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料理コンクール搬入時の注意点

■はじめに

タイムスケジュールについてきっちりと記そうと思いましたが、その前に料理大会の搬入について先にお話しいたします。タイムスケジュールでもリンクしてくるのですが、およそ2時間の持ち込み時間についてしっかりと準備する必要があります。前回もお話しさせてもらいましたが、国際大会の場合はタイムオーバーで10ポイントのマイナスになります。この段階ですでに金メダルの可能性はゼロと言って間違いありません。

国内大会の場合でも、タイムオーバーをすると審査から除外されてしまいます。どうか最後の残り2時間をしっかりと計画してください。

■事前下見の大切さ

国内大会の大きな決勝大会や国際大会では、非常に大きな会場が用意されます。実際にはお客様と同じ入り口から入ることはほぼなく、いわゆる搬入口や裏口からの搬入になります。よくルールブックを確認してください。会場の大きさによっては、ゲートの数も複数あります。何番のゲートから入ってどのようなルートを通って会場に行くか絶対に事前の準備が必要です。

大会によっては当日受付がある場合もあります。参加選手証明のタグや必要な書類を絶対に忘れないように用意をしておいてください。

一度下見をしておけばどのくらい搬入口から展示会場まで時間がかかるか容易にわかります。当日も迷うことなく展示会場に行くことができるでしょう。またここで重要なことは、お手洗い等の場所を確認しておいてください。特に緊張する2時間です。いかなる場合にも対応できるように事前にチェックをすることをお勧めします。

■作業台はありません

ほとんどの場合、アートプログラムの大会では作業台はほぼ用意されていません。搬入する機材をよくチョイスして、盛り付け寸前に最終調整ができる準備をしてください。一番いいのは、あなた自身の展示場所に着いたら、展示するテーブルを作成してください。ソックルを置いて、メニュープレートを展示して、テーマに沿った必要なディスプレイを施してください。その次に照明をセッティングします。ソックルの上にしっかりと当たるように微調整をします。

ここまで準備すると、たくさん搬入した荷物の中の食材以外のものがすべてなくなります。ここまで荷物の整理整頓をしてから料理を取り出し最終仕上げをしてください。おそらく搬入に使ったボックスなどを盛り付け台に使うことができるはずです。

■最終確認

盛り付けが終了したらその都度最終チェックを施してください。 LED のライト を盛り付けたプレートに当ててみると、プレートの汚れがはっきりとわかります。綺麗に拭き取ってください。リムの中のプレートについた汚れは、綿棒などを使って徹底的に取り除きます。パウダー的なものが溢れてしまった場合は、乾いた絵筆のようなもので取り除いてください。ゼリーのたれや汚れはないか、香草や香辛料は的確にあるか、ソースの艶はいいか?、必ずあなた自身と、サポートに来てくれているメンタやアシスタントと共に確認をしてください。

■タイムアップ寸前までに注意すること

この最終的な2時間もトレーニングをしているはずですので絶対に間に合います。すぐにでも撤去できるように台車や様々なトレイに必要なものを整理整頓しておいてください。照明をつけて最後の微調整を行ってください。もしタイムアップまで時間がある場合は、料理プレートには蓋をしておいてください。少しでも乾きを防ぎましょう。

また特に注意してほしいことは、ギリギリまであなたの展示テーブルから離れないでください。世の中にはいろんな人がいます。少し悪さをする選手も少なからずいるのは事実です。料理をつついてみたり、プレートに指紋をつけたり、調理器具を盗難したり、ということが起きていることが現実です。

タイムアップの合図があるまで、あなた自身は絶対にその場を離れないでください。合図があってからゆっくりと周りを見渡して、安全になってから退出するようにしてください。

■ まとめ

いかがでしたか? ルールにもありますが、料理の盛り付けは競技者本人しか出来ません。作業台への料理の盛り付けもあなた自身で絶対にしてください。アシスタントやメンターに料理のプレートを触らせると万が一の場合に、責任が取れません。もしアシスタントがその料理をひっくり返してしまったら・・・・想像してみてください。全員が不幸になってしまいますよね。あなたの参加する料理大会です。最後まで自分自身の責任においてセットアップを終了してくださいね。


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