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【5月の保育】"春の息吹を感じながら、成長と感謝の芽生えを育む"

こんにちは☺ いつもこどものせかいブログをお読みいただき、ありがとうございます!!


今回は、5月の保育内容について、考えてみたいと思います☺


すっかり暖かくなりましたね。


ほんの数か月前は、寒いぃー!って言ってたのに😓


5月は、暖かくなり新緑が美しい季節です☺


この時期の保育では、季節感を感じることや自然に親しむことが大切です☺


また、新年度から1か月が経ち、クラスが落ち着いてきた頃かなと思いきや、ゴールデンウイークがあって、切り替えが難しくなったり、、、😨


そこで、5月の保育のねらいと保育内容について考えてみたいと思います☺


5月の保育のねらい

5月というのは、季節的にどのような季節なのかを考えて、保育のねらいには、以下のことを考えました☺


・季節の変化や自然現象に興味を持ち、観察や表現を楽しむ。

・子どもの日や母の日などの行事に関心を持ち、文化や伝統を理解する。

・戸外での活動や遊びを通して、身体を動かすことや仲間と協力することに喜びを感じる。

・新しいクラスに慣れ、自分の役割やルールを理解し、自信を持って参加する。

他にもあるかもしれません。

もし、素敵な保育のねらいを思いつきましたら、コメントで頂けたらとても嬉しいです🙌


5月の保育

私が5月の保育のねらいから考えました保育の内容は、以下のようになります☺


・季節に合わせた製作や歌・絵本などで、春の自然や生き物について学ぶ。

・鯉のぼりや兜などを作って、子どもの日をお祝いする。

・カーネーションやメッセージカードなどを作って、母の日に感謝の気持ちを伝える。

・遠足や園庭遊びなどで、戸外で自由に遊んだり、チーム遊びやリレーなどで仲間と協力したりする。

・クラスごとに決めたテーマや目標に沿って、活動や遊びに積極的に参加する。


以上が、5月の季節を意識した、保育のねらいと保育内容です☺


それぞれの保育内容を発達のレベルに応じて、難易度を調整することが、保育者の役割として、とても重要になります☺


5月は、子どもたちが春の自然や行事を楽しみながら成長する時期です。


保育者は、子どもたちの興味や感情に応えて、豊かな体験を提供できるようにしましょう☺



5月の行事

子どもの日や母の日は、保育園や幼稚園で様々な取り組みが行われることが多いですね☺


子どもたちが自分の家族や文化について学んだり、感謝の気持ちを伝えたりする機会になります☺


しかし、保育の取り組みでは注意しなければならない点もあります!!


行事の注意点

まず、子どもの日や母の日は、


すべての子どもや家族にとって同じ意味を持つわけではありません😓


例えば、海外出身の子どもが居られる場合がありますよね☺ 彼らの背景や文化も考慮する必要があります☺


さらに、家族の形や状況は様々です。


ですので、内容によっては子どもの日や母の日の取り組みが、子どもにとって楽しいものではなく、辛いものになる可能性があります😓


そこで、保育者としては、子どもたちの気持ちや背景を尊重し、無理に一律に同じ形で参加させたりしないことが大切です。いろんな選択肢を用意したりまた、子どもたちに一方的に教えるのではなく、子どもたちから聞いたり話したりすることで、多様な家族や文化について理解を深めることができます。


そして、子どもたちが自分自身や自分の国に肯定的な言葉や態度で接することが大切です!


次に、子どもの日や母の日の取り組みは、保育園や幼稚園だけでなく、ご家庭でもされることが多いですね。


例えば、カーネーションや手紙などを作ってプレゼントしたりすることがあります。しかし、保育士としては、ご家庭でどういう風に過ごすかはご家族に任せることが望ましいです。強制的にプレゼントを作らせたりすると、ご家庭で困ったり困らせたりすることになるかもしれません😓


また、プレゼントを作ること自体が目的ではなく、子どもたちが自分の気持ちを表現することが目的です!そのため、プレゼントを作るかどうか、あるいは誰にあげたいかは子どもたちが選択出来ることが大切です☺


そして、プレゼントを作る場合でも、型にはまったものではなく、子どもたちの個性や創造性を生かしたものにすることが大切です🙌


5月の記念日

5月にある記念日を保育に取り入れるため、どのような記念日があるのか確認してみましょう!


