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保護者さんが子どもを怒りすぎてしまったと感じた時

私が育った40年以上前の頃と比べると考えられないことなのですが笑、

今の保護者の方って、子どもを怒ったり叱ったりした時に、罪悪感を感じたりされるんですね。

それだけで、凄いことだなあって思ったりします☆

怒って子どもを動かすことが、よくないことと理解しながら日々、子どもと向き合って悪戦苦闘されています。

でも、怒っちゃう!

で、落ち込む。。

私はそれだけでも凄いね!ってお話することもあります、保護者さんによっては。

人間だもん!感情の波はありますよね!それを子どもにぶつけちゃうこともダメとわかっていてもしてしまいますよね!って。

繰り返し殴ってしまうというような、虐待でない限りね。

虐待かそうでないかは、様々な角度や保健師や他の職員の意見なども総合して対応する必要があります。

虐待の事例は横に置いておいて、、

保護者の方も人間ですので忙しすぎたり、体調が悪い時、あと不安を抱えている時などは、よけいに子どもへの圧が強くなりすぎたりするのはあり得ることです。

そういう時にも我慢して、自分で気持ちをコントロールして子どもに対応出来るのなら、問題はないのですが、そうはいかない方も多いと思います。

そんな時はそのまま正直に子どもに気持ちをぶつけてもいいのではないかと思います。それを出来るだけ冷静な気持ちの時に話すのがいいかもしれません。

今日は『体調が悪いからごめん!』とか『今日は忙しすぎるからごめんね!』って。モヤモヤした気持ちはあるのに、押し込めると保護者の方が押し込めた気持ちをどこかにぶつけないといけなくなります。それはそれで保護者さんが不健康になりますし、後々問題になることもあり得ます。パートナーにぶつけたり、隠れて発散しないといけなくなったり。。

でも、その代わりに調子よくて気持ちにも時間にも余裕のある時に、思い切り受けとめてあげて、甘えさせてあげたらいいのではないかなと思うんです。その時のコツは受け止めるなら、無条件に子どもを受け止める!ということです。
ちょっと難しい言い方をしますと、非審判的な関わり方ということになります。少しくらい子どもがおかしなことや間違っていることを言ったとしても『そうなんだ』『なるほどね!』って気持ちや考えを尊重し、そのまま受け止めてあげることです。そうすると、調子が悪くて受け止められず、怒ってしまったことがあったとしても『今』のありのまま姿のお子さんを認めることになり、今後も信頼関係は崩れにくいのではないかなと思ったりします。

帳尻合わせではないけれど、人には感情の波があって当然というお話でした笑

また、不安や心配事を抱えていて、子どもに辛く当たってしまう場合は、出来るだけ早く個別に懇談のような場面を設けた方がいいかもしれません。家族支援とか相談支援ということで、お話を詳しく伺った方がいいと思います。話を聞いてもらうことで、その抱えているモヤモヤが解消されることで、お子さんへの関わり方も自然に変わっていくこともあったりします。

あとは、怒る必要のない考え方に変えるという方法もあります。

例えば、子どもが何か出来なかったり、失敗したり、いうことを聞かなかったりした時に、まだ早かったんだね!次にはこうしたら上手くいくよ!とか次の時にはこうしてくれたらうれしい!などと言って『今』の子どもはそのまま受け止め、次に活かすように誘導するという方法です。
『今』出来ないとイライラするというのを捨てると、とても楽になります。いつかは出来る!とか子どもの成長発達を信じる、大人になってまで出来ないはずはない!、今すぐ絶対出来ないといけないことじゃないよね!という考え方です。

口うるさく言うのは、今すぐ出来てほしいことに整理して、いくつかに絞るという考え方でもいいかもしれません。

怒りたくなる時に、違う考え方をして怒る回数を減らしていくという意識が有効ではないでしょうか。

それでも怒ってしまう!こともあると思います笑 出来る限りの事をしていると、いつか子どもには伝わると信じる!それでいいんだと思います。

保護者さんだけではなく、イライラして怒ってしまう保育士にも参考になるかも?!

もしよかったら試してみてください笑



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