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にわかが過去作一気見して『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』を観てきたので感想

土曜も普段は働いている私が特に用もなく月曜に休みを取っていたので、気が付いたら3連休だった。

日曜日は天気が荒れそうだからたぶん家にこもっている。何か些細なことでも成し遂げたい、そうだ、今話題のエヴァンゲリオンを履修しよう!

そう思い立ちTVアニメ全26話を見たのが3/20(土)
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序・破・Qを見たのが3/21(日)
そして3/22(月)にはシン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇をIMAXにて観てきました。

インターネット歴は長いので昔から人気があるのは知っていたし、何人かのキャラの名前やいくつかの有名なセリフくらいは見聞きしたことがあったが、映像作品そのものには全く触れたことが無かった。そんなにわかがエヴァンゲリオンに触れてみた端的な感想です。(ネタバレが多分に含まれます)


TVアニメ版の感想

・シンジ、ゲンドウ、綾波レイ、あぁ聞いたことある名前だ。

・ネルフくらいは理解できるけどゼーレって何、あのじいちゃんたちの声何。この世界の神とは使徒とは何。

・シンジの拗らせもたいがいだけどアスカの拗らせもひどい。(ちょっとうるさい)

・「あなたは死なないわ、私が守るもの。」「私が死んでも替わりはいるもの。」あーー!めっちゃ聞いたことあるやつ!こういう状況のセリフだったのか!と納得。

・このシーンの長さ異常では??→レイが乗ってるエレベーターにアスカが乗り込んだ時の沈黙、ラブホっぽい場所での加持さんとミサトの声だけラブシーン

・最後??は?え?それで終わって良いの?なんじゃそれ。

今の世の中には「自己肯定感」という概念が根付いているので、シンジ君たちの葛藤は言語化もしやすいですが、このTVアニメが放映されていた時点では一般的な概念ではなかったので、私も当時に見ていたらきっと衝撃を受けただろうなぁ、と思います。

愛されないで育ったから、自分がこの世に無条件で存在していいという気持ちを持てない、心許ない人生をやっと歩いているシンジとアスカ。んで最後にシンジが別に親がどうであれ他人がどうであれ、自分はそこに居て良いんだと納得できてすっきりする、みたいなのはわかる、まぁ葛藤から抜け出ておめでとうというのもわからなくはない、けど使徒がどうちゃらとかエヴァがどうちゃらとかの話ほったらかしで終わりって一体。。。

続いて新劇場版3作を観ることにしました。

新劇場版3作の感想

・序:大体TVアニメ版のダイジェストのようだなぁ。
・破:父子のお食事会を画策する綾波レイ可愛い。ゲンドウもちゃんと出席の意向だったようで心がポカポカする。実現しなくて残念だった。
・Q:別世界に迷い込んだかのようなピリピリ重苦しい空気感。なんかみんな怒ってるけど誰も何も説明してくれない。そもそもの物語の始まりから一貫してそうだけど、シンジがとても世界の安寧にとって重要な存在らしいのに、本人の納得感をもってして自分の意志でエヴァに乗って欲しいと思ってるらしいのに、シンジに対する説明が無さ過ぎる。気の毒。
カヲルが槍を見て物思いに耽っている部分もどうあるべきだったのにどう違っててどういう意味を持つのか、一切伝えないまま抜けとか抜くなとかそこでまた間違ってしまってうーん気の毒。
FF15のイグニス失明後のパートをやってるときのような全編重苦しい気持ち。

私はQの続きを翌日見るにわかだから、うへぇ重くてややこしい話だった。次、次っ!で済んでいるけど、好きで昔から見ていてQを観て8年の空白というのはずっと心に残り続けるんだろうなぁ。愛好家たちが「25年間の決着をつけに行く」と言っている気持ちも少しは理解できたかもしれません。

シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇の感想

・エッフェル塔気の毒。

・女子たちますます勢いづいてかっこよくなっている。というかかっこよく戦う男が全然いない件。

・レイが赤ちゃんや猫に萌えていて可愛い。

・シンジ廃人パートは長いけどそりゃ当然だろう。

・同級生たち幸せそうでよかった。

・大災害の後の生き残った人々が身を寄せ合ってたくましく生きていく様子はシンゴジラの最後の方の避難所のシーンを思い出した。

・アスカが出陣の前にシンジに会いに行くところ、そういう感情にちゃんと決着をつけるって大事だよなー。

・アスカとマリが息ぴったりで戦ってて「あれ?プリキュア見に来たかな?」と一瞬思った。

・IMAXで見てたんだけど銃声が自分の耳のすぐそばで聞こえた気がして、映画の音だとすぐわからずに「うわっ!」と声が出るしビクっとして避けちゃうし、ぼっち鑑賞だったから照れた。

・ゲンドウが小さかった泣いてるシンジを抱きしめて「すまなかった」と言った場面が私が3日間エヴァンゲリオンを視聴した中でのハイライト。

・冬月はゲンドウと元々教授と生徒という関係だったのに命を賭して部下として仕えたっていうのはどういう理由なんだろう?ユイ君のため、なんだろうけどそこまでするほどだったの?

・ミサトさん、母親をしてあげられなかったのは心残りかもしれないけど、愛した男との遺伝子を残せたことはきっと本望だっただろうな。髪をほどいた後はネルフの頃の明るい感じが戻ってなんだか嬉しかった。

・マリはゲンドウ世代?14歳じゃなくても乗れるの?シンジはラストで大人っぽくなってたけどエヴァの呪いは解けたの?でもマリは老けないの?
向かいのホームの人たちとは無関係な世界線なの?

わからないことはわからないまま(けっこうたくさん)だけど、話としてはちゃんと落ちがついたな、という感想です。

(おまけ)プロフェッショナル 仕事の流儀

映画を観て帰ってきた後、続けて3/22夜に放送された、プロフェッショナル 仕事の流儀も見ました。

https://www.nhk.jp/p/professional/ts/8X88ZVMGV5/

安野モヨコさんの監督不行届とか大きなカブとかは読んだことがあったので、うわぁほんとにそのまんま!という印象。
最後にご本人がプロフェッショナルという題名が嫌いと言っていたけど、ほんとうにプロの仕事人の仕事というよりは好きで執念でドロドロになりながら命を削りながらなんとか成し遂げているような感じで見ごたえのある番組でした。
声優さんや試写でのスタッフの涙が印象的。いい夫婦だなぁ。
にわかだけど、エヴァの世界に触れられて良かった、いい連休を過ごしました。

#シン・エヴァンゲリオン劇場版

#ネタバレ

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