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大切なワンちゃんやネコちゃんの歯の健康を維持するための多くの選択肢を作るために

今回は、ドッグハピネス+を開発された麻布大学獣医学部獣医学科の福山朋季先生に本記事を執筆して頂きました。研究ベースから実際のドッグペアレント様のお声まで、詳しくドッグハピネス+をご紹介いただいております。是非、ご覧ください。

自己紹介

福山 朋季 (Tomoki Fukuyama)
所属研究室:麻布大学 獣医学部 獣医学科 薬理学研究室
東京農工大学農学部獣医学科を2004年に卒業後,一般企業および米国獣医系大学(ノースカロライナ州立大学)で医薬品,化粧品,農薬,一般化学物質および動物用医薬品の安全性や薬効確認の研究に従事し,2018年10月に麻布大学に赴任させていただきました。現職では,①環境中物質が免疫機能に及ぼす影響評価,②ヒトや伴侶動物(ワンちゃんやネコちゃん)のアレルギー病態解明および対策商品の開発,③ワンちゃんやネコちゃんの歯周病機序解明および新しいケア商品の開発,を関連する企業様と協力して実施させていただいております。

麻布大学での研究

生活習慣や食生活の変化に伴い,3歳以上のワンちゃんの70%以上が歯周病を患っている事が報告されており,放置すると歯肉炎や歯の喪失といった機能的な障害に発展します(図1)。歯周病は歯垢内に存在するPorphyromonas gulae等の歯周病菌が増殖する事でワンちゃんやネコちゃんの細胞を傷害します。加えて,歯周病の進行および歯周病菌の増殖は強い「口臭」を伴う事から,歯周病ケアはワンちゃんやネコちゃん自身の生活の質だけでなく,一緒に生活されるペットペアレントさんの生活の質を維持・改良するためにも重要です。私共の研究室では,皆様の大切なワンちゃんやネコちゃんの歯の健康を維持するための多くの選択肢を作るべく,日々研究を行っております。

図1

図1 犬における軽度および重度の歯周病

多くのワンちゃん,ネコちゃんが歯周病に罹患されているにも関わらず,獣医学領域における歯周病の研究は進んでおらず,ケア商品も限定的です。そうした中で,多くの企業様やボランティア様のご協力をいただき,デンタルガム,スプレー,歯磨きジェル,療法食等様々な形態の商品の治験を実施させていただいております。今回ご紹介させていただくドッグハピネスの主要成分は,ギリシャのキオス島でしかとれないピスタチア レンティスカス バーチアという種類の木から採取される「マスティハ」という天然の樹脂で,現地では古代ギリシャ時代からマスティハを噛む習慣があり,チューイングガムの起源としての記録が残っています。ヒトの領域では歯磨き粉等に既に応用されており,今回獣医学領域での応用を目指して研究を進めております。

マスティハの歯周病および口臭に対する効果を確認する目的で,軽度から重度の歯周病ないし口臭に悩まされているワンちゃん30頭に,1ヵ月間毎日朝夕食後2回,ドッグハピネス(マスティハ含有歯磨きジェル)を歯周に塗っていただきました。結果,ドッグペアレント様自身が感じられる口臭指数は使用開始1週間後から目に見えて低下し始め(図2),1ヵ月後の検査では口臭の原因となる硫化水素とメチルメルカプタン濃度も使用前と比較して劇的に低下しました(図3)。歯周病菌の活性もドッグハピネス使用後では使用前と比較して約半分程度に減少しており(図3),ドッグハピネスが口臭と歯周病菌の両方に有効である事が示唆されました。

図2

図2 ドッグペアレント様が感じられる口臭の変遷

図3

図3 口腔ガス中の硫化水素およびメチルメルカプタン濃度

図4

図4 歯周病菌活性の変化

ドッグハピネス+の有効性

ワンちゃんの臨床研究結果からもわかる通り,ドッグハピネスは口臭に対して高い有効性が認められています。ほぼ全てのドックペアレント様が使用開始後1週間以内に効果を実感しておられ,実際に口腔ガス中の硫化水素およびメチルメルカプタン濃度も改善されています。ワンちゃんの口臭に悩まされているドックペアレント様には特におすすめしたい商品です。また,私共の先行研究では,マスティハの歯周病菌に対する殺菌作用が証明されており,ワンちゃんの臨床研究においても歯周病菌の活性がドッグハピネスにより抑制されています。継続的にご使用いただく事で歯周病菌の活性だけでなく歯周病の進行を抑える効果も期待されます。
私共は現在,マスティハの免疫機能に及ぼす効果を研究しており,すでに良好な結果を得ています。ドッグハピネスにはマスティハ以外にEPAやDHAといったω3脂肪酸が含まれており,抗炎症作用がすでに証明されております。ドッグハピネスの使用はオーラルケアだけに留まらず,その他の炎症性疾患や免疫異常にも効果が期待できます。

使用者レビューを含めたメリット

臨床研究に参加していただいたボランティア様から,「口臭が酷くて同じ部屋にいることが苦痛だったが,ドッグハピネスのおかげで口臭が劇的に改善した」「ドッグハピネスを毎日塗ることでワンちゃんとの距離が縮まった」「歯が悪くて御飯が食べられなかったワンちゃんが御飯が食べられるようになった」とのお声を多数いただきました。近年の研究では,歯周病は口腔内の問題だけでなく,アルツハイマーをはじめとした神経疾患,免疫疾患および循環器疾患との関連が示唆されています。ドッグハピネスによる歯周病の予防や治療が,ワンちゃん並びにドッグペアレント様のQuality of lifeを高められる事を願っております。

ドッグハピネス+の使用方法

①毎日,1日1~2回をドッグハピネス+を塗布。
②1cm程度を指に取り,歯と歯茎を汚れを落とす感じで指で歯磨きしてください。
③再度1cm程度を取り,歯周(ポケット)を中心に塗布してください。

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一回使用量(約1 cm)

《ドッグハピネス+》
価格:¥1,300(税込み)
原材料:マスティック、乳酸菌、パパイン、キトサン、DHA・EPA(ω3脂肪酸)、ビタミン類
容量:20g
特許番号:特許取得(株式会社ソーシンと麻布大学との共同特許)特許第6468559号
perromart.jp商品ページURL:https://perromart.jp/products/doghapiness-plus?_pos=2&_sid=4d7b198d1&_ss=r


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