッチワーク作品を作ったり、手芸が得意なんです。

親のことで言うのもなんだか恥ずかしいですが、これみてくださいよ。すごくないですか?

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↑原さんお母さんの作品

こういうのをたくさんつくってるんですよ。
だから「縫おう!」という話が出た時に、うちの母親なら協力できるかなと思ったので提案してみました。それくらいの気軽な気持ちで提案したんですけどね。

より深く聞いてみると、そこには原さんのお母さんに対する温かい想いが込められていたのです。

実はうちの母は、3年前くらいに倒れてて、働けなくなってしまったんです。元々誰かのために動いている方だったので、家にいることにストレスを感じていて、なにか家の中でできる仕事があるといいなと前から思っていたんですよ。

それでこの話が出たときに、僕は母に対して何か社会と繋がれるきっかけがあったらいいなと思って。
会社との間には自分が入れるので、このやり方だったら母に対してストレスがかかりすぎることなくできるのではと思って、提案したんです。

「もったいない」という25Holdingsの一人ひとりの想いから始まったふわふわラウンドクッションの再生プロジェクト。
それは、ふわふわラウンドクッションが修復されただけでなく、お母様に対する愛情とお母様自身の商品への愛情が込められたあたたかな商品として生まれ変わったのでした。

いかがでしたでしょうか。

現在、perromartではアウトレットコーナーにてお求めいただけます。そのため、価格に注目いただくことが多いのですが、実はその背景には今回のエピソードがあることも少し頭の片隅に思い浮かべていただけたら幸いです。

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以上が、「【もったいないは無くせる】手縫い済み ふわふわラウンドクッション」のサイドストーリーでした。

・商品詳細はこちらから
https://perromart.jp/collections/super-sale/products/mottainai-round-fluffy-bed-1

「もったいない精神」は偉大だ!

最後に、今回私がお話をお聞きして思ったことを書き残します。

私が何よりも驚いたのは、25holdingsの皆さんの行動力。

思いつきから、瞬く間に素敵な商品に生まれ変わらせてしまう。不備商品が紛れもなく唯一無二の「ふわふわラウンドクッション」に生まれ変わる。

私だったら、この状況下で縫うことを提案できただろうか、、、
いや、恥ずかしながらきっと他の業務に目が行ってしまっていたと思います。

「もったいない」という想いから、素敵なストーリーを作り出した皆さんにただただ感嘆するばかりでした。

「それを楽しめたから。このメンバーだったから。」

原さんは最後にこうおっしゃいました。

私は、以前電車で疲れて眠っているサラリーマンを見て、お仕事は辛いものなのだと思っていたのですが、今回楽しんで仕事をしているお姿を見て、素敵だと思うと同時に、自分もそんな働き方がしたいと強く思いました。

みんなが同じ方向を見て、壁にぶち当たっても負けじと取り組む姿勢こそ、素晴らしい見本だと思います。

私もそんな皆様のお姿を見習い、自分も一員として貢献できるよう励んでいきます!
そして将来、そんな社会人になれるよう頑張ってまいります!

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


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