えんぴつ記念日(2日)

みどりの日(4日)

こどもの日(6日)

アイスクリームの日(9日)

看護の日(12日)

愛犬の日(13日)

ヨーグルトの日(15日)

ごみゼロの日(30日)

母の日(12日)

などがあります。


子どもの日は、


子どもたちが自分自身や仲間を大切にする気持ちや、健康で元気に成長することを願う気持ちを育むこと。

母の日は、


母親や家族に感謝する気持ちや、自分たちが愛されていることを実感すること。

を保育の目的にすることが出来ます。

これらの目的を達成するためには、子どもたちにとって有意義な活動にすることが大切です。


〇子どもたちに無理強いしないこと

例えば、鯉のぼりやカーネーションを作るときには、子どもたちが自分で選んだ色や形にしたり、自分で書いたメッセージを入れたりすることを尊重しましょう。また、歌や劇などで感謝の気持ちを伝えるときには、子どもたちが本当に言いたいことや感じていることを聞きましょう。強制的に決められた言葉や動作をさせると、子どもたちは主体性を失ったり、人への信頼が揺らいでしまう可能性があります。


〇子どもたちに偏見や固定観念を植え付けないこと

例えば、子どもの日は男の子だけが楽しむ行事だとか、母親だけが家事や育児をする人だとかいうような固定的な考え方は避けましょう。子どもたちはそれぞれ個性や興味がありますし、家庭環境も様々です。性別や役割に関係なく、子どもたちが自由に参加できるような活動を用意しましょう。また、母親以外に感謝したい人がいる場合には、その人に対しても表現できるような工夫をしましょう。


気持ちが伴う行事は、何でもそうなのですが、大人目線になってしまいますと、子どもにとっては自己否定や人への信頼が損なわれる可能性があります。ですので、保育士としては、あくまでも子どもが内発的に、自分から感じて取り組めるようにすることが大切です☺


他に私が注目したい記念日は、みどりの日アイスクリームの日ヨーグルトの日でしょうか。


みどりの日は自然を大切にする背景や意味を伝えられるでしょうし、アイスクリームやヨーグルトは子どもが大好きだったりしますので、その種類や栄養を伝えることで食への関心を広げる日に出来ます。


看護の日や愛犬の日は、個人的に合う子どもに対して話題にしたりすると、共感やコミュニケーション能力を育むために良いのではないでしょうか。


人に感謝するというねらいの注意点

先ほど母親や家族に感謝をするという目的について書きましたが、人に感謝をするというねらいは、私は幼児期の中盤辺りまでは、あまり適切な時期ではないように思います。


幼児期中盤辺りまでは、あくまでも信頼する大人から大切に守られ、自分を主体的に発揮することが中心の保育にする必要があります。自ら他者に気を配り、自分を調整するのは、発達的には6歳辺りになってからとも言えますので、それまではその過渡期と考えた方がいいと思います。


幼児期の特に中盤辺りまでは、あくまでも『あなたとして生まれてきてくれて、ありがとう!』と無条件に感謝される側で居た方が、将来大人になってから、内発的にお世話になった大人に感謝する気持ちが育まれると思います。


自分から『~してあげたい!』と行動する場合を除いて、誰かに感謝することを保育のねらいにするには、かなり注意が必要です。

保育士としましては、子どもが年長になるまでは、手本を示すために何かしてもらうたびに『ありがとう』というなど、子どもの前で感謝を示すということも、大切な保育のねらいになると思います!


『感謝されると嬉しい!』という感覚を持つことで、将来、自分から感謝を示す行動に繋がる可能性が高くなります☺


ですので、私が保育士として考える『母の日』の保育のねらいは、基本的には大人の側から子どもに感謝をする日にしたいです☺ それに共感して頂ける、保護者の方に協力して頂き、子どもにメッセージを伝えたり、ささやかなプレゼントを渡したりするのも良いかもしれません。


そして、子どもたちが将来、大人になった後、自分から保護者の方に恩返しをする日になったらいいのではないでしょうか☺

告知

〈「ここま」は、困っている子どもたちのための保育投稿サイトです。保育者の皆さんの成功体験を集め、子どもたちの成長を支援します。〉

https://www.komaranaisekaiforkids-kokoma.site/



まとめ

いかがだったでしょうか。


5月の保育では、季節や行事に合わせた学びや活動を通じて、子どもたちの興味や自己表現を育むことが大切です。新緑の美しい季節を活かし、自然の変化や生き物に関する観察や体験を通して、子どもたちが自然に親しむ機会を提供することが目指されます。


また、行事や記念日に関連した活動では、子どもたちが自分の家族や文化を理解し、それらに対する尊重や感謝の気持ちを育むことが重要です。


同時に、家庭や文化の多様性を尊重しつつ、子どもたちが成長に合わせた感謝の気持ちや恩返しの意識を育むことも重要です。


子どもたちが内発的に感謝の気持ちを表現し、将来的には他者への思いやりや恩返しの意識が持てるように育むのが保育士としての重要な役割ではないでしょうか。


※5月のゴールデンウィーク明けの保育は、子どもが休み中の生活から切り替えが難しい場合があり、そんな時はあまり無理なく元のリズムに戻せるように、いつもよりも予定や時間に余裕のある保育も大切です。



〈【子ども主体の保育への道】保育士として主体性を発揮するための10の講義オリエンテーション〉



ここまで、【5月の保育】"春の息吹を感じながら、成長と感謝の芽生えを育む"をお読みいただきまして、誠にありがとうございました☺

もしご意見ご感想などございましたら、コメントで頂けますと、とても嬉しいし、励みになります☺


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