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料理コンクール対策

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マニアックな、「料理コンクール対策」についてのnote。 高校生から一般、プロまで主に西洋料理の目線で記していきます!(^^)! Let's start cooking.
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2019年4月の記事一覧

料理大会前日の夜に行うこと

いよいよブリーフィングも終わりホテルなどに帰る段階になりました。前回お話ししたようにキッチンレイアウトは、写真に収めてきてください。 まずはゆっくりとお風呂などに入り疲れをとって下さい。夕食をしっかりとり栄養もつけておきましょう。 ここからは最終戦略を立てます。キッチンのレイアウトに合わせてものの定位置を決めていきましょう。それは当日考えていたのではダメです。必ず前日の段階で紙に書いて自分なりに理解しましょう。 冷蔵庫の配置もこの段階で決めておきます。また調理用のバット

残り1週間のスケジュール

■はじめに料理コンクールを申し込んだ時、すでに残り一週間の計画も立てているはずです。 ラストの一週間は、体調を整えることに焦点を当てます。何事もそうですが、疲れ切った脳では、物事を正しく判断することはできません。コンクールのレシピ等を確認しながら、最後の準備をしていきます。 ■最終タイムアタックほぼ残り一週間前に最後のタイムアタックを行います。これはまさしく本番同様に雰囲気を作り上げ、きっちりと行なってください。できれば現場での総料理長や会社の社長、以前コンクールで入賞した

練習の行動計画・タイムスケジュール

■はじめに料理コンクールの参加を決意し、行動スケジュールを作成し、レシピと写真の提出が終了しました。ここからは結果発表を待つばかりではあまりにもったいないです。予選を通過する通過しないは別にして、早速練習とタイムスケジュールを作成していきましょう。この結果発表までの日数が勝利を左右すると言っても過言ではありません。 ■練習日を決める 職場の勤務シフトが発表されているはずです。あなたの休日を使ってそのすべてをコンクールに費やしてみましょう。職場の協力や家族の協力が必須になりま

料理コンクール③

http://www.bocusedorjapon.jp/entry/なかなか面白い課題です。

申し込みまでのタイムスケジュール

■はじめに料理コンクールを敬遠する人の言い訳を聞くと、うちの会社では無理、時間がない、やる意味がわからない、などという安易な返事が返ってきます。本当にそうでしょうか?一体どこで自分自身の実力を判断するのでしょうか?もう一度自分自身が調理の道を目指した志を思い出してみましょう。どうしたらいいかはすぐ判断がつくはずです。 ■情報はスピードが命現代の情報がたくさん流れている社会では、いち早く情報をキャッチする必要があります。何もかもたくさんの情報は必要ありません。自分の目指してい

料理コンクール②

https://www.redu35.jp/competition/ ヤングシェフは、チャレンジするべきだと思う!

料理コンクール①

http://www.apgf.jp/2019concours/2019tmsf.html フランス料理コンクールの申し込み用紙がインターネットにアップされています。 まずはダウンロードして熟読をお勧めします。

料理コンクール搬入時の注意点

■はじめにタイムスケジュールについてきっちりと記そうと思いましたが、その前に料理大会の搬入について先にお話しいたします。タイムスケジュールでもリンクしてくるのですが、およそ2時間の持ち込み時間についてしっかりと準備する必要があります。前回もお話しさせてもらいましたが、国際大会の場合はタイムオーバーで10ポイントのマイナスになります。この段階ですでに金メダルの可能性はゼロと言って間違いありません。 国内大会の場合でも、タイムオーバーをすると審査から除外されてしまいます。どうか

国際大会のルールブック

http://hofex.com/wp-content/uploads/HKICC-2019-Rules-and-Regulations-Booklet_Eng_website-version.pdf 5月に開催される国際大会のルールブックです。 こういったものを読み込んでルールを理解することも大事ですか、この異国の大会でどのように作品を作成し、搬入して展示するかを頭で想像してみて下さい。 必要なものが思いついたら必ずメモする習慣をつけましょう。 PDFの翻訳ソフトを

個人競技のメニュー作成注意点とは?

■はじめに一番よく相談を受けるメニューの作成について今回は記していきます。一皿二皿作る程度ならば特に問題はありませんが、国際大会のように一人で10皿程度の料理を作る場合は、戦略を持ってメニューを組み立てないといけません。これは特にコース料理だけではないので、しっかりと取り組んでほしいものです。 ■すべてのダブりを無くす例えばタパスについて考えてみましょう。個人競技の場合は4種類、ナショナルチームの場合は6種類作る必要がありますが、全てにおいて ダブり ということをなくしてく

展示テーブルでのプレゼンテーション

■はじめにアートプログラムやグルメチームチャレンジなど、展示するテーブルが指定されている料理大会が数多くあります。今回はこの展示テーブルについての戦略を考えてみましょう。当然ながら限られたスペースにプレートを置くだけでは全く評価されません。そのテーブルにはテーマがはっきりと見て取れるようなディスプレイが必要になります。 国際大会の大きな大会になれば、ペストリーのピエス が展示されます。 個人競技ならば、選手のテーマに応じたディスプレイがあっていいはずです。 ■展示スペース

レシピの分量は、何が正解なのか?

■はじめにレシピを作成する場合にとても悩むことをよく聞きます。4人前と書いてあるが、一体何皿のコースの料理のことを指しているのか、わかりません?ということの相談を受けます。残念ながら、そのようなことはルールブックには書いてありません。運営側にしかわからない少しブラックな感じもしますが、国際大会ではそのようなことがありません。おそらくこういった国際大会が今後国内では大会の指針になってくるはずですので、少し対策を立ててみます。 ■審査項目・バランス・盛り過ぎほとんどの場合、料理

②料理コンクール・持込み器具について考える

■はじめにあれば便利な調理器具ですが、ありすぎると逆に調理作業の邪魔をします。十分に戦略を立てて吟味した調理器具を、選択してください。今日は第2弾として、もう少し色々と話していきます。 ■型について何かを調理する時に型を使うと思います。この時使用する型は必ずレシピに書いた人数分に適用した型を用意してください。レシピに四人前と書いてあるのに、10人前以上の大きさでテリーヌなどを作る選手が多く見られます。これははっきり言ってルール違反です。必ずレシピに記入した材料で出来るよう、

料理コンクールの持込み器具について考えてみる①

■はじめによく料理コンクールを見ていると、あまりにも無駄な調理器具をたくさん持ち込んでパニック状態の中、作業を進めている選手をよく見かけます。色々と心配で持ってきてしまうと思うのですが、通常行っているキッチンとは違い収納スペースはほとんどありません。また物の定位置管理がされていないので、その場できっちりと定位置を決めてしまう必要があります。 非常にタイトな時間の中で、作品を仕上げていくために少しずつですが、持ち込み機材について記していきます。少しでも参考になればと思います